お見合いより気軽で、合コンよりも真剣な出会いの場。それが婚活パーティー!
婚活パーティーの必勝法は存在する?
お見合いよりも気軽で、合コンよりも真剣な出会いの場。ちょうどそんな位置にあるのが、婚活パーティー(お見合いパーティー)です。婚活パーティーには、さまざまなタイプの人が参加しているのが特徴です。
- 「真剣に結婚相手を探そう」と勝負をかけて参加する人
- 「今すぐ結婚!とは思わないけれど、素敵な出会いがあれば、結婚を前提におつき合いしてみたい」という人
- 「婚活初心者だから、とりあえず婚活パーティーがどんなものか知っておきたい」
という人まで、参加者の温度差はそれぞれ違います。
「どうせパーティーに参加するなら、少しでもモテたい!」
「多くの人の印象に残りたい!」
「素敵な人と出会ってカップルになりたい!」
参加者のさまざまな思いが渦巻き、ぶつかり、熱き死闘(ちょっと大げさ?)を繰り広げる、婚活パーティーという戦場。
これまで、婚活パーティーに通算19回参加した経験をもつ、33歳の有美さん(女性/仮名)が実践で培った方法や、結婚相談所の取材をもとに、婚活中の男子・女子ともに役立つ、パーティーで絶対にモテる必勝法を紹介します。
婚活パーティーの出会いが幸せな未来へ、目からウロコのコミュニケーション
ステップ1:勝負の行方は、パーティー開始前から始まっている!
婚活パーティーの流れに沿って、自分を相手に印象づけるための仕掛けや工夫をマスターしましょう。
【受付開始】
受付で名前を伝え、免許証や保険証などで本人確認を済ませたら、ナンバープレートをもらいます。パーティー開始時間ギリギリでなく、余裕を持って早めに到着するのが、心理的に絶対有利。参加者の観察をしたり、プロフィールカードに記入したり、ヘアメイクをチェックするなど、パーティー開始までの時間を有効に使いましょう。
【プロフィールカードに記入】
パーティーによって形式や項目は異なりますが、学歴、勤務先、年収、資産、身長、資格、マイカー車種、婚歴といったスペック的な要素から、特技、趣味、休日の過ごし方、好きな映画、初デートで行きたいところ、子どものころに好きだった遊びなど、キャラクターがダイレクトに伝わる項目も多くあり、かなりのボリューム。
すべてをきちんと埋めなければいけないわけではありませんが、なるべく空欄のないようにしておくと、婚活への真剣度が伝わります。
また、「音楽鑑賞」「旅行」といった優等生的な答えは、なかなか相手の印象に残りません。もうひと工夫して「最近、なぜか郷ひろみのよさに気がついた」とか「温泉巡り。一番のお気に入りは有馬温泉です」など、相手がツッコミを入れたくなるネタ的要素を入れておくと、覚えてもらいやすく、話題も盛り上がります。
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ステップ2:パーティー前半のカギはブレイクタイム、思わぬ出会いのチャンス
さあ、パーティーが始まりました。
まず、絶対に忘れてはならないのが、笑顔でいること! 笑顔は、多くの人の心を包み、気持ちを和らげ、親しみや安心を感じる効果があります。あなたが明るく笑顔で話しかけるだけで、だれもが好感を持つでしょう。
【1対1のトークタイム】
よく見られるのが「回転寿司形式」とよばれる、1対1のトークタイム。10~30人の男女が椅子に座り、約10分間隔で男性が隣の席に移動して、全員と話ができるシステムです。その際、先ほどのプロフィールカードを交換し、それを見ながら会話をふくらませていきます。
本当にあっという間に終わってしまうので、「いいな」と思った人のナンバーを、さっとメモなどに控えましょう。「5、温泉巡り」「8、出身が同じ」のように、キーワードを添えておけば、「ああ、あの人だ」とすぐに会話の記憶がよみがえります。
【ブレイクタイム】
パーティーの途中に、休憩時間として、お手洗いに行ったり、飲み物をいただけるブレイクタイムが入ることがあります。じつはこの時間、かなりのチャンスです! ぼーっと休憩していたらもったいありません。
「いいな」と思っていた人のところに行き、「飲み物、取りに行きませんか?」「ちょっとお話してもいいですか?」と、積極的にアプローチしてみましょう! もちろん、明るい笑顔は忘れずに。第一印象のあなたのイメージがさらにアップすること間違いなし!
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ステップ3:パーティー後半戦突入!コミュニケーションのコツは「ほめる」こと!
いよいよ婚活パーティーも大詰め、後半戦を迎えました。ここでは、あなたのコミュニケーション能力を最大限に発揮!
男子も女子も、地味に控えめに話しかけられるのを待つ……なんて意味がありません。積極的に自分から声をかけましょう!
【フリータイム】
前半のトークタイムで、もっと話をしてみたいと感じた人、またはあまり話せなかった人と会話ができる時間です。とにかくこの時間が勝負の分かれ目! さあ、どんどんコミュニケーションを取りに行きましょう。
まず会話の糸口となるのは、プロフィールカードをもとに出てきた、相手との共通点。「私も名古屋出身なんです!」「ぼくも学生時代は旅行サークルだったんです」なんて、共通の話題は相手を和ませ、自然と話に花が咲きます。
もう一つのカギは、相手を「ほめる」こと。筆者が大阪にある結婚相談所「ヴィーノ」の香川浩樹社長から伝授していただいた、とっておきの「ほめかた三原則」を紹介しましょう。(『ハローキティーの幸運をよぶ恋と婚活ブック/東邦出版』より抜粋)
■ほめかた三原則
- すぐほめる
- 具体的にほめる
- 感情をこめてほめる
たとえば、女性がある男性との会話にこまったとき。すぐに何かをほめてみましょう。彼の着ているジャケットに注目し、「素敵なジャケットですね」と笑顔でほめます。これなら、すぐにできそうですよね。そこに具体性を加えて「爽やかなブルーのジャケット、似合ってますね」とほめると、さらに素敵!
こんなふうにほめられた男性は、とてもいい気分になり、ほめてくれた相手に好感を抱くでしょう。さらに上級テクでは、ここに感情をプラスします。
「私、そういう着こなしって好きです」と。
どうですか? こんなことを言われたら誰だってハートがときめきますよね。
ただ何となくほめるのでなく、具体性や感情をこめてほめると、人の心は動きます。コミュニケーションに困ったら、とにかくほめてみる。きっと相手の心に好印象を残せるはずです。
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まとめ:パーティーの出会いが結婚のきっかけに!開始前、前半、後半の3ステップ!
今日から使える、婚活コミュニケーションテクニック
- ステップ1・・・勝負の行方はパーティー開始前から始まっている。とくにプロフィールカードの記入は重要。相手がツッコミやすいように、キャラクターを紹介する項目は、ちょっとハズして書くのがおすすめ。
- ステップ2・・・パーティー前半は、1対1のトークタイムで「いいな」と思う人がいたらきちんとメモ。その後のブレイクタイムで積極的に話しかけよう! 明るい笑顔は忘れずに!
- ステップ3・・・パーティー後半は、コミュニケーション能力を最大限に発揮する場。会話のコツは、共通点を見つけて急接近することと、感情をこめて「ほめる」こと。
ちなみに、婚活パーティーに通算19回参加したという有美さんは、もともと控えめでシャイな性格でした。パーティーに参加しても、あまり話題が弾まないと悩んでいましたが、この3ステップを17回目あたりから実践するよう心がけたところ、男性陣からのアプローチが急増! ついに19回目のパーティーで、現在の彼氏と出会うことができました。
素敵な出会いがありますように!