婚活は、回転ずしと同じ?
こんなに妥協してまで結婚をしなければいけないの?
こんな悩みをQ&Aサイトなどで良く見かけますが、同じように悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
婚活は「一皿しか取れない回転ずし」と揶揄されることがあります。
つまり、どのようなネタが来るのかはわからず、おいしくなかったとしても別のものを選ぶことができない。しかも時間が経つにつれて良いものはどんどん周りにとられてしまい、コンベアの上のネタは古くなっていく…。さらに良いネタがあっても、高すぎる(つまり自分に不釣合い)のであれば手に取ることすら許されない…。
このような婚活市場の中で、どのような「ネタ」で妥協することが良いのか、今回は5つのポイントを解説していきます。
婚活で妥協するべきか、見極めるポイント5つ
1、絶対に譲れないポイントを3つ上げてみる
婚活の場では絶対に譲れないポイント(条件)があると思います。これは寿司でたとえるのであれば「赤身の魚を取りたい」「ネタが新鮮であれば何でもいい」などです。
女性の場合
「年収が〇〇〇万円の男性」「結婚後も仕事を認めてくれるか否か」など
男性の場合
「家族の介護をしてくれる」「年齢は〇〇歳以下」など
カウンセリングなどでもまずは「目標設定」を行うことが第一歩です。そこで、婚活を行うに際しては、まず自分の「指針」を決めるために、絶対に譲れないポイントを3つほど挙げてみるようにしてみてください。
関連記事
2、その条件が正しいか情報収集する
さて、ポイントを絞ったとしても、そのポイントが妥当でなければ意味がありません。
婚活を寿司でたとえれば、「カレー巻きじゃなきゃ嫌」などの珍妙なネタを取ろうとしたり、あるいは財布に100円しか入ってないのに「大トロじゃなきゃ嫌」と言ってしまっては意味がありません(まあ、実際には大トロを100円で食べられる店もあるかもしれませんが…)。
例えば、女性にとって必ずといってよいほど条件に入ってくる年収。30代前半の男性の平均収入は450万弱、全年齢にしても年収は500万円程度が平均収入という事実は、ネットで調べればすぐに分かります。
それにも拘わらず、「私はまだ30だから…相手の年収は700万円以上がいいなあ」と言うのは気を付けた方がいいでしょう。年収700万円となれば、現在の日本ではかなりの高収入になります。
このような情報を集め、自分の選んだポイントが妥当か判断するようにしてみてください。
関連記事
3、相手を見定めるときは「デメリット」に目を向ける
既に婚活していて、ある特定の相手とデートしている状況であれば、その方のデメリットに目を向けることも必要です。欠点のない完璧な人はいませんので、そのデメリットが許容範囲であれば、結婚生活には大きな支障はないでしょう。
最近は「ほけんの窓口」などの店舗も増えて保険商品が人気なことからもわかるように、人間は「メリットがあること」よりも「デメリットをなくせること」に価値を見出すものです。婚活においては、妥協できるデメリットなのかが重要なのです。
相手の方に妥協できないデメリットがないか考えてみてください。お寿司で例えるなら、どんなに「おいしい」ネタであったとしても、そのネタの安全性に問題があれば誰も手に取らないのと同様です。
婚活の場合、相手の「良いところ」ばかり目が行ってしまいますが、実際には相手の「良くないところ」を見て、それが我慢できる程度であれば、妥協することが重要になります。
4、「自分より~」という比較は避ける
フェスティンガーの「社会比較理論」によると、人間はどうしても周りと比較することによって自分の立場を決めることが多いものです。そのため、自分と比較して相手が劣っている場合「なんで自分がこんな人と…」と思ってしまうものです。お寿司でたとえれば、自分が「グルメ」だと思っていれば、回転ずし屋の料理はすべて「まずいもの」と判断してしまうものでしょう。
婚活において特にそれが大きく出るのは「年齢」と「年収」でしょう。以下のような言葉をよく耳にします。
「自分よりも年収低い男性はいや」
「自分より4つ以上の年上はいや」
特に優秀(と自分で思い込んでいる)人ほど、このような比較をすることで婚期を逃してしまうものです。
そこで、自分や家族と比較したりすることを避け、その相手を全人的に理解して、自分に相応しい相手なのか考えるようにしてください。
5、自己分析をして、相手をフォローできるか考える!
Couple tenderness / pedrosimoes7
婚活では、どうしても男女ともに「選ぶ側」で考えてしまい、相手を見定めることばかりを考えてしまいがちです。
しかし、相手のことだけを見定めれば良いのでしょうか?
例えば、寿司であれば、自分のお腹が丈夫であったとしたら、多少ネタの鮮度が古くても食あたりせずに美味しく味わうことはできるでしょう。逆にお腹が弱いのであれば、多少好みでなくとも鮮度を第一にしてネタを選ぶことになると思います。つまり、自分の体調を考慮して、お寿司を選んでいます。
婚活に限らずこの世に完璧な人間はいませんし、どこかしら欠点があるものです。そこで相手の持つデメリット(例えばうっかりものだったり、家事が出来なかったりなど)をどの程度自分の力でサポートできるのかを考えることが、婚活で妥協するための大きな足掛かりになります。
まとめ
婚活の相手だけでなく、自分にも目を向けること!
今回は回転寿司にたとえて婚活を説明しました。
回転寿司の場合には、ほとんどの人は自分の体調やお財布の状況、お腹の空き具合などから考えて「今の自分にとって一番適切なネタ」を選ぶことができます。
しかし、なぜか婚活になると、このような「自分の状況」を考えずに相手の方にばかり目が行ってしまうことが往々にしてあります。
婚活で妥協するために重要なのは「自分がどのような人間であり、どのようなことなら我慢できるのか」です。相手の特徴を比較してばかりではなく、自分の内面に目を向けると上手くいくことでしょう。