結婚したら、幸せになれる? なれない?
時間とお金をかけて婚活してきた私。絶対に幸せになってやる!
「こんなに時間とお金をかけて婚活に励んでいるんだから、絶対に絶対に幸せになりたい!」
先日、婚活バーの取材時にお会いした女性、由香さん(29歳、仮名)のひと言です。
そう、これはまさに婚活中のみなさんの本音がすべて詰まっているお言葉。「絶対に絶対に」と2回重ねているところなんて、背水の陣で臨んでいるという決死の覚悟が伝わってきます。
男性も女性も、異性に好感度の高いファッションや髪型、振る舞い、会話術を研究したり、鏡の前で笑顔の練習をしたり、週末には出会いを求めてパーティーやイベントに参加したり。婚活の努力は、何のために続けているのでしょう?
もちろん、結婚して幸せになるためです! 結婚して不幸せになってしまったら、意味がありません。だからこそ「どんな人と結婚したら幸せになれるのか?」をしっかり見極めることが大切です。
40代の4人に1人が「離婚」を意識
世の中の人たちは、結婚して幸せになっているのでしょうか?
明治安田生活福祉研究所が、2013年2月、全国の20~49歳の男女(有効回答数:3616名)に結婚や出産について調査した結果、既婚者への「結婚してよかったと思うか」の質問に、男女ともに8割以上が「そう思う」「まあそう思う」と回答しました。
“8割以上”と聞くと一見「なかなかよい数字! みんな結婚して幸せなんだ」と感じますが、「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「そう思わない」とネガティブな回答をした人が、2割もいるということに注目を。
10人の既婚者のうち、2人は「幸せじゃない」と思っているのです。もしも自分が……と考えると、ゾッとしますね。
実際に「離婚を考えたことがあるか」(既婚者対象)という質問には、「いま考えている」「ときどき考える」と回答した人の割合は、40代では4人に1人、30代も夫の5人に1人、妻は4人に1人。
幸せを求めて結婚したはずなのに、なぜこうなってしまうのでしょう?
「離婚を考える理由」(複数回答)では、男女ともに「性格・価値観の不一致」がダントツ。次いで「配偶者の金銭の浪費」「配偶者の親・家族との関係」「家事・育児に協力的でない」「生活時間のすれ違い」「子どもの教育方針」などの回答がありました。
絶対に後悔しない結婚相手の見極め方は、この3つ!
幸せな結婚のポイント1:尊敬できるかどうか
年齢、年収、学歴、職業、容姿など、自分の望む条件に、どんなにぴったり合っていても、「結婚しても幸せになれなかった」と気がつき、離婚するカップルはたくさんいます。長年に渡って幸せに暮らせる相手を選ぶには、データやスペックだけでは計れない、人としての本質を見極める必要があります。
男性も女性も、自分を幸せにしてくれる相手を選ぶために、3つのポイントを頭に入れておきましょう。
相手を尊敬できるかどうか
これは、長い年月をともに過ごす相手として、とても重要なポイントです。最初はラブラブなカップルでも、人間的に心から尊敬していなければ、愛情や絆を継続していくことはできません。もちろん、「どんなところに尊敬の気持ちを感じるか」は、人それぞれ違います。
自分にはない能力を持っている人、どんな困難にも立ち向かい、新たな道を切り拓く力のある人、いつも明るい笑顔を絶やさない人、誠実でウソのない人……。
「この人と結婚してもいいな」という人が現れたら、まず「尊敬を感じるところ」について考えてみてください。
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幸せな結婚のポイント2:自分らしくいられるかどうか
結婚するということは、これから何十年も一緒に生活をするということ。同じ空間にいて、無理に気を遣うことなく、自分らしく過ごせるかどうかは、とても大事なポイントです。
結婚とは、人生のゴールでなく、自分の思い描いた幸せな人生を歩むための通過地点。だからこそ、パートナーには、自分らしく生きられる相手を選ぶことが重要なのです。
彼(彼女)がそばにいると、ホッとする
一緒にいるとラク
なんともいえない居心地のよさ、自分自身がいつも自然体でいられること。それが結婚の決め手になったという人もたくさんいます。
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幸せな結婚のポイント3:価値観が似ているかどうか
Thinking… / Klearchos Kapoutsis
価値観といっても、さまざまな視点があります。
金銭感覚
たとえば、金銭面。結婚して、夫婦でどのようにお金を使ったり、貯金したりするのか、さまざまな場面で話し合いをするでしょう。そのときに、金銭感覚が違いすぎると、どうしても衝突の原因になります。交際中、デートをしているときなど、相手の金銭感覚に「?」と違和感を覚えたら、注意が必要。小さなほころびが後々大きな穴を開けてしまう可能性もあるのです。
家庭環境
また、家庭環境が似ていることも大切なポイント。価値観のベースは、育ってきた家庭環境にあるといっても過言ではありません。とくに、30代や40代で実家暮らしの人は、自分の実家の生活環境や過ごし方、食事などが当たり前になり、しっかりと浸透しています。
しかし、夫婦はもともと他人同士。育ってきた環境は、それぞれ異なります。だから、できるだけ似ている環境で育ち、価値観が共有できなければ、なかなかお互いに理解できません。相手のやり方にガマンして過ごしていると、やがてストレスになり、亀裂が入ってしまう可能性もあります。
結婚前には、相手の金銭感覚や家庭環境などの価値観が似ているかどうか、お互いに理解しあえるかどうかをしっかり確かめておきましょう。
まとめ:スペックやデータでは見抜けない!幸せになれる結婚相手の見つけ方
何十年後も「この人と結婚してよかった」と思えるように
いま「結婚しようかな」と思う相手がいる人も、現在婚活真っ最中の人も、ぜひ知っておいてほしい、3つのポイント。年収や学歴、容姿などの条件だけでは見抜けない、結婚して幸せになれる相手かどうか、見極める方法を伝授します。
- 尊敬できる相手かどうか:長い年月をともに過ごす相手として、とても重要なポイント。人間的に心から尊敬していなければ、愛情や絆を継続していくことはできない。「いいな」と思う人がいたら、その人のどんな部分をどれくらい尊敬できるのか考えてみよう。
- 自分らしくいられるかどうか:相手と同じ空間にいて、無理に気を遣うことなく、自分らしく過ごせるかどうかは、とても大事なポイント。相手といると自然体でいられたり、居心地のよさが決め手となり、結婚する人も多い。
- 価値観が似ているかどうか:夫婦はもともと他人同士。育ってきた環境は、それぞれ異なる。できるだけ似た環境で育ち、金銭感覚や家庭環境などの価値観が共有できなければ、お互いに理解しあうことは難しい。
素敵な出会いがありますように!