マッチングアプリのロマンス詐欺を防ぐ方法を紹介します。
怪しい外国人の特徴や見分けも確認しましょう。
詐欺師は様々な理由で金銭を要求することがあります。
急な事故や健康問題、ビジネスのトラブルなどが一般的な言い訳ですね。
いかなる状況でも、オンラインで知り合った人に金銭を送ることは避けるべきです。
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マッチングアプリのロマンス詐欺とは
マッチングアプリの国際ロマンス詐欺とは、インターネットで知り合った異性に恋をさせて、お金をだまし取る結婚詐欺の一種です。
被害報告は40年も前からあるといわれていますが、インターネット普及とコロナの影響で被害者がより増えているようです。
国際ロマンス詐欺の場合、相手が外国人なのです。
女性ならロシア人、男性なら欧米人のことが多く、相手の写真はモデルような端正なルックスであることがほとんど。
写真に関しては本人ではなくどこかのモデルの写真を使っていることも特徴です。
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1人当たりの被害額は増加傾向
ロマンス詐欺でよく使われるのは経営者や投資家など、リッチな職業の場合もあります。
男性であれば軍人のケースも多いようです。
さらに、相手とも1回も会わず騙されてしまうことも多いようです。
被害者は30~70代と幅広い傾向にあります。
複数人がチームで犯罪に加担していて日本人も関係しているようですが、主犯格は外国人(ガーナ人やトルコ人が逮捕されているようです)が多いと推測されています。
昔と比べて、手口も巧妙化し1人当たりの被害額も年々大きくなっているそうで、老後資金すべてだまし取られるようなケースもあるそうです。
外国人から中高年が騙されてしまう仕組み
マッチングアプリやSNSでターゲットを見つけて片っ端からフォローします。
マメなメッセージのやりとりで、相手の気持ちを鷲掴みにする手口です。
国際ロマンス詐欺の場合「美しい」「愛している」「大好き」「理想的だ」とストレートに感情表現することが特長ですね。
相手が日本人男性であれば「チャラい」と警戒してしまうかもしれないのに、外国人故に恋をしてしまうようです。
お金の建て替え・投資を依頼される
マッチングアプリのロマンス詐欺は、以下のようにお金に関することを依頼されます。
- 持っているクレジットカードが日本で使えないので一時的に費用を立て替えて欲しい
- 軍の規定で現金持ち歩きの限度額がある
- 旅費や仕事の仕入れ資金
- 新居の物件費用など
最近は投資をすすめられ、相手から誘導された投資サイトに課金したという手口の報告もあります。
そのサイトも詐欺グループが作成したものでした。
現金ではなく仮想通貨、電子マネーで送金させるケースもあるそうです。
空港で不法入国の疑いで拘束されたとか言って直接会うことをうまくかわすのも特徴です。
ただ、絶対に被害者と加害者が会っていないわけではなく、実際に会っているケースもあるようです。
相手が外国人故に、そういうものかなと思ってしまうようです。
コロナの影響でマッチングアプリを始める人が増えた
コロナの影響で、外出する機会が減りました。マッチングアプリを使って出会いを探す人も2020年は倍増したいのです。
こうしたマッチングアプリ初心者の中高年が被害に会っているようです。被害者に多いのが40~60代だそう。
相手は信用させるために、自分のパスポートなど身分証の写真をメッセージで送ることもあるようです。
ただし、それもどこかで不正入手したパスポートの写真か、画像加工したもので本物ではありません。
必ず相手の恋愛感情を利用するだけとは限らないようです。
マッチングアプリの中には婚活というより友達作りに近いタイプのアプリもあります。
そこで出会った自称「某紛争地域で医療活動しているカナダ人医師」と知り合い、悲惨な写真を送り同情心をあおり「国に帰りたい」と漏らして渡航費をだまし取った事例もあったそうです。
「こんな戦況で銀行でお金が引き下ろせなくなった」といったそうです。
外国人から「いいね」が来てもマッチングしないほうがいいでしょう。
マッチングアプリで行われるロマンス詐欺の特徴
マッチングアプリの普及と共に増加しているロマンス詐欺は、知識がなければ被害に遭う可能性があります。
- 名前がアルファベットやひらがなだけ
- マッチング後は24時間連絡が取れるようになる
- LINEへ誘導される
- マッチングした後にアカウントがすぐ消える
- 日本語が不自然
- プロフィールなどは定型文を利用
そのため、不審な兆候を見分けるスキルを身につけることが重要です。
詐欺師は様々な手法を駆使しますが、いくつかの共通点を把握することで早期に見破りましょう。
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名前がアルファベットやひらがなだけ
詐欺師はしばしば、実在感を持たせるためにマッチングアプリでアルファベットやひらがなのみの簡単な名前を使用します。
これは個人情報を隠しつつ多くの人にアプローチしやすくするためです。
もしプロフィール名がこれらの条件に当てはまる場合は、さらなる確認が必要です。
マッチング後は24時間連絡が取れるようになる
通常、健全な交流はお互いの生活リズムを尊重し、一日中連絡を取り合うことは少ないです。
しかし、ロマンス詐欺師は異常なまでに常に連絡を取ることができ、時間帯を問わず返信が来る傾向にあります。
これは、相手の警戒心を解き、依存させる戦術の一つです。
LINEへ誘導される
詐欺師はマッチングアプリの外でやり取りをしたがる傾向にあります。
これにより、アプリのセキュリティシステムを回避し、より自由に詐欺行為を行うことが可能になるためです。
特にLINEなどの日常的なコミュニケーションツールへの誘導は、警戒が必要なサインといえます。
マッチングした後にアカウントがすぐ消える
マッチング直後にアカウントが消去されるケースは、悪質な意図を持つユーザーの可能性が高いです。
プロフィールが魅力的でも、相手を疑いましょう。
これは記録の保管を避け、犯罪行為を隠蔽するための手口です。
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日本語が不自然
ロマンス詐欺師は、翻訳ツールに頼ることが多いため、メッセージに不自然な日本語が含まれることがあります。
「お会いできて嬉しいです」など、実際にはまだ会っていないにも関わらず親しげな挨拶をすることもその一例です。
このような矛盾点に気づくことで、詐欺の兆候を見抜くことができます。
プロフィールなどは定型文を利用
詐欺師のプロフィールはしばしば、定型文や汎用的な文章が用いられます。
具体性に欠け、誰にでも当てはまりそうな表現を用いることが一つの手がかりとなります。
他の多くのプロフィールとの類似点を見つけ出すことで、疑わしいアカウントを見極めることができます。
マッチングアプリは怪しい人とは関わらない
マッチングアプリは国際ロマンス詐欺だけではなく、日本人でも年収を盛って登録したり、職業を偽って登録するような人がいます。
だから、外国人だけを避ければ安心というわけではないのです。
見抜く自信がないのならば、マッチングアプリは使うべきではありません。
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