仮交際は婚活の旅路において、将来のパートナーとしての適合性を見極める重要な段階です。
では、どのようにしてその見極めを行い、真剣交際へと進むべきタイミングを判断すればよいのでしょうか?
多くの方が抱えるであろうこの懸念に対して、具体的な基準と手順を紹介します。
交際を続けるべきか、終了させるべきかの難しい決断に必要な情報を、具体的かつ明確に解説いたします。
また、真剣交際への移行にあたり重要なポイントを見失わないようにするため、必要な観察眼と知識を提供します。
誰もが避けたい「結婚に失敗した」という事態を防ぎ、貴重な時間と資金を無駄にしないためにも、この記事が仮交際の見極めという婚活の岐路に立たされたあなたの羅針盤となるでしょう。
仮交際中に交際をストップする見極め
まずは、仮交際中に今後の交際をストップする見極めです。
相性の不一致を感じたとき
仮交際中に相手との相性が合わないと感じることもあります。デートプランはいつも自分が提案し、LINEの返信も遅い、時には返ってこない。
これらの状況は、「相手は本当に自分との将来を考えてくれているのか?」という不安を抱かせ、相性が合わないとの感覚を強めるでしょう。
受け身の相手に困惑したとき
常に自分から行動していて、相手からの積極的な反応がない場合、その不満はやがて問題になることでしょう。
愛情表現が一方通行なら、「この人とは続けていけるのだろうか?」と思うのは当然です。相手の受け身な態度が続くなら、仮交際の継続について不安を感じることになります。
長所を見つけられないとき
お見合いを経て仮交際が始まっても、相手の長所を見つけるのは一筋縄ではいきません。
最初はお互い緊張して本音を隠しがちですが、時間をかけても長所が見えなければ、仮交際の終了を検討するべき時期かもしれません。
長所が見つからずに感じる疲れは、重要なシグナルになり得ます。
期待とのギャップに直面したとき
交際が進むにつれて、相手が「思っていたような人ではない」と感じることがあるかもしれません。
理想化しすぎていた場合、現実とのギャップに直面すると、仮交際を続けるべきかどうかを考え直すタイミングです。
仮交際中に交際を継続する見極め
続いては、仮交際中に交際を継続する見極めです。
コミュニケーションの機会が足りないと感じる
交際においては、コミュニケーションが不可欠です。
もし話す機会が少ないと感じているなら、積極的に連絡を取り合ったり、デートを重ねたりすることで、関係を深めるチャンスを増やしましょう。
短い時間であっても、頻繁に会うことで、互いの存在の大切さが自然と心に響くものです。
誠実さを判断できないとき
多忙を極める相手とのデートがなかなか実現しない場合でも、相手の誠実さは関係の継続において大きなポイントです。
仕事で忙しい時期があっても、その後のフォローがしっかりしているかどうかで、相手の真剣度を判断しましょう。
忙しさが一段落した時にまた会えることを楽しみに、耐え時と応援する心が求められます。
お互いの慣れと理解を深めたいと感じるとき
異性慣れしていないことから来る物足りなさを感じることもあります。
お互いに理想の異性像に囚われがちな時、相手の良さを見落としてしまうことがあります。
時間をかけて相手を知り、自分の本当の望みを理解することが、関係を育てる上で重要になるでしょう。
共通する価値観を見つかったとき
相手との感覚や価値観の一致は、関係を継続する上での重要な要素です。
仮交際中、共通点を感じたら、それを大切にし、より深い理解を求めるために交際を続ける価値があります。
似た価値観を持つ相手とはそうそう出会えないため、そのチャンスを生かすべきです。
結婚相談所で出会った彼と交際中。でも、結婚の決め手がわからない。
そもそも、みんなはどのくらいの交際期間で結婚するの?
顔や考え方がちがうように、交際や結婚も人それぞれ、ケースバイケース。わかっているけど、やっぱり気になります、みんなの交際事情。
では、ここでクイズ。
世の中の既婚者たちは、どれくらいの交際期間を経て、結婚へたどりついているのでしょう。ズバリ、交際期間の平均年数は?
1年? 2年? それとも3年?
いえいえ、そんなものじゃありません。
国立社会保障・人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査(2010年度)」によると、出会いから結婚までの平均交際期間は、なんと4.3年!
なんですって?交際4.3年?そんなに長いの~?!と思わず叫んだ方、まあ落ち着いて。
あくまでもこの調査は、恋愛結婚、結婚相談所、お見合い、婚活パーティーなどなど、すべてひっくるめた結果ですからね。
結婚相談所や婚活パーティーなど、結婚を目的とした活動をしている男女に限れば、交際期間の平均値は1~2年ぐらいになるようです。
なぜ結婚相談所は、交際期間の設定が短いの?
多くの結婚相談所では、お見合い後の交際について、3ヶ月や6ヶ月など、一定の期間を定めています。
「え? 3ヶ月だけ? 恋愛結婚に比べると、交際が短すぎるのでは?」
「たったそれだけの期間で、結婚相手を選んでいいのか、判断できない!」
そんなみなさんの声が聞こえてきそう。
うんうん、わかるな~。その気持ち。
だって、3ヶ月ですよ。ぼーっとしてたら、あっという間に過ぎちゃうような期間です。
なぜこんなに短い交際期間を設定しているのか?
3ヶ月で相手を見極める方法はあるのか?
その答えを、これから解き明かしていきましょう。
結婚相談所で出会った彼。運命の相手か否かを判断する、5つの法則
その1:ダラダラ長引く交際期間は、結婚を遠ざける原因に!
3ヶ月や6ヶ月など、結婚相談所があえて短い交際期間を設定しているのには、じつは理由があるのです。
以前取材でお会いしたベテランコンサルタントは、交際期間について、こう説明しています。
「会員の皆さまは、結婚を目的として入会されています。それなのに、お互いを見極めようとしないまま、何となくダラダラ、ズルズルと交際を続けても、時間をムダにするだけで意味がありません。また、不必要に長引くことで、結婚という本来の目的を見失いかねません。交際期間の設定は、ある程度の目安を作ることで、結婚を意識し、判断を促すという大切な役目があるのです」
ふむふむ、なるほど。
結婚相談所で出会い、交際をスタートした2人は、もともと結婚願望があり、お互いの結婚条件を満たしている。だからこそ、交際期間は、目的を見失わず、集中してお互いを見極めることが大切なんですね。
確かに、ご縁がなかった場合でも、3ヶ月や6ヶ月の交際ならば、それほど痛手を負うこともなく、気持ちの切り替えも比較的スムーズにできそう。
そう考えると、効率的な期間設定ともいえます。
もちろん、交際期間が決められていても、それは絶対的な縛りではなく、あくまでも目安。人それぞれ、交際のペースや判断のカタチは違うでしょう。
ダラダラと何となく交際を続けるのでなく、結婚相談所の決めた交際期間を念頭に置き、お互いの価値観や考え方、生き方などを理解し、絆を深めていくこと。それが、タイムロスやリスクを最小限にする、結婚への近道なのだと思います。
その2:交際期間中、彼との結婚生活をイメージできる?
結婚相談所をきっかけにおつき合いが始まった2人。デートでは、ただ食事をしたり、映画を観たり、何となくその場を楽しんでいませんか?
「楽しい」のはとても大事ですが、彼と結婚するということは、ほんの数時間でなく、毎日の長い時間を共に過ごすということ。
デートを重ねながら、2人の結婚生活がイメージできるか、じっくり考えることが大切です。
金銭感覚、結婚観、価値観など、彼の言葉や動作のところどころに、あなたが彼と描く、将来のビジョンが見えてくるはずです。
たとえば……
- 彼とどんな街のどんな家に住み、部屋にはどんなインテリアや家具があり、どんな暮らしをしているのでしょう?
- 何に何円ぐらいお金をかけていて、結婚後はどうしていきたいのでしょうか?
- 洗濯に掃除、料理、子育て。彼はどのくらい家事を手伝ってくれるでしょう?
- 家庭では、彼や子どもといつもどんな会話を交わしているのでしょう?
- あなたと彼は、どんな表情をしていますか? 幸せそうに笑っていますか?
こんなふうに具体的な結婚生活のイメージを描くことで、彼があなたにとって、必要なパートナーなのかどうか、見極めていくことができます。
しかし、あなた自身が「こんな結婚生活を送りたい」と明確なビジョンを持っていなければ、どんな男性と出会っても、「この人が自分の幸せを実現するためのパートナーなのかどうか」を判断することはできません。
その3:お互いに自分の心を開き、本音で語り合える?
自分にウソをつかず、正直に生きている人は、自分とまっすぐに向き合い、受け入れている人。自分のことすら受け入れていない人は、他人のことも受け入れられず、2人の関係はやがてどこかで破綻してしまいます。
彼は、自分に正直な人ですか? あなたに心を開いてくれますか?
また、あなたのことをしっかり受け入れる度量がありますか?
もしもまだ彼の心がよくわからないのなら、あなたも彼にまだ心を開いていないのかもしれません。
人間には「鏡の法則」という心理作用があるように、自分がすることで、相手も同じように行動するという法則があります。
あなたが心を開けば、きっと彼も正直な心を打ち明けてくれるはず。
心を開いて、本音で語り合わなければ、彼が一生のパートナーかどうか見極めることはできません。
喧嘩もできない人よりはなんでも言える間柄の方がいいでしょう。
その4:まさかの事態が起きたとき、あなたが彼を支え、幸せにしたいと思える?My bed / markhillary
現在は安定した仕事を持ち、毎日健康に暮らしている彼。
しかし、この先、リストラや病気、ケガ、災害など、何が起こるかわかりません。
どんな状況やトラブルに陥っても、あなたは、彼を支え、幸せな家庭を作りたいという覚悟がありますか?
結婚において、何より幸せなのは、
「自分が笑顔でいられること」そして
「相手の笑顔が見られること」
これに尽きると思います。
“彼に幸せにしてもらう”だけでなく、あなたも“彼を幸せにしたい!”と心から思えるなら、きっと素晴らしい家庭を築くことができるでしょう。
幸せの循環は、2人で作りだすものなのです。
その5:親が気に入る相手ではなく自分の意思ですか?
婚活の方法はいろいろありますが結婚相談所を選ぶ方は「親のすすめ」というので入会する方も多いのです。
きっかけの一つが親の意見でもいいですよ。
ある女性は国立大学を卒業して地元の銀行に入社しました。
適齢期になり親のすすめもあり結婚相談所に入会します。本交際になった一流大学卒上場企業勤務の相手がいたのですが、デートプランを母親に相談して決めていたということが分かり考え込んでしまいました。
「結婚しても私より先にお母さんは困る」
それを彼女は気が付くと親や友だちに「こういう男どう思う?」と意見を聞いていたそうです。友だちから「自分はどうしたいの?」と言われてハッとしたそうです。
自分のことも振り返ってみると、彼女自身もすごく親の期待に応えようとしてきた人生だったことに気が付いたそうです。
部活はみんな真面目な吹奏楽部、未成年で学費を出すのは親なので別にしょうがないのですが大学を決めたのも親の意向。
就職先も親が別の金融機関勤務で「銀行は安定していていいところ」と聞いていたから。
幸い、彼女は仕事が好きでした。
でも相手の男性の男性は自分で決めようと思いました。結果的に相手の男性のプロポーズを断って結婚相談所も退会したのです。
その後、取引先からの紹介で知りあった男性と結婚をしました。
仮交際から真剣交際へ移行するタイミングは?
仮交際から真剣交際への以降は、タイミングが重要です。
以下の解説を見て下さい。
デート回数3回が目安
仮交際から真剣交際への移行の目安として、3回目のデートが一つの目処になり得ます。
お見合いを含め、4度の顔合わせがあるわけですから。
特に3回目のデートでは、お互いの性格や価値観がよりはっきりと見えてくるものです。
もし3回デートしても「恋愛感情が芽生えない」「身体的な親密さに抵抗がある」という場合は、そもそも恋愛関係に発展させること自体が難しいかもしれません。
交際期間とデートの回数を重ねる
仮交際期間として設けられるのは、1〜2ヶ月です。
この期間内であれば、通常は3回以上デートする機会を得られるはずです。
デートを重ねる中で、チェックリストを参照しながら、真剣交際へと進むべきかの判断を行いましょう。
まとめ:結婚相談所での交際期間は、未来のパートナーを見極める大切なステップ
5つの法則を心がければ、結婚するべき相手かどうかがわかります!
いかがでしょう?あなたの未来のパートナーの見極め方、マスターできましたか?
結婚相談所を通して交際がスタートしたら、ぜひ5つの法則を心がけ、彼のことをさまざまな視点から見つめてほしいと思います。
ただ、あなたと彼は、もともと別の環境、別の家庭で育ってきた2人であることを忘れずに。考え方や価値観など、すべてが最初からぴったり合わなくても当然です。
「ここが違う」と彼のマイナス面ばかり気にするのでなく、「こういうところは素敵だな」というプラス面に目を向けてください。
プラスがたくさん増えるうちに、マイナス面も含めて彼のことを受け入れ、「一緒に生きていきたい」と思える、大切な存在になる可能性が大なのです。
- ダラダラ長引く交際期間は、結婚を遠ざける原因に!
結婚相談所の決めた交際期間を念頭に置き、お互いの価値観や考え方、生き方などを理解し、絆を深めていきましょう。 - 交際期間中、彼との結婚生活をイメージできますか?
暮らしや会話、表情など、具体的なイメージを描くことで、彼があなたにとって、必要なパートナーなのかどうか、見極めていきましょう。 - お互いに自分の心を開き、本音で語り合えますか?
あなたが心を開けば、きっと彼も正直な気持ちを打ち明けてくれるはず。本音で語り合わなければ、彼が一生のパートナーかどうか判断することはできません。 - まさかの事態が起きたとき、あなたが彼を支え、幸せにしたいと思えますか?
「彼に幸せにしてもらう」だけでなく、あなたも「彼を幸せにしたい!」と心から思えるなら、きっと素晴らしい家庭を築くことができるでしょう。 - 親に紹介できるかどうか、周りに自慢できるかどうかではなく自分の意思で選んでますか?
素敵な出会いがありますように!
「この人だ!」と心から思える方に出会うための結婚相談所の選び方
結婚相談所の中には「交際期間中に旅行に行くのは契約違反」「婚前交渉は契約違反」「同時に交際できる相手は1人」などルールの厳しいところも。
ルールが多すぎて、相手が自分にあう人が判断ができない!という入会してからのトラブルがある場合も。
「IT系なのてそんな男は辞めておきなさい」とおせっかいしてくれるのはいいのですが、自分の世代の価値観を押し付ける仲人がいるところや、やや時代錯誤な古いルールの多い相談所も多々あります。
2016年に人材総合企業のエン・ジャパンが作ったエン婚活エージェントという結婚相談所は、いまの婚活世代の価値観にそったサービスを提供。
仮交際は同時に3名を推奨し、いい意味でいろんな人を同時に知る事ができるため「自分が何を大事にしているかが分かって決めやすかった」という成婚者が多いようです。
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結婚相談所以外にも出会いはあります
婚活といえば結婚相談所だと思っていらっしゃるならちょっと冷静になってください。
もう入会している方には酷かもしれませんが、女性はやや不利ですよね。女性の方が多い結婚相談所ってあまりないのですよ。
身元保証も万全ですし、仲人がアドバイスもしてくれます。ここはココで利用してもいいので、女性に有利なマッチングサイトも登録してみませんか?
結婚相談所の男性は「相手探しもお見合いセッティングもすべてやってもらいたい」というタイプが多いのに対しマッチングサイトの男性は「自分である程度で決めて動きたい」というタイプが多いです。
月額3000円ぐらいなので試しに3カ月登録しても結婚相談所の月謝より安いのではないでしょうか?
逆に女性の方が少ないところも多いです。おススメのマッチングサイトは2つあります。
Facebook連動型マッチングアプリその名も「Omiai」
マッチングサイトは彼氏が欲しい程度の結婚願望があまりない人が多く登録しているサイトもありますが、「Omiai」はその名のごとくネット上でお見合い相手を探す結婚願望のある方が登録している婚活アプリです。Facebook連動型ですがFacebookの友だちにはばれませんのでご安心ください。
大手企業リクルートが運営する「ゼクシィ縁結び」
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