お見合い成立=カップルではない?
お見合いから交際までのルールとは
最近は若い世代にも新しい出会いの一つとして人気のある「お見合い」ですが、未だに敷居が高いイメージや、お見合い独特のルールが分からず興味はあるのに敬遠してしまう男性が沢山居ます。
特に勘違いしてしまうルールとして挙げられるのは、お見合い成立からの交際です。お見合いの場合お互いに好印象で、また会いたいとなった時、多くの場合は「交際成立」となります。
文字だけを見ると、いかにもカップル誕生!で二人は恋人同士!という感じがしますよね。しかし、これは間違いなのです。
昔のお見合いならば、お互いにOKする=結婚相手になるのですが、最近のお見合いですと、交際成立したからといっていきなり真剣な交際が始まる訳ではないのです。
そんな少しややこしいお見合いから交際までのルールを簡単にご説明します。
お見合いから交際までに気をつけること6つ
①仲人に報告する
タイトルなし / Marcos Guevara Rivera
昔ならではのお見合いとして、親戚などが世話人となり、男女を引き合わせるスタイルもありますが、ここ最近主流になっているのはお見合いサイトや結婚相談所に登録し、間を仲人さんに取り持ってもらうスタイルです。
結婚相談所の中には、場所や日時までも決めてくれる仲人さんがおり、基本的には二人で勝手に始める訳ではありません。
お見合いで運良く理想的な女性に巡り合い、お互いに良い雰囲気だな…と感じれば、ついその場で交際を申し込みたくなりますよね。しかし、お見合いのルールとして仲人を通さずに交際をスタートさせるのは御法度とされているのです。
では、どうすれば良いのか?と言いますと、相手の女性が気に入りましたという旨を、その日中に仲人さんに報告します。
そして相手の女性もあなたを気に入った時点で初めて交際成立となりますが、当然ながら本格的に交際が始まった訳ではありません。
・気を付けたいポイント
仲人を介さずに二人だけで連絡先の交換をしてはいけない。
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②初回のデート
Couple / Ahmad Faiz Bin Mohd Fauzi
仲人さんにも報告を終え、お互いの連絡先を交換できれば、なるべく早く初回のデートを約束します。デートといいますが、まだ二人は恋人同士ではなく中途半端な関係です。まだまだお見合いの延長なのだな…と考える位で丁度良いといえます。
お見合いという少し堅い空間とは違い、お互いに普段の姿を見せる訳ですから、チェックするポイントも、最初に分かっていた様な収入や学歴以外のことに注目しましょう。
外見はお見合いの席で確認していますが、相手の女性のデート服が見れるので、自分と好みが合うかどうか?をチェックするのもアリですね。
初回のデートで注意しておきたいのは、最初から飛ばし過ぎて遠出をしてしまうケースです。まだまだ心を許した相手ではありませんから、女性もあなたも非常に疲れてしまいます。
まずは、軽いランチやお茶くらいの短時間デートが原則ですよ。
・気を付けたいポイント
交換成立したからといって、馴れ馴れしく接しないこと。初回のデートは必ず男性が奢ること。
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③デートを重ねる
Couple / paul david (busy running!)
人によって様々ですが、初回のデートが無事に成功し、次の約束が決まれば3〜5回はデートを重ねます。
お見合いといっても出会ったばかりの二人です。どんな人か?をじっくりと観察していく必要があります。相手の女性の良いところや好きなところ。反対に気になる点や引っかかることなど。
デートなのに相手を観察するなんて失礼だ!なんて思わなくて良いのです。お見合いを受けた時点で、女性も生涯の伴侶を探している訳ですから、相手もあなたをじっくりと観察しています。自分にとって合う女性なのかどうか?を見極める大切な時間です。
初回のデートとは違い、もっと深く相手を知っていく必要がある為、長時間のデートをするも良し、敢えてお酒の席での態度を観察するのも良いですね。
話が弾めば、相手の交友関係を聞いてみたり、将来設計に触れてみるのも一つの手です。この時、中間報告として仲人さんや世話人に相談してみるのも良いですね。
・気を付けたいポイント
雰囲気が良いからと、いきなりキスを迫るのはルール違反。相手が二股状態で、別の男性と比べていることを知ったとしても、お見合いではルール違反ではないので責めないこと。
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④相手の気持ちを確認
Couple / rohypnol [Francesco Zaia]
何度かデートを重ね、相手の反応も悪くはないかな?と感じ始めたならば、そろそろ相手の気持ちを確認する必要があります。
自分に心を開いてくれているか?信頼関係は築けたかどうか?など、真剣な交際に向けて気持ちを出発させて良いか?を確認しましょう。しかし、自然に気持ちを確認するのは意外と難しいものです。
言い方としては「お互いの気持ちを確認しても良いですか?」や「結婚について前向きに考えても良いですか?」だと切り出しやすいですよ。
相手の反応が良ければ、そのまま結婚への理想や将来設計など深い話をして盛り上がるのも良いです。
・気を付けたいポイント
気持ちを聴く際には焦らずに、あくまでも伺うスタンスで。気持ちが高まり焦って身体を求めたりしないこと。
⑤真剣告白
Cava Wine Bar, Capitola CA / }{enry
相手の気持ちも確かめたことだし、自然な流れでお付き合いすれば良い、改めて告白する必要はないだろう…と考えてしまう男性が多いのですが、お見合いであっても友達から始まった恋愛でも、お互いが結婚を目標としているならば「けじめ」は必要です。
もちろん、いきなり「結婚して下さい!」とプロポーズする訳ではありません。雰囲気が良いほど誤解しがちなのですが、まだ本当の交際はスタートしていないのです。
今必要なのは「けじめ」としての言葉です。曖昧な態度では、女性側もどこまで気持ちを固めれば良いのか不安になります。
最終確認の意味も込めて、これからはお互いに結婚相手として意識する為に「結婚を前提にお付き合いして下さい」と伝えましょう。
相手がOKであれば、全ての女性関係(次のお見合いやデートを約束していた場合など)をクリアにします。
・気を付けたいポイント
間違ってもLINEやメールで伝えないこと。登録サイトにより規定はあるが、初回のデートから1カ月までには伝えること。
⑥仲人さんに報告
eu e andre / anna carol
相手に対して結婚を前提に交際して欲しいと伝え、良い返事があった場合はどうしても舞い上がってしまい、これで後は愛を育むだけで大丈夫!と思いますよね。
しかし、忘れてはならないのが二人の仲を取り持ってくださった仲人さんの存在です。
最初に報告したのだから良いのでは?と思う方が多いのですが、お世話をした側からすれば紹介した責任として、その後は円満に進んでいるだろうか…と心配になるものです。
中には交際成立したものの、途中で破綻してしまう男女も居ます。もちろん、この場合にも報告は必要です。何故なら、またお世話になるかもしれませんし、第一に仲人さんの信用を傷つけることになるからです。
つまり、仲人さんに立ち会ってもらったお見合いで自然消滅は御法度だといえます。素直に結婚を前提にお付き合いを始めました!と報告することで、仲人さんも安心できますし、次のステージとしてご両親への挨拶などのアドバイスが貰える場合もあるのです。
・気を付けたいポイント
結婚を前提としたお付き合いをスタートさせたからといって、仲人はもう関係ないと考えるのは非常に失礼。縁を結んでくださった存在だということを忘れない。
まとめ
一般の恋愛とは違うお見合いならではの順序がある
お見合いサイトや結婚相談所を利用した出会いが増えているため、どの世代にもお見合い自体の間口は広くなっています。しかし、一般的な恋愛と大きく違うのは、最初から結婚相手として意識しながらスタートすることです。
一般的な恋愛ならば交際成立で真面目な交際が始まりますが、お見合いでの交際成立は結婚相手の候補としてあがった…という中途半端な関係なのです。
そう考えると、中途半端な関係から結婚を意識して交際すると決めた時に、改めて告白するのも納得がいきますよね。