新しい恋愛関係において、過去のパートナーと比較してしまう女性は少なくありません。
この行動は一体なぜ起こるのでしょうか?また、それにどう対処すれば良いのでしょう?
この記事では、元カレと現在のパートナーを比べてしまう女性の心理とその背景について掘り下げ、健全な関係を築くための対処法を提案します。
元カレと比べてしまう瞬間
冷たくされた時
パートナーからの冷たい態度は、女性が過去の温かい関係を思い出し、元カレと現在のパートナーを比較してしまうきっかけとなることがよくあります。この比較は、現在の関係の欠点に対する不満の表れであり、過去のパートナーが提供していた理解や支持を求める心理が背景にあります。このような状況は、女性が現在の関係で感じる孤立感や不安を解消するための無意識の試みとして起こります。
一緒にいて楽しくない時
共に過ごす時間が満足できるものでないと感じるとき、女性は以前の関係で感じた楽しさや満足感を思い出し、それを現在のパートナーと比較することがあります。これは、現在の関係における喜びや充実感の欠如を示すものであり、女性が新しい関係においても同じレベルの幸福感を求めていることを反映しています。この比較は、新しい関係が既存の期待や希望を満たしていないという認識の結果です。
価値観の相違
価値観の相違を感じると、女性は過去の関係が提供していた価値観の一致を思い出し、それを基準に現在の関係を評価することがあります。共有された価値観は人間関係において重要な役割を果たすため、価値観の一致を求める心理がこの比較の背景にあります。女性は、価値観の相違が原因で現在の関係において不満や疎外感を感じる可能性があり、それが比較へとつながることがあります。
嘘をつかれた時
信頼が損なわれると、特に嘘をつかれたと感じた時、女性は過去の関係で感じた信頼感と安心感を思い出し、それを元カレとの比較の基準として使用することがあります。この比較は、現在の関係において感じている信頼の不足を補填しようとする心理から生じることが多く、信頼回復のための解決策を模索する過程として見ることができます。
デートが楽しくない時
デートが楽しくないと感じる時、女性は以前の関係での幸福なデートを思い出し、現在のパートナーと比較してしまうことがあります。この比較は、現在の関係で求めている楽しさや満足感が得られていないという不満を表しており、関係の改善を求める動機付けとなります。女性は、過去の楽しい経験を基準にして、現在の関係における喜びや充実感を求める傾向があります。
元彼と比べると婚活がうまくいかない理由
元彼との思い出は美化される
過去の記憶は良くも悪くも忘れるもの。
辛かったはずの思い出も忘れることは無いにしろ、痛みは軽減されていきます。
元彼とは理由があって別れたはずなのに、楽しかったことばかり思い出される…。
そして彼の良い部分は絶対に忘れられない。
- 「元彼はフランスの帰国子女で国立大卒の商社マンで~」
- 「元彼は年収〇〇〇〇万円の社長だったの!」
- 「実は芸能人の〇〇さんと付き合っていたの‥‥」
元彼と戻れるわけじゃないのに未練タラタラで、彼のスペックだけは絶対に忘れない。
そして口を揃えてこう言います。
「次に付き合う人は元彼以上の男性がいい!!」と。
出会う人の本当の良さが見えなくなる
元彼基準で出会った男性をジャッジするクセがついてしまっていると、彼の本当の良さが見えません。
目の前にいる男性ではなく、元彼の方ばかり見ている状況。
テストの答え合わせみたいなものです。
正解用紙が元彼、テストが出会った男性。
正解用紙を見ながら、間違いを探して減点していくようなもの。
元彼は今出会っている彼とは別の人間です。
比べること自体に意味がないのです。
正解用紙ばかり見ていては、出会った男性の本当の良さには気づけません。
元彼はあなたを選ばなかった人
元彼基準の無意味さは他にもあります。
よく考えてみてください。
元彼はあなたを選ばなかった人。
元彼はあなたより他の女性を幸せにすることを選んだ。
あなたを選ばなかった男と、これから一生あなたを守っていきたいと言ってくれる男性。
その2人を比べるなんておかしなことだと思いませんか?
ちなみに、私がそのことに気づいたのは婚活6年目の時です。
遅すぎました…
遅すぎたのですが、急いで全元彼の記憶を削除。
婚活7年目でやっと結婚することができたのです!!
元彼と比べてしまう人が婚活を成功させるための対処法
ダメだと分かっていても、つい元彼と比べてしまう方は、どのようにして婚活をしたらいいのか気になりますよね。
減点方式で相手を見ていては、一緒にいる時間を楽しむこともできません。
出会った人の良いところを意識して見つける
元彼と比べている状態では、誰と出会っても物足りないと感じてしまうので、意識して良いところを見つけていきましょう。
初対面で「微妙だな~」と思っても、生理的に受け付けない方以外は、3回くらい会ってみることをおススメします。
私自身も今の夫と出会ったときは「アリかな?ナシかも…」という気持ちでした。
2回目の時も「やっぱりナシかも…」という気持ちがありましたが、優しい方だったので再度会うことに。
3回目で彼の優しさと芯の強さに惹かれて付き合いたいと思うようになりました。
婚活は恋愛と違い、ドキドキ感やときめきなどの盛り上がりが少ない分、しっかりと時間をかけてお互いを知っていく時間が必要です。
婚活市場にいる男性は不器用な方も多いのですが、芯の強い素敵な男性がたくさんいます。
ダイヤの原石のように、磨けば光る男性を見つけるのが婚活を成功させるカギになります。
元彼のいい部分ではなく別れた原因だけ覚えておく
元彼の記憶は、いい部分ではなく別れた原因を覚えておくようにしましょう。
なぜ別れることになったのか、あの時どうすれば良かったのか考え、婚活に活かすことです。
私自身も7年間の婚活では失敗の連続でした。
別れた原因を悔やむことはしても向き合うことはせず、「次こそはうまくやろう」と考え、同じ失敗を繰り返していました。
辛くてもどこかで振り返る時が必要です。
悲しい思い出より楽しい思い出に浸っていた方が気持ちは楽ですが、未来の自分が幸せになるために必要だと実感してからは、しっかりと向き合うようにして、次の恋愛に活かしてきました。
別れた原因は悔やむためにあるのではなく、次の恋愛を成功させるためにあるのです。
無理に忘れようとせず記憶の片隅に閉まっておく
人は「絶対に忘れなきゃ!」と思えば思うほど忘れることができません。
無理に忘れようと思うことで逆に元彼のことを考えてしまいます。
忘れられないのは当然です。
大好きな人だし、楽しい思い出もある。
あなたも一生懸命恋愛したのです。
ご縁やあなたが頑張ったことまで無理に忘れるなんてできるわけがありません。
忘れなくていい。
元彼のことは、思い出として記憶の中のクローゼットに閉まっておきましょう。
今の自分に自信をもつ
元彼をなかなか忘れられない人は『元彼と付き合っていた時の自分』が好きだったりします。
元彼といるときの自分は毎日が楽しくて、仕事もプライベートも順調、充実した生活を送っていたはずです。
輝いていた時の自分と比べて、つまらない毎日を送っている自分に嫌気がさしてしまいます。
大切なのは、今のあなたがとても魅力的だということに気づくことです。
『元彼と付き合っていた私』ではなく『ひとりの私』に自信を持ちましょう。
何か特別なことをして自信をつけるわけではありません。
あなたが自分自身に100点をつけられるように、今の自分の魅力に気づいてあげるだけです。
元カレと比べてしまうのはできるだけ避けよう
元カレと現在のパートナーを比べることは、過去の経験から学び、新しい関係を理解しようとする一つの方法です。しかし、過度な比較は関係に悪影響を及ぼすこともあります。対処法としては、過去の関係から学ぶべき点を明確にし、現在の関係をその独自性で評価することが重要です。また、オープンなコミュニケーションと自己理解を深めることで、新しい恋愛において過去の影響を乗り越えることが可能です。