自然に打ち解けられる立ち飲みバー
ナンパとは違う出会い感がカギ
立ち飲みバーは普通のお店と違ってお客さん同士の距離が近くなりやすく、混雑するほどにその距離が縮まりますから、お客さん同士で会話をする機会が多くなります。そのためか、声をかけられてもナンパのような軽薄な印象があまり感じられないため、すんなり“出会い”感を受け入れられるのが、立ち飲みバーのいいところかもしれません。
バーで出会った人と話を盛り上げる9つの方法とは?
1.まずは共通点を見つけるところから
Pub / Kamal H.
初対面の相手と会話を盛り上げるのはなかなか難しいことですよね。そんな中で、お互いの共通点を見つけられれば、一気に会話が盛り上がるものです。
趣味などはお互いの考え方などが食い違ってしまう可能性が高いので、差し障りのないない「出身地」を聞くところから始めてみてはどうでしょうか?仮にまったく出身地が違っていてもそこから会話を広げやすく、他の共通点を見つけるのにいいかと思います。
2.質問の仕方を考える
BAR AT BROOKLYN BOWL TWESTIVAL NYC 2009 / Anthony Quintano
質問の仕方には、「はい」か「いいえ」でしか答えられない質問と、「○○が好きです」や「△△は苦手です」というように、いろいろな答えを引き出せる質問の2通りがあります。
質問の答えを聞いて、そこからさらに話が広がって・・・という効果がありますので、立ち飲みバーのような場所で会話を盛り上げようとするなら、いろいろな答えを引き出せる質問の仕方をしたほうがいいと言えるでしょう。初対面の相手との会話ですから、尋問にならない程度に、質問の内容はじゅうぶん気をつけるようにしたいですね。
3.美味しいモノの話はみんな好き!?
Having a Drink in the Garden / mikecogh
立ち飲みバーにいるからには、せっかくですから美味しいモノの話題で盛り上がりましょう!食べ物の話は誰とでも気軽に話せるジャンルですし、相手との相性を知るきっかけにもなります。
相性とはいっても食の相性ですが、食べ物の好みがあまり合わないようだと、仮にお付き合いをするにしてもなかなかうまくいかないこともありますので、バーで出会った相手なら、話して損はない話題です。
4.男性と女性の会話の方向性の違い
DSCF1625 / joelogon
男性が好きな話題と女性が好きな話題のジャンルは微妙に違いますし、男性が会話に目的を求めるのに対し、女性は取り留めがなく、話にオチのない傾向にあります。
立ち飲みバーで出会った同士で会話を盛り上げるためには、その辺の男女のする話題の方向性をある程度頭に入れておかないといけません。共通の会話のネタをするのなら、ニュースになっている事や流行りのものの話になりますし、対女性向けであればファッションや美容関係(ただし、それなりに勉強は必要になる)、対男性向けであれば趣味の話題などをふってみるのが無難でいいのかもしれません。
5. 会話の内容よりリアクション
Thumbs up! / ☺ Lee J Haywood
会話の内容で盛り上げるのも大事ですが、会話中のリアクションも重要になってきます。このリアクションで、「また会ってみたいな」と相手に思ってもらえるかが決まります。
基本的な事ですが、笑顔は一番大事です。つまらない話をする相手に対して、「立ち飲みバーで出会った相手だからもう会わないし」などと、あからさまに嫌な態度をする方がいらっしゃいますが、人はどこで繋がっているか分からないものです。
相手がどんな人であれ、あなたが笑顔でいることが出来れば、お互いその場を楽しむ事ができますよね?そんな風に会話の中でのリアクションにも気遣いができれば、その時の出会いを充実したものにできますよ!
6.愚痴はNG!
Bar Friends / glennharper
自虐ネタや失敗談などは会話のネタとしてよく使われますが、愚痴は絶対にNGです。
というのも、仲間内でなら会話は成立するでしょう。けれども、バーで出会った相手に愚痴を言うのは、自分の評価を下げる原因にもなりますし、何より相手に不快な思いをさせてしまいます。ですから、話を盛り上げようとするのであれば、相手が楽しいと思える話題をチョイスするように心がけなければなりません。
7.“その時だけ”で終わらせない!
DSC04354 / David, Bergin, Emmett and Elliott
出会った相手と、「また会いたい」と思うくらい盛り上がる事もありますよね?せっかくの出会いを“その時だけ”で終わらせないような会話のポイントがあります。
まず、「私も(俺も)同じ事考えてた!」のように、同じ時に同じ思いを共有してるというニュアンスを含ませる言葉や、「いいよ」ではなく「いいね!」と返事をするようにすると、共感しているということを伝えられます。そうした上で、「また会いたいね」など、“次”を連想させる言葉を使えれば、出会いを“次”につなげる事ができるかもしれません。
8.相手の話には関心を示して
Miami Dolphins #1! (12-28-08) / sun dazed
お互いに気持ち良く会話を盛り上げるために必要なのは、『関心を示す』ということです。お互い初対面の場合、自分がどのような話をしたらいいのか悩むものですから、少しでも自分の話に関心を示してもらえると安心しますし、嬉しいものです。
適度なタイミングで相槌をうったり、会話の中でその話題に対しての質問をするだけで、相手は「自分が一方的に話しているんじゃないんだな」とホッとします。同じように自分も相手にそうしてもらえるだけで、お互いに心地よい時間を共有できますし、相手に対しての警戒心も和らげられます。
9.バーならではの距離感
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立ち飲みバーでの出会いのメリットは『距離感』にあるかもしれません。
立ち飲みバーは、店が混雑してくると必然的に周りのお客さんと密着してしまいます。離れているとうまくいかない会話も、密着度が増すとうまくいくこともありますので、普通のお店にはないシチュエーションを有効的に活用し、その『距離感』を利用して会話を盛り上げるのも1つの手段です。
出会いだけで終わらせない!
立ち飲みバーの気軽さを武器に
立ち飲みバーの特性上、お客さんの入れかわりも多く、出会った相手と次の約束をするのはなかなか至難のわざかもしれません。けれども、気軽に行けるからこそ「またこの店で会いたいですね!」なんて言葉も、お酒の力を借りて言えるような気もします。
せっかく出会ったのですから、その出会いを恋愛へ発展できるように、会話を上手に盛り上げられるようになりたいものですね。