「どうして元彼に会いたいのか?」と自分に問いかける
その気持ちに向き合わないまま元彼に会っても傷つくだけ
誰しも過去に愛し愛された相手に会いたいと思う瞬間はあるものです。しかし、元彼との間には「別れた」という過去でもあり事実が今も横たわっているのだということを忘れないでください。
「会いたい」と思うくらいですから、元カレは素敵な方だったのでしょう。もしも現在、あなたに彼氏がいたら、その今の彼氏はどう思うでしょう?
フリーだとしても元彼に会いに行ってあなたが期待しているものが得られるのでしょうか?今回はそのあたりを掘り下げて見ていきましょう。
「今彼がいる」「現在フリー」の2パターンにわけてご紹介
【彼アリ1】今彼に対する不満を探す
普通、今の彼氏とうまくいっているときには「元彼に会いたい」と思うことはあまりないでしょう。あったとしても何か特定の用事があるだけで特に思い入れがあるわけではないとか、我慢できないほどではないでしょうし、胸の片隅で「どうしているかな?」程度だと思います。
逆に今彼に対する不満があったり、彼との関係に不和があったりという時、思い出に美化された元彼に会いたいと思うもの。
あなたが今、本当に向き合うべき相手は誰なのか、直視したくなくてもまずはしっかり見据えるべきではないでしょうか。
【彼アリ2】元彼に期待していることは何なのか?を考える
1でもお伝えしたとおり、今彼に不満だから元彼に会いたいとしたら、あなたは元彼に今彼以上のものを求めているということです。
たとえば「今彼がなかなか会ってくれない=寂しい」→「だけど元彼なら会ってくれるかも」という発想には「元彼は自分に会ってくれる」という期待だけではなく、「会って慰めてくれる、私の心を埋めてくれる」と思っているものです。
果たして別れた彼女に対して、あなたの期待通り元彼が何かをしてくれるだろうか、というところを冷静になって見つめてみるべきかと思います。
【彼アリ3】本当に会う必要があるか?
私は、個人的に今彼がいるのに元彼に会うというのはマナー違反だと思います。今彼に内緒にするにしても言ってしまうにしても、彼がその事実を知った時、彼はあなたに対して怒ったり悲しい思いをしたりするでしょう。
そこまでして、どうして元彼に会う必要があるのでしょう?「今彼が会ってくれないから」という腹いせのつもりであるならば、素直に現在のパートナーに「もっと会いたい」と思いを伝えたほうがよほど素直で可愛いと受け止めてくれるでしょうし、お互いの関係がこじれずに済むということを忘れないでいて欲しいと思います。
【フリー1】元彼に会って何をされたい?何を期待する?
彼アリ編でも少し触れましたが、そもそも現状の生活に満足していなければ元彼に会いたいとは思わないはずですよね。そしてその現状の不満足をどこか元彼が満たしてくれると期待しているのではないでしょうか。
単に「男性と一緒にいたい」という気分になったとか、復縁を望んでいる人もいるでしょう。しかし、自分の欲求が満たされないとわかった時、欲求を満たそうと動いただけの労力があるので余計に後悔や苛立ち、不満が大きくなるものです。
【フリー2】彼と別れた原因を思い出すべき
あなたと元彼は一度別れを経験していますよね。お互いが納得したものであったとしても、たとえケンカ別れであったとしても。二人はお互いに背を向けて歩き出したのに、また彼をこちらに振り向かせるのですか?
もし彼が頑張ってあなたのことを忘れようとしたのであれば、自分勝手な気持ちで彼を弄ぶのはやめてあげてほしいと思います。
【フリー3】会うと決めたら後悔しない約束を自分とする
もしも、それでも元彼に会いたいというのであれば、「何があっても後悔しないこと」と自分に何度も言い聞かせてから向かうべきでしょう。
先述したように、あなたが期待していることを彼がしてくれるとは限りませんし、会った後に期待はずれだったとしたらあなたは今よりも欲求不満になることは間違いありません。
現状もダメ、元彼にも期待はできない、となったら拠り所をまた別に探すことになります。それでも後悔しないと思えるのであれば元彼に会う覚悟ができていると言えるでしょう。
【フリー4】元彼の都合のいい女になる覚悟を
もう一点、彼に会うと決めたら、「元彼にとって都合のいい女になる覚悟」も必要だと思います。ここまではあなたが色々自分本位に動いたら……という話をしてきましたが、彼が「元カノからの連絡だ。ちょうど今暇だったし、ちょっと遊んでやるか」という具合にあなたの誘いにOKしたとしたら……?
身体だけの関係になったり、都合のいいときだけ呼び出せる相手だと思われたら、新しい彼氏ができる時期も遠のいてしまうことでしょう。
元彼と会うのには、それ相応の覚悟が必要
元彼に甘えるよりも、現状をどうにか切り抜けるべき
「元彼に会う」という選択肢は、元彼像を思い出が美化しているのもあって非常に甘美な誘惑です。
しかしその期待が裏切られる可能性があるということ、今彼氏がいるのであれば、彼を傷つける結果になりかねないということ、元彼にとって都合のいい女に成り下がってしまうかもしれないということ、そして新しい彼氏を作るチャンスを逃してしまうかもしれないということなどを考慮に入れて、もう一度ちゃんと考え直してみてくださいね。