婚活にはお金がかかる?料金とサポートの質は比例するの
相談所を料金で比較して選んでもよいのか
コロナ禍をきっかけにマッチングアプリ利用者が増えました。しかし、マッチングアプリではなかなかうまくいかないから結婚相談所も利用しようと考えている方もいるでしょう。
アプリと違って料金も安くはなく出費も桁違いに増えます。
結婚相談所って料金も様々です。
「料金が高い所の方がサービスの質も高いのだろう」
と思っている方もいますけれどそれで高額な相談所に入会したのに、入会前は熱心に勧誘するのに登録後は放置で、サポートといえば「質問すれば答えてくれる程度」という話はよくあることです。
結婚相談所は料金以外で何で選ぶ?
料金に比例して成婚率は上がらない。本人の魅力次第
結婚相談所って本当にあっという間にお相手を見つけて卒業していく方もいます。
恋愛経験があり、そろそろ結婚も考えたい20代後半~30代前半ぐらいの年齢になり、効率的そうだから結婚相談所に登録される方もいるのです。登録して3桁の申込が殺到する方もいるそうです。
こんなことを言うとあれですが、多分どこの結婚相談所でも結婚できる方だと思います。たいしたサポートがない結婚相談所でも、会員数が多くない結婚相談所でも結婚方はいます。
料金が高いから結婚できるというわけじゃなく、結婚相談所って本人の魅力が大きく作用します。
魅力が足りないから結婚できないという訳ではありません。初対面の人と会話を続けるのが苦手という方が、お見合い練習サポートもある結婚相談所を選んだとします。そのサポートがあるところが料金が高い結婚相談所かもしれませんよね。
安いのに高くつくお見合料は要注意!料金の仕組み
結婚相談所の料金は大きく分けてこの4つです。
- 初期費用(入会金+登録料など)
- 月会費
- お見合料(お見合い1件成立毎)
- お見合い申込料(お見合い申込追加1件毎)
- 成婚料
入会を検討する方が比較してみるのが初期費用です。ただ、初期費用が安くても後々でていくお金が多くてトータルで料金が高くなってしまうことが多々あります。
お見合料に注意
例えば、初期費用が安いから登録したのに、お見合い料があるところもあります。お見合料が高いからなかなか積極的に申込ができないのなら本末転倒なのです。
傾向として、東京や大阪などの都会の結婚相談所は月会費が高くお見合料無料のところが多いです。一方、地方の結婚相談所はなかなかお見合いが成立しにくいので、月会費が安くお見合料が発生する料金プランのところが多いです。
都会の結婚相談所でお見合い料は注意したいです。
申込人数を増やすと追加料金が発生する場合も
結婚相談所はお見合いを申し込める毎月の上限数があります。お見合いは20代女性でも10人に申し込みをして1件成立する程度、40代男性ならば20人に申し込みをして1件成立する程度と言われております。
「月に20人も申し込めるんだ!」と思っても、人気がある人にばかり申し込めばマックス申込をしてもお見合い成立0人でしょう。そこで、別料金を払うと申込人数を増やせる場合があるのです。
でもオプション料金を払って申込枠を増やしたからと言って会えるとは限りません。断られてもお金だけ出ていくのです。
複数の連盟に加盟している結婚相談所は料金が高くなる傾向にある
結婚相談所のホームページを見ると「IBJ加盟」「良縁ネット加盟」とか書いてあります。結婚相談所を開業する場合、自社会員だけで男性女性をバランスよく集めるのは難しです。
どこかの結婚相談所連盟に加盟し、入会した会員も連盟のデータベースに登録してもらい、同連盟に加盟している他店の会員とお見合いすることができるようになるのです。
結婚相談所の中には複数の連盟に加盟しているところもあります。連盟毎にプロフィール項目が異なったり、会員の年齢層、居住地、ルールが異なったりするのです。
複数の連盟に加盟している結婚相談所は、会員毎に使うシステムを変えて婚活もできるのです。
結婚相談所はその連盟に加盟料を支払っています。複数の連盟に加盟していれば、当然加盟料は増えます。複数の連盟に加盟していれば料金は高くなる傾向はあります。
手厚いサポートで安い結婚相談所は危ないの?
結婚相談所で「安い」「低価格」をウリにしているところもあります。でもそうした結婚相談所は要注意です。
高齢者がボランティアという名の暇つぶしで仲人をやっている
結婚相談所運営者は年齢が高いです。長年やってきて今その年齢という方もいますが、退職者が結婚相談所を開業することも多いのです。成婚を出すことにコミットしていない方も多いですし、LINEが使えない方もいます。
主婦が片手間パート感覚で結婚相談所をやっている
子どもがいても家で開業できるというので、主婦が結婚相談所を開業することも多いです。扶養控除内で仕事をしたいという方も多く、稼ぐ気がないので料金は安いかもしれませんが、責任感のない方も多くやめた方がいいでしょう。
副業で結婚相談所をやっている
本業が忙しいと放置になることもあります。その本業が結婚相談所と共存しやすい業態ならいいかもしれません。美容室や写真スタジオ等です。びっくりしたところでは某デートクラブが結婚相談所を副業で開業しておりました。
そもそも、安いこととサポートって両立しません。
システムを使って自動化できるサポートならいざ知らず、人間の手が加わるサポートや人の時間を奪うので安くしようがないのです。それなのに「低価格」を謡うのはロクに会員がいない結婚相談所であることが多いです。
店舗がないから安いオンライン結婚相談所
結婚相談所でも明確な理由があって安いところもあります。埼玉県の「恋たま」のように行政が運営している結婚相談所や店舗がないオンライン型結婚相談所です。
初めてのオンライン結婚相談所は2016年に誕生したエン・ジャパングループのエン婚活エージェントです。料金は登録料10,780円、月会費14,300円です。お見合料、成婚料はもちろん0円です。
そこからオンライン結婚相談所は増えました。2019年にマッチングアプリPairsの会社がリリースしたペアーズエンゲージはテレビCMもやり2021年にサービスエリアが全国に拡大しました。登録料12,000円、月会費12,000円です。
オンライン結婚相談所で一番料金が安いのはnaco-doです。入会金0円、1ヶ月プラン9,800円、6ヶ月プランで41,880円です。安いですが、独身証明書取り寄せ代行、専門コンシェルジュがいてネットでカウンセリング、面談も行っております。
安いには理由がある
手厚いサポートがある結婚相談所なのに低価格は疑って
結婚相談所は高いからいい所というわけでもないです。入会前って料金や会員数しか比較しようがないと思うのですが、そこで決めないほうがよいでしょう。見極めるきっかけになれば幸いです。