未婚率から見る最近の20~30代男女の動向
生涯未婚率とは?
生涯未婚率とは、50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人間の割合のことです。 2015年の生涯未婚率は男性23.4%、女性14.1%です。
第1次ベビーブーム世代が25歳前後の年齢を迎えた1970年から1974年にかけて、婚姻数が年間100万組を超えましたが、それ以降は現象の一途をたどっています。
50歳以降に結婚をする人もいますが、中には独身を貫いて一度も結婚しない人もいます。
結婚しない男女が増え続ける理由
結婚しない理由:男性編
独身貴族という言葉が流行りましたが、結婚できる条件を持ち合わせているにも関わらず、好んで独身生活を続ける男性がいます。
経済的に余裕があり見た目もそこそこいいと、40代を過ぎてもそれなりに彼女が途切れませんが、結婚に対するデメリットを感じているので、結婚に踏み切ろうとしません。
最初から結婚願望がないことを伝えて、交際を続けるパターンも。お互いに結婚しなくてもOKであればぴったりのカップルですが、彼女が結婚を我慢している場合は独身貴族の男性を変えるのは難しいことです。
多様な価値観が存在する現代なので、婚活するなら結婚願望がある男性かを確認するのが無難ですね。
結婚しない理由:女性編
生涯未婚率に拍車をかけているのが、女性の経済的な自立です。昔は適齢期を迎えると結婚するのが一般的な流れでしたが、30歳後半に初婚を迎える女性の晩婚化も増加傾向にあります。
男性並みにバリバリ働くことが楽しいと、結婚してせっかく築いたキャリアにセーブがかかるのを恐れて、結婚に前向きになれないのです。
妊娠・出産などのライフイベントは、女性側が主導権を持っているので、男性に比べるとライフスタイルに大きな変化をもたらします。
前向きに考えている人は、結婚と仕事を両立することを念頭に動いていきますが、ネガティブイメージが強いと、なかなか結婚に踏み切れないという女性も多いです。
20代で結婚するのは少数派?20代の未婚率
参考:内閣府HP
- 25~29歳女性の未婚率…61.3%
- 25~29歳男性の未婚率…72.7%
同世代の男性に比べると、女性の方が若くして結婚を経験する傾向にあるということです。
昔は20代前半が結婚適齢期でしたが、現代は晩婚化が進み、30代に入ってから結婚する女性も多くなってきています。
20代男性で結婚しているのは3割以下
25~27歳の男性の生涯未婚率は「72.7%」と、同世代の女性に比べるとやや高い数値です。
20代はまだまだ結婚していない男性が多い傾向にあります。男性の結婚適齢期は30歳前後。早ければ20代で結婚する男性もいますが、全体的に見ると総数は少ないです。
30代になると男女とも結婚する人が増える
30代に入ると、結婚を経験する女性が一気に増えます。
それでも、30~34歳 の女性はおよそ3人に1人、35~39歳では女性はおよそ4人に1人が未婚です。
30歳は婚活を始めるきっかけにもなる年齢。結婚願望がある女性は、そろそろ相手を探し始めようと本腰を入れようとする時期です。
30代男性は3人に1人が独身
30代の男性はおよそ3人に1人が未婚です。数値で見ると未婚率は男性の方がやや高め。
30代といえば男性は仕事が楽しくまだ今の時代は独身でも危機感はないでしょう。婚活に対してネガティブイメージを持つ男性も多く婚活に踏み切らないようです。
生涯未婚率は男性が多い
女性より男性のほうが生涯未婚率の数値が高いです。つまり、結婚しない男性の数が増えてきているということ。 女性は出産の年齢があるため一定の年齢で良くも悪くも焦ります。
しかし、女性と異なり男性は「男はいくつになっても子供が持てる」「男はいくつになっても若い女性と結婚できる」と勘違いしている方も多いのです。年上の男性がいいという女性もせいぜい5歳上ぐらいまで。
「いつでも結婚しようと思えばできる」と思っているうちに生涯未婚率アップに貢献しちゃっているかもしれません。
実際には、結婚したくてもできない人と、結婚しないことを自ら選択している人がいるので、理由は様々です。
本当は結婚したい人も含まれている
本当は結婚したいのに、独身でいる理由
生涯未婚率の中には、自ら独身でいる人とは対照的に、本当は結婚したいけど何らかの理由で実現できていない人も含まれています。
そうした人々が結婚できれば、生涯未婚率の数値に変動が出る可能性があります。
本当に結婚したいと思っているなら、これから行動を起こしても遅くはありません。男女とも年齢が上がれば上がるほど婚活が難しくなるので、今すぐ相手探しをはじめましょう。
出会いがなく、相手がいない
生涯未婚率の中で、本当は結婚したいけれど実現できない人々の最大の理由は、周りに出会いがないことです。社会人になるとコミュニティが会社だけになる男女が多いので、社内だけで相手を探すのは狭き門。 好みの相手を見つけても、なかなか行動に移せない人も多いです。
出会いがなければ、探しに行けばいいだけなので、具体的な方法は後ほど紹介します。
最初から諦めている
恋愛経験の少ない人や、過去にトラウマを抱えている人は、自分には結婚は無理だと最初から諦めています。
「結婚したくない」と思うのと、「結婚できない」と諦めることは全く違います。
少しでも結婚したいと願うなら、無理だと思う理由と向き合って、改善していけば良いのです。 恋愛経験が少ないのなら、これから経験を積んでいけばいいことですし、トラウマがあって恋愛・結婚に対する恐怖心が拭えない人は 専門家に相談するなどして行動を起こしましょう。
結婚できる婚活方法
婚活ブームで出会いの場が増えている
生涯未婚率とは裏腹に、婚活ブームで結婚したい男女の出会いの場が盛り上がっています。
大手企業が運営しているマッチングアプリ、婚活パーティ、結婚相談所など、初心者も安心して参加することができます。 出会いがなくて結婚を諦めているなら、これらを利用しない手はありません。
マッチングアプリ
今最も熱い男女の出会いの場となっているのがマッチングアプリです。
当初はネットでの出会い方に疑問を抱く人もいましたが、現在はスタンダードになりました。周りにも利用している男女が一人はいると思います。
大手企業が運営している人気マッチングアプリは、安心安全に利用できるサポートがあるので初心者も安心。
気軽に出会いの数を増やせるので、気になる方は使ってみるといいですよ。
結婚相談所
結婚を前提としたお付き合いを目指したいなら、結婚願望が強い男女が集う結婚相談所がおすすめです。
第三者のサポートが受けられるので、一人で頑張らずに結婚のプロに相談しながら婚活できます。
40歳以上の男女は婚活が難しくなる年代なので、専門家の指示を受けながら婚活するとスムーズな出会いが実現できると思います
婚活パーティ
最初から対面で複数の異性と出会えるのが婚活パーティの良いところ。顔を合わせてコミュニケーションが取れるので、相手の魅力を直に感じることができます。
参加できる条件が決まっている婚活パーティでは、好みの相手が集まる確率が高くなるので、希望に合わせて開催される婚活パーティのテーマを確認してください。
街コン
賑やかな雰囲気で開催される街コンも、男女の出会いの場として人気です。
参加者100人以上で街を上げて開催される大規模の街コンは、勢いよく異性と出会うことができます。
婚活初心者が友人と一緒に参加するにもちょうどいい場なので、異性とコミュニケーションを取る練習にもなります。
相席バー
見知らぬ男女が相席して飲食を共にすることで、リラックスしながら出会える場として定評のある相席バー。
遅くまで営業している店舗が多いので、会社帰りに飲みに行く感覚で利用できます。お酒の力を借りて緊張をほぐしたいという場合にもおすすめの場所です。
結婚したいなら、今すぐ行動を!
待っているだけでは出会えない
紹介しただけでも複数出会い方が存在しているので、現代は出会う手段がなくて、出会えないということはありえません。
単純に行動をしていないだけなのです。どれか一つでも利用し始めると、出会いはそこかしこにあることがわかります。
出会えるということは、結婚できる可能性があるということ。あとは自分にぴったりの相手に出会えるまで、婚活を続ければいいのです。
本当は結婚したいのに、生涯未婚率の中に含まれているのなら、今すぐ行動を起こしましょう。
まとめ
生涯未婚率は増加傾向にありますが、多様な出会いの場が増え続けているので、まだまだ結婚をしたいと願う男女は多く存在しています。
結婚願望を持つ相手と出会うことができれば、生涯未婚率に関わらず幸せな結婚生活を築くことができます。
自分で納得して結婚しないことを選択するのなら良いですが、結婚したいと思うなら今すぐ行動を起こしましょう。
何も行動を起こさなければ現実は変わりません。いつの間にか生涯未婚率の対象にならないように、自分に合う方法での婚活をはじめましょう。