婚活相談に来る女性の共通してみられる病の5つの症状?
あなたはいくつ当てはまりますか?
婚活ブログを書き、婚活のコーチングを始めて、婚活難民の方々に「共通した病」が多数あることに気づきました。
①自覚なく、高望みをしている
例:コミュニケーション力が「そこそこ」あり、年収も「そこそこ」あり、家事も「そこそこ」できて、顔も「そこそこ」の“普通の人”がいい
→そういう人を「理想の結婚相手」と言います。何でも「そこそこ」をクリアしている人は、かなり婚活偏差値が高い人です。
②自分がどんな相手がいいかを具体化できていない
例:「価値観が合う人がいい」、「一緒にいて安心できる人がいい」、「楽しい人がいい」
→ふわっとしすぎていて、他人から見てイメージがわきません。
③相手に求める条件を言語化し、優先順位を付けられていない
例:「性格は優しくて、自分と気が合う人がいい。浮気する人は論外かな。お誕生日や結婚記念日は一緒に祝えて、できればサプライズなんかもしてくれる人がいい。あ、できれば年収は高い方がいいな。」
→掘り下げれば、次々出てくる条件。まずはあなたが求める条件を見える化しないと、それが高望みかどうか、本当に大事かどうか分かりません。
④相手に求めるばかりで、自分を向上させよう/変えようという発想が貧困
例:「生活レベルは落としたくない」「生活習慣はあまり変えたくない」「そのためには、相手は必要な寛容さがあって、年収○○万円は必要かな」
→色々言うあなたが、その相手に提供してあげられるものは何ですか?
⑤「男性はこういうもの」「女性はこういうもの」という固定観念があり、かつその固定観念は自分にとって都合のいいものばかり採用している
例:「男性は奢ってくれて当然だし、デートではお店を予約してくれるのが普通」「女性は家庭的であるべき。だから、家のことはメインでやってほしいけど、生活費が厳しいので働いてほしい」
→傍から見れば、非常識な我儘です。ハイスペックな美男美女が言っていれば、(まあ仕方ない)で済まされますが、普通の人が言っていたら引かれることが多いです。
経営コンサルの立場からの婚活アドバイス
こういったことは、一人ひとり個別にみると「特殊な事情」があると主張されますが、多くの人を観察できる立場の私からすると、本当に「あるある」で、共通してみられる病です。
一人ひとりの人間にonly oneの価値があることは否定しませんが、人が学習し社会化する生き物である以上、同質化するのは当然です。人は放っておくと、自然と同質化するからこそ「戦略とは差別化である」という理論が成り立つのです。
話が逸れましたが、こうした婚活を拗らせている人(≒婚活が長引いている人)に共通する病がもう一つあります。そして、その病は私から見ると最も理解不能な病です。それが、「自然な出逢いがいい」という病です。
なぜ自然な出会いが理解不能か?
上記に挙げた①~⑤の病は、大雑把にいうと「良い結婚(=自分の価値に見合った納得感ある結婚)したいなら、我儘言うんじゃありません」という話です。その主張が通れば楽だからあなたにとって都合がいいけれど、結婚は相手のいることなのでそんなにうまくはいきませんよ、という話で、それを主張する気持ちはわかるけれど本当に結婚したいならもっとよく考えましょう、ということです。
翻って、「自然な出逢いがいい」というのは、その論理的な根拠が分かりません。
勿論、結婚相談所に登録したり婚活アプリを始めたりするのはちょこっと大変なので、その努力が嫌、もしくはお金が勿体ないというのを根拠にするなら、まだ分からないでもありません。でも、多くの婚活難民は、「努力するのが嫌」とは言いません。そうでなく、ただ「自然に出逢いたい」だけなのです。
恐らくこれは、小説や漫画・ドラマの影響、もしくは、早くに結婚した友達の影響です。曲がり角で偶然ぶつかりそうになった人が運命の相手だった・・・みたいな夢物語が、意識しようがしまいが、どこかに刷り込まれているのです。
もしくは、わざわざ婚活するのが、どこかさもしい行為と感じているのです。あなたが“自然に出逢う”人には限りがあり、かつこれまでの“自然な出逢い”をモノにできてこなかった確固たる実績が、あなた自身にあるというのに。
でも、大切なのはイイ相手と結婚することだと思いませんか?
自然な新しい独身の妙齢異性との出逢いが、普通に生活していると1か月に何人いますか?1年では何人ですか?まず、このことを考えてみましょう。
そして、いざその相手と仲良くなっても、結婚を意識したら、相手に聞きにくいことをクリアにしていく必要があります。「年収は大体いくらか」「介護やフォローが必要な家族はいるのか」「結婚相手に何を求めるのか」。
そして何より、「あなたは結婚する気があるのか」こういったことを聞かなければいけません。あなたは、それをきちんとできますか?
そして、一定期間のちょっとした努力やお金で、より納得のいく方と出会い結婚できるメリットは“自然な出逢い”を追うのと比較にならないものであると思いませんか?
分かりやすく金銭だけに絞ると、“自然な出逢い”で出会う人が年収300万、“意図的な出逢い”で出会った人の年収が800万円だったら、1年にして500万円、30年働くとしたら1,5億円の収入の差があります。この1.5億円を無視して“自然に出逢う”ことを追い続ける意味がどこにありますか?
どうしても自然に出会いたいなら
一生独身の覚悟を持ちましょう
「それでも自然に出逢いたい」と思う方がいるとしたら・・・。私から一言。
「よほどの運がないと難しいので、まずは独身でいる覚悟をしましょう」