婚活女子の希望年収を目の当たりにして・・・
結婚で必要な年収とは?
結婚相手を見つける為に婚活サイトに登録をしたけれど、女性の希望年収を目の当たりにして、肩を落とした男性は多いのではないでしょうか?
このご時世に600万円以上!なんて真顔で言われてしまったら、婚活をする気力もなくなりますよね。夢を掴む為に活動するつもりが、まさか年収で夢破れるとは思いもしなかったでしょう。
しかし、実際に600万円以上稼いでいる男性は、思った以上に少数です。
あまり、お金の話ばかりになると「養う為に結婚するんじゃない!」と言いたくなりますが、現実問題として収入ゼロでは話になりません。だからと言って、600万円稼いでいなければ婚活できないのか?というと、そうではありませんよね。
では、実際に婚活するにあたって必要な年収はいくらなのでしょうか?婚活女子が求める男性の希望年収の、リアルな声をまとめました。
婚活女子が求める「男性の希望年収」
まずは平均収入を知ろう!
女性の求める希望収入を知る前に、まずは自分の収入は世間的に見てどうなのだろう?と思いませんか?
雑誌で読んだ女性の求める希望収入にドキドキしたり、肩を落とす前に確認してみましょう。
平成24年分国税庁「民間給与実態統計調査」の結果
・全体の平均給与は408万円
男女別で確認しますと
- 男性は502万円
- 女性は268万円
「あれ?1000万円の半分だ!これなら自分の給与の方が上回っている!」
「だいたい同じ位で安心した!」という方も居ますよね。
しかし、中には「502万円なんて稼げないよ!」「なかなか手が届かない収入だ・・・」と感じた方も多いはずです。
何故なら、これはあくまでも平均値だからですね。ものすごく稼いでいる方を含めての平均ですから、周りの人が皆502万円を稼いでいる!という訳ではありません。
同調査で、給与所得者の「給与階別分布」を見ると
- 男性の年間平均給与額は300円以上400万円以下
- 女性は、100万円以上200万円以下
つまり、この位の給与を稼ぐ層が一番多いのです。どうでしょうか?少し安心しませんか?
自分の稼ぎは周りに劣っているから相手が見つからないんだ!というのは間違いなのです。
婚活パーティーに、わざわざ高所得者限定のパーティーがある位ですから、1000万円近く稼いでいる人は非常に少ないことがわかります。
関連記事
住んでいる地域でも収入は変わる
先程のデータにより、全国的な収入はわかりました。しかし、当然ながら住んでいる場所や地域によって、かなり差があります。
24年度厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
都道府県別の平均年収(万円)
年収ラボによる24年度厚生労働省「賃金構造基本統計調査」データのランキングです。
1位 東京 582
2位 神奈川 532
3位 愛知 518
4位 京都 487
5位 滋賀 484
6位 大阪 483
7位 茨城 483
8位 兵庫 477
9位 三重 470
10位 千葉 464
・
・
・
43位 宮崎 363
44位 岩手 352
45位 秋田 351
46位 青森 345
47位 沖縄 339
自分の給与が婚活を始めてからコンプレックスになった方は、まず自分の住む地域と相手の住む地域を見比べてみても良いですね。
同じ日本の中で、これだけの差があるのですから、収入に対する価値観が違うのは当然かもしれません。
関連記事
男性に求める希望年収
では、実際に婚活中の女性が男性に求めている希望年収はいくらなのでしょうか?
結婚相談所ノッツェのアンケート調査
Q:男性に求めている希望年収は?
- 希望年収第一位は501万円以上でした。
結婚雑誌やテレビのインタビューで聞いた年収と、大分差がありますよね。生活するにあたって、金銭感覚は人それぞれですが、女性の方が現実的でありシビアです。
結婚するなら1000万円は稼いで欲しい!なんて、夢見心地な女性は婚活していないのではないでしょうか?実際に婚活していれば、そんなに稼いでいる男性は居ないことに直ぐ気付きますからね。まだ真剣に婚活していない、10代20代の夢見る世代に聞くと、希望年収は1000万円!と答えるかもしれません。
いかに女性が現実的であるか?が分かるのが、ノッツェの相手に求める最低年収の結果です。
Q:男性に求めている最低年収は?
- 希望の最低年収は、301万円〜400万円でした。
この数字、どこかで見たことありますよね?
国税庁給与所得者の給与階別分布のデータにある、男性の年間平均給与額とまるで同じなのです!つまり、女性は夢を見るなら501万円を求めるけれど、現実的に考えると301万円〜400万円あれば大丈夫!と考えているのです。
そう考えると、結婚に希望が持てませんか?テレビで取り上げられる様な高望みをしている女性は、ほんの一握りなのですね。
結婚したらどうするの?
Waitress cutitng nougat – Jones the Grocer, Chadstone / avlxyz
現在の仕事
結婚相談所や婚活サイト、婚活パーティーで活動している時、男性女性に限らずお仕事をされている方が多いです。お付き合いしている間はあまり関係ないのですが、結婚したら仕事はどうするのだろう?と思いますよね。
そこで面白いアンケート結果があるのですが、こちらもノッツェの調査結果です。
ノッツェのアンケート調査
Q:「結婚したら、相手の仕事をどうしてもらいたいですか?」
様々な意見がありそうだと思ったのですが、男女共に1位は「現在の仕事をそのまま続けてほしいと思っている」でした。
女性が男性に対して、現在の仕事を続けて欲しい!と思うのは昔からあまり変わらなように思いますが、男性からしても女性に対して現在の仕事を続けてほしいと思っているのですね。つまり、婚活している男性としては、共働きを希望しているわけです。
これは、男女の意見が分かれてしまうので、婚活し辛くなるのでは?と思いますよね…。
しかし、安心して下さい!
Q:「結婚したら、自分の仕事をどうしたいですか?」
同アンケートでは女性への質問に「結婚したら、自分の仕事をどうしたいですか?」というものがありました。気にあるアンケート結果は、
- 1位 現在の仕事をそのまま続ける
- 2位 仕事を辞めて、主婦になりたい
多くの女性が、男性と同じく共働きを考えていました。
だからと言って、婚活中に共働きを全面に出すのは、あまり良くありません。何故なら、1位と2位には殆ど差が無いからです。
アンケートから読み取れる事
1位の仕事を続ける女性と、2位の仕事を辞めて主婦になりたい女性。どちらの女性も、非常に現実的だな…と思います。もっと前なら、女性は家を守り男性は外で闘う!という暗黙のルールの様なものがありましたが、不況下で結婚して家庭を持つのは、厳しいこともありますよね。
女性が社会に進出している事実もありますが、実際問題男性の稼ぎだけを頼るのはあまりに負担が大きいのです。
仕事が大好きで、結婚しても辞めたくない女性も居ますし、できれば専業主婦になりたいけれど共働きでも頑張れる!という女性も多いのです。男性からは「養う為に結婚したくない!」という意見を耳にしますが、真剣に婚活している女性は、結婚生活を真面目に現実的に考えています。
希望は?と聞かれると、誰でも大きく見積もる!
やたらに希望年収が高いのは【希望】だからです。希望は?と聞かれると、誰でも大きく見積もりますよ。男性も合コンに誘われた場合に「希望の女の子は?」と聞かれれば、普通で平均的で…とは答えませんよね。やはり、可愛い子!とかスタイル良い子!といってしまうのではないでしょうか?
希望は、あくまでも希望です。絶対条件では無いのですね。
つまり、相手がやりくり上手な女性であれば、現在の年収で専業主婦になっても、しっかりと生活できます。まだまだ今の生活ランクのまま割と自由にいきたいのであれば、共働きを希望する女性を選ぶべきですね。
結婚して使うお金
Flattop Family Time / flattop341
お互いに節約したり、共働きをしていれば、自分の年収なんて考えなくても良いんだ!という訳ではありません。そもそも、結婚したらどんなお金が必要なのでしょうか?ノッツェのアンケート調査で、興味深いデータがありました。
ノッツェのアンケート調査
Q:「結婚したら何にお金を使いたいですか?」
- 上位は男女共に、旅行、貯金、老後の蓄え
- 次に、趣味、食費、家、子供の教育費
上位を占めるのが、どう考えても夫婦二人で使うお金なのです。子供に関するお金は、随分後に出てきました。つまり、最近の結婚の傾向は、先ず夫婦二人の生活を楽しんで、後々子供が居る生活!と考えている人が多いのです。
子供がいる生活は楽しそうですが、お金の問題は付きまといますよね。
自分に奥さんと子供を養えるだけの稼ぎは無いから、やはり結婚は難しいの?
実際に婚活している男女は、子供が居る生活を考えているのでしょうか?
エクシオ婚活アンケート「恋愛投票箱」の結果
Q:「 結婚して子供は欲しい?」
男性
- 絶対欲しい 49.5%
- できれば欲しい 32.1%
- どっちでもいい 8.1%
- 欲しくない 3.8%
- 相手による 5%
- その他 1.6%
女性
- 絶対欲しい 41.3%
- できれば欲しい 32.4%
- どっちでもいい 10.1%
- 欲しくない 7.3%
- 相手による 6.1%
- その他 2.7%
男女共に、絶対に子供が欲しい!というのは、半分以下でした。むしろ、男性の方が欲しいと思っていますね。
つまり、結婚したら絶対に子供が居る家庭でなければならない、という訳ではないのです。授かりものではありますが、現代の婚活ならば、お金と相談しながら家族計画をしても良いですね。可愛いだけでは、育てるのは難しいものです。
夢ある結婚生活を想像する方も沢山いますが、
- 子供が欲しいか欲しくないか?
- できれば欲しいのか?なるべく欲しくないのか?
お金の問題も含め、結婚を考えている相手とは、お互いのホンネを話しておいたほうが良いですね。
まとめ
女性が求める希望年収の本音
雑誌やテレビの情報と現実は違う
男性が自分自身の年収にコンプレックスを持ったり、希望収入にばかり気をとられてしまうのは、テレビや雑誌などのメディア情報を鵜呑みにしているからです。メディアからしても、本当の収入平均値と希望収入が全く同じでは記事になりませんよね。男性に対して1000万円超えを希望している女性が居ない訳ではないのですが、女性の現実的な本音は、希望する最低収入です。
そして、あくまでも【希望】だということを忘れないで下さいね。希望は理想であり、現実ではありません。
そのまま希望の数字を自分に当てはめてしまうと、コンプレックスになるのは当たり前ですよ。世の中が不景気なのは、皆が感じていることです。女性も、お金と結婚するわけではありませんよ。
世の中で一番多い層である、年間平均給与額の300万円以上400万円以下に該当する男性は、もっと自信を持って活動してほしいなと思います。
将来設計
女性が期待する最低年収に該当していれば、夫婦二人ならば何の問題もありません。
しかし、家族計画として子供の人数や、それぞれにかけたい教育費についての考えは、結婚するまでに話し合っておくべきです。
- 夫婦二人、三人家族、四人家族
- 公立に行かせたい、私立に行かせたい
どの家族も素敵で素晴らしいと言えますが、必要なお金は随分と違いますよね。平均年収で充分ですが、子供に沢山お金をかけたいのであれば、共働きも視野に入れて考えたいものです。
婚活をするにあたり、年収が低いから…は出会えない理由になりません。女性の本音である、最低年収(それに近い年収)があれば、婚活する体制は整っていますよ。あとは、しっかりアピールして、素敵な恋愛をして、好きな人と一緒に将来設計をすることが成功する秘訣です!
<参考ページ>
- 24年分国税庁 民間給与実態統計調査
- 年収ラボ
都道府県別 平均年収・給料 特集-年収ラボ各種都道府県の年収、給料、月収、ランキング、年齢、勤続年数などを掲載。 - ノッツェ
「結婚相手に求む条件とは?」恋愛意識調査結果 | お見合い・婚活なら結婚相談所ノッツェ≪Vol.14 結婚相手に求む条件とは?≫ お見合い・婚活なら結婚相談所ノッツェ恋愛・結婚意識調査。当社は、結婚相談やお見合いパーティーも充実しています。東京や名古屋、大阪で婚活する際はご利用下さい。 - エクシオ
http://wedding.excite.co.jp/vote/result/?id=848 - 文部省 24年度子どもの学習費調査