あなたにとって、異性の友人はどんな存在?
「ただの友だち」だったはずなのに……
筆者の知人男性・和樹さん(39歳・仮名)が、つい最近2度目の結婚をしました。
和樹さんはバツイチ。そして、今度の結婚相手も、和樹さんと同じくバツイチのアラフォー女性です。
じつは2人は、それぞれが結婚するもっと前――学生時代からの友人同士。
大学時代に同じサークルに所属し、「本当にただの友だち。それ以上でもそれ以下でもなかった」(本人談)だそうです。
むむ、そんな自称「ただの友だち」だった2人が、なぜお互いの離婚を経て、急接近し、結婚へと至ったのか……。興味津々です。
今回は「異性の友人」にまつわるアンケートを見ながら、男女それぞれの本音を探っていきましょう。
異性の友人に真の友情はある? それとも……
男女ともに8割以上が「異性の友人あり」と回答
Friends / Kansas Poetry (Patrick)
「街コンジャパン」を運営する株式会社リンクバルが20~30代の街コン参加者500人を対象に調査した、アンケートの結果を見ていきましょう。
Q「異性の友人はいますか?」(全体)
・いる……84.8%
・いない……15.2%
なんと、8割以上が「いる」と回答。
けっこう多いですね。街コンに参加するぐらいだから、社交的なタイプの人が多いのかな。
どの程度のつきあいを「友人」と呼ぶのか、人それぞれではありますが。
30代女性は「異性の友人」減少傾向に
summer picinic / mattcameasarat
では、男女別、世代別に細かく回答を調べてみましょう。
Q「異性の友人はいますか?」(男性)
【20代】
- いる……82.2%
- いない……17.2%
【30代】
- いる……86.8%
- いない……13.2%
Q「異性の友人はいますか?」(女性)
【20代】
- いる……87.9%
- いない……12.1%
【30代】
- いる……73.0%
- いない……27.0%
なるほど~。ここでちょっと変化を発見。
女性の場合、20代では「異性の友人」がいるという人が87.9%もいるのに対し、30代になると73.0%と、減少傾向がありますね。
異性の友人に真の友情を感じるか、それとも……
ERIN IS MY BEST FRIEND FOREVER IN THE WHOLE WORLD AND I LOVE HER!!!!11one / GYLo
さあ、みなさんが一番知りたいアンケート、
「異性の友人に、本当に真の友情関係が成り立つのか?」について。
Q.「異性の友人がいる」と回答した方、それは真の友情だと思いますか?
【男性】
- 真の友情だと思う……50.5%
- 真の友情だと思わない……18.2%
- 恋人未満の相手……20.7%
- 秘めた気持ちがどちらかにある……10.6%
【女性】
- 真の友情だと思う……70.7%
- 真の友情だと思わない……14.1%
- 恋人未満の相手……9.8%
- 秘めた気持ちがどちらかにある……5.4%
えー?!ちょっとちょっと、
「私たちには真の友情がある」と思っているのは、圧倒的に女性のほうなんですね!
男性陣は必ずしも真の友情だなんて思っていないんです。ふだんは友だちのようにふるまっていても本音は「恋人未満」とか「秘めた気持ち」とか、いろいろな下心(?)渦巻いているんですね。
何かのきっかけで「友だち」の化けの皮がはがれ、秘めていた本音が一気に露わになる……という可能性もあるのでしょう。
男女で比べてみると「友人」という言葉の裏にはかなり気持ちのズレがあることがわかります。
社会人になってからの「男女の友情」はありえない!
Couple on the beach at sunset: Fort Walton Beach, Florida / State Library and Archives of Florida
AllAbout「恋愛・結婚」担当ガイドの大木隆太郎さんは、20代半ばを過ぎて知り合った異性との間に「男女の友情はありえない! 真の友情と勘違いする女性が増加中!」と警鐘を鳴らしています。
大木さんによると、合コンや街コンなど、ちょっと軽いノリの恋活で知り合った男性が、女性をお茶やデートに誘うとき、「友だちとして誘ってくれたんだ」と思ってしまう女性がとても多いのだとか。
「男性がデートに誘うのは、相手に気があるから。『私たちって友達じゃん』と女性がデート中に発する一言に、どれほどの男性が傷ついていることか……。この一言は絶望ですよ」とアドバイスする大木さん。
女性のみなさん、ぜひお忘れなく。
ただし、幼なじみや同級生など「お互い相手に見返りを求めない関係」や「恋人に説明できる関係」であるなど、一定の条件をクリアしていれば、男女の友情は成立するとのこと。
みなさんの「異性の友人」は、いったいどんな存在ですか? 友人と思っているのは、じつはどちらか一方だけ……かもしれません。
男女の間では「異性の友人」の認識にズレがある
「友人」から「恋人」になることも!
考えれば考えるほどわからない「異性の友人」という不思議な存在。
冒頭に出てきた、知人の和樹さんは、学生時代からの友人とバツイチ同士で再婚したばかり。
まさに「異性の友人」から「結婚相手」へと変化したわけですが、ターニングポイントはいつだったのでしょう? 和樹さんはこう話します。
「うーん確かに、本音をいえば、学生時代から友だちとして接しながらも“つきあってみたいな~”と女性として見ていた部分はある。ただ、最初に友だちとしてスタートしたので、なかなか恋人にシフトするようなタイミングがなかったんだよね」
では、今回のおさらいです。
- アンケートの結果、20~30代の8割以上が「異性の友人がいる」と回答。
- 女性の場合、「異性の友人がいる」という回答が20代では87.9%に達するが、30代になると73.0%と減少傾向に。
- 「異性の友人間で、真の友情が成り立つか?」の質問に、「真の友情がある」と回答したのは、男性50.5%、女性70.7%。男性は「恋人未満」「秘めた気持ちがある」などの回答も多い。
- 社会人になってから出会った相手と真の友情が成り立つのは難しい。街コンや合コンで男性が女性を誘う場合、男性は気があるから誘うのだが、「友だちとして誘われた」と勘違いする女性が多いという。
素敵な出会いがありますように!
<参考>
・街コンジャパン
( http://machicon.jp/ )
・AllAbout「恋愛・結婚」
(http://allabout.co.jp/r_relationship/)