本質的な部分から婚活で成功する男性の会話術
心理学は「相手の心を動かすための方法」ではない
女性の心を動かせたら良いなぁと思ったことないでしょうか?
例えば、気になる子に自分を好意を持ってもらいたい、と感じたことがある人は多いと思います。
心理学を勉強すれば、相手の心を動かせると思うかもしれません。実際、心理学を勉強する学生に心理学部を選んだ理由を聞いてみると、男性の場合、「人の心を動かしたいから」と言う理由の人があきれるほど多いものです。
しかし、心理学と言うのは「相手の心や人間の持つ気持ちを理解するための学問」であって「相手を操るための学問」ではありません。
確かに、社会心理学の中には「説得的コミュニケーション」と言う「相手を説得するための方法」があります。この理論を書いた婚活サイトや婚活本も多いでしょうが、これは心理学のほんの一部でしかありません。このような表面的な知識をなぞっても、中々「モテる男性」になることは難しいです。
そこで、今回はテクニック論ではなく、もっと本質的な部分から婚活で勝利できる男性の会話術を考えていきましょう。
婚活で勝利できる男の会話術5つのポイント
ポイント1:毎朝、自分自身をほめてみる
Moving through time / dno1967b
これを読んで「え?」と思った方も多いと思います。
しかし、これがまず婚活における会話術では恐らく一番大事なことです。
恐らくこのサイトを見ている方は婚活に役立つ「テクニック」を学びたいと思います。しかし、スポーツでも基礎体力がないと技術は意味がないのと同じです。
例えば、「フット・イン・ザ・ドア」などのテクを使おうとしても、あなたが自信なさげに相手を誘っているのであれば、効果は全くありません。
…キツイ言い方ですが、技巧に走ろうとする方の多くは、自分の自信の無さを内面に抱えていることが多いものです。そこで、まずは鏡を見て自分のいいところを見つけ、褒めることで自信をつけるようにして下さい。
ポイント2:相手の目を見て、ゆっくりうなづいてみる
brunch conversation / trendscout::
自分に自信の無い男性は、特に相手の目を見ることが苦手なものです(こういう男性、婚活では売れ残ります…)。また、自覚が無い場合が多いのですが、そういう方は自分の内面を知られることや会話の間が出ることの恐れから、つい早口になって余計なことまでしゃべってしまうものです。
そういうところを見ると女性はどう思うか分かりますか?
「この人と一緒にいると、何か落ち着かないなぁ・・・」と悪い評価を下してしまうものです。
ちなみに、モテる人と言うのは、ほぼ例外なく聞き上手です。そこで、まずは自分が「話したい!」と思う気持ちを抑えて、相手の目を見ながら「うなづく」ことから始めてみてください。
ポイント3:婚活中の会話では、自虐ネタに走らない!
以前「自分の弱みを出すことは、モテる」と解説しました。そして良くテクニック本にも書いていますが、これは実は半分正解で半分が不正解です。
自分の弱みを「相手を信頼しているから」見せるのと「自分の弱みを受け入れてもらいたいから」見せるのでは、相手に与える印象は180度変わります。
特に自信がない男性は、早い段階で「ぼ、僕、〇〇なんですけど、それでも良いですか?」と言った形ですぐに自分の弱点を見せたり、自虐ネタに走ってしまいます。
そういうことを言ってしまいがちな方は、最初はできる限り自分の弱みを見せないようにする方が良いでしょう。
ポイント4:婚活での演技はダメ!
Inside the Acting for Film & Television Campus / vancouverfilmschool
キャリアカウンセリングの場で良くある話なのですが、学生は企業に「自分の能力を見てもらいたい」と思って面接を受けます。しかし企業は「学生の『人柄』を見たい」と思って面接を行っています。例えTOEICが900点でも、英語の知識をひけらかすような人であれば、大抵の企業は内定を出さないものです。
これは婚活でも同じです。
確かに大企業に勤めていたり、2人の趣味が合ったりするというのは女性にとってはプラスポイントです。
しかし、結婚において重要なのはステータスや能力だけではなく、結局一番は「人柄」です。その為、相手に対して下手に合わせるために嘘をつかないで、「自分はそれでも立派な人なんだ」と思って、自信を持って正直に話をするようにして下さい。
ポイント5:とにかく婚活を続けてみる
心理学の世界では、バンデューラが提唱した「自己効力感」と言う言葉が非常に重要な側面を持っています。これはいわゆる「課題に対して達成できるという確信」なのですが、これを高く持っている人ほど、物事に対して積極的に取り組めるようになります。
自尊心はその本人自身の価値に関する感覚であるのに対し、自己効力感は自分にある目標に到達するための能力があるという感覚である。
そして、これを高めるために重要になるのが「成功体験」です。つまり成功した体験を持てば持つほど、あなた自身も自信が付き、相手とのコミュニケーションを上手に取れるようになります。
婚活を続けていれば疲れることもあると思います。しかし、少しずつでいいので実戦経験を積むようにして下さい。
まとめ
自尊感情がなければ、あらゆるテクニックは無駄になる!
心理学のテクニック本を読んで「こんなのどうせ役に立たないよ!」と言う方は多いことでしょう。しかし、このような発言をする方に限って、幸せな恋愛をしていないものです。
いわば、心理学のテクニック本は料理に例えると「塩や胡椒」と思ってくれれば分かりやすいことでしょう。つまり、「あればその料理の魅力が引き立つが、食材と調理法が悪ければ何の役にも立たない」と言うことです。この場合の「食材」が外見だとすれば「調理法」は内面に繋がります。
そこで、まずは外見もそうですが、「自尊感情」を持って内面を磨くようにすることで、あなたのタンスにある恋愛テクニック本が真価を発揮することになるでしょう。