婚活を始めた途端、自分への自信を失ってしまっていませんか?
自分を選んでくれる人はどこにいるのでしょうか?
この話は、まだ選ばれていないあなたが、婚活で選ばれるための心構えについてのお話です。
20世紀に活躍したドイツの思想家フロムの著書である『愛するということ』を参考に、婚活で選ばれるためには、何をどうすれば良いのかをわかりやすく解説していきます。
さて……婚活を始めた途端に自分への自信を失ってしまう人も多いのですが、自信を失ってしまう理由はただ1つ、「選ばれないから」です。
どうして選ばれないのか?……考えても明確な答えは出ないでしょうね。
だからこのコラムを通じて、選ばれない理由と選ばれるためには何をどう変えれば良いのかを知ってください。同じ内容の動画もあります。
「愛されたい」とばかり願う人達
「たいていの人は、どうすれば愛されるかばかりを考えている」とこの本『愛するということ』には書かれています。
裏を返せば、愛されることばかりに意識が向き、愛することへの意識がおざなりになっているということですよね。
男も女も、誰もが「愛されたい」とばかり考えていたらどうでしょうか?
愛することを考える人がいない中で、ただ「愛されたい」とばかり考える人が大勢いる……そんな世界を想像してみてください。気持ち悪いですよね?
愛されたいのであれば、自分からも愛する意識を持つこと。よく考えれば当たり前のことなのに、婚活をしているとどうしても「愛されたい」「選ばれたい」という欲ばかりが募ってしまうようです。
だから、婚活中に「愛されたい欲」が高まったら、Kinki Kids(キンキキッズ)の名曲「愛されるよりも愛したい」を思い出してください。
♪ 愛されるよりも、愛したい、まじでぇ〜 ♪
この曲を思い出せば、この動画の内容も思い出すでしょう。
誰かを選べば、その人の恋愛対象になる
もしも、恋愛感情を持っていなかった異性から急に告白をされたら……あなたの側でも相手を異性の目で見るようになりませんか?
「今は付き合っている人いないしなぁ。そんなに悪い人にも見えないしなぁ。ルックスも悪くないし……」と相手との交際を一瞬は考える人が多いと思います。
つまり、先にこちらが愛してしまえば、一気に相手の恋愛対象になれてしまうんですよ。こんな形の恋愛が、全てうまくいくわけではありませんが、何もしないよりは、はるかに可能性が出ます。
選ばれるのを待つのではなく、先に自分で選ぶ。
そういう形で選ばれることもあるんです。だから、婚活中は少しでも気になる人がいたら自分から「会ってみたい」とリクエストすることですよ。そのリクエスト1つで、あなたも相手にとっての恋愛対象になれます。
選ばれるためには欠かせない「愛の4大要素」
愛というものがどういうものなのかをよく知る……これもとても大切ですから、続いては「愛の4大要素」というものを紹介しますね。
「配慮」「責任」「尊敬」「知」、これらが愛の4大要素とされています。1つずつ解説しましょう。
配慮
まずは配慮。 配慮とは、相手のことを気にかけることです。
誰だって自分を気にかけてくれる人を意識してしまいますよね。だから、「あなたを気にかけていますよ」とさりげなくアピールすると、相手からも注目してもらえます。
アピール方法はなんでも良いです。「いつも同じコーヒー飲んでるよね」とか「あれ?髪型がいつもと違う」とか……このくらいであなたの配慮が相手に伝わります。
責任
「気にかけていますよ」とアピールすると、相手から何らかの反応が返ってくることもあります。
たとえば、「髪型、変わったね」と声をかけたとしましょうか。
「そうなんです。でも、まだお気に入りの美容院が見つかっていなくて……どこか良い美容院知りませんか?」と返ってきたら、明らかな一歩前進ですよね。相手の側でもあなたと会話しようとしてくれていますし、2人の距離を縮めようともしてくれています。
そこで「駅前の美容院が人気らしいよ」とか「僕の行っている美容院はうまいし、女性客も多いよ」といった具体的な返信をしたら、あなたの側でもさらに2人の距離を縮めたことになるんです。
相手から反応があった時に、きちんと対応をすること。これが「責任を果たす」ということです。
尊敬
相手に手を差し伸べるのであれば、相手の意思を尊重しながら手を差し伸べること。これを「尊敬」と呼びます。
たとえば、「ゴルフが上手になりたい」と女性が言ったとしましょう。その場合、相手の女性に合わせた「ゴルフの上達方法」を伝える意識を持つべきです。
プロゴルファーになりたいのか、コースに出られるレベルになればOKなのか、それともまずはボールをまっすぐ飛ばしたいだけなのか……女性の希望によってアドバイスの仕方も変わりますよね。
同じ質問であっても、相手によって答えは変わるんですよ。毎回同じ回答しかできない人は、相手のことを考えていない、ただのアドバイスしたがりの人にすぎません。それでは、やはり愛されないんです。
知
さっきのゴルフのアドバイスにしても、相手を知らなければベストのアドバイスはできませんよね。だから、相手をよく知る「知」が大事なんです。相手に興味を持って、いろんなことを知っていくと、2人の会話は必ず変わりますよ。また、「前に言ってた、あの話だけどさ……」のような形で、2人の間だけで通じる話題も増えます。こうして、少しずつ特別な関係になっていくんですよ。
愛するための技術
『愛するということ』では、「愛は技術だ」とも述べられています。
どんな技術でも、習得するために集中しなくてはいけませんし、忍耐強く取り組む必要もありますよね。そして、何よりも関心を持ち続けなければいけません。
愛し愛されるためには、この技術の習得と同じスタンスで恋愛に挑む必要があるようです。
愛する相手との関係に集中し、ときにはうまくいかない時期も耐えること。そして、愛する相手には常に最大の関心を持ち続けることです。
集中・忍耐・関心……この3つを持ち続けられれば、あなたが愛の技術を習得できる日もそう遠くはありません。
1人で生きられるようにする
意外と思われるかもしれませんが、1人でいられることが、人を愛するための必須条件です。
「恋人がいないから恋人が欲しい」……そんな理由で異性を求める人もいますよね。そのような人達は、「愛せる人が欲しい」のではなく、「1人でいたくない」という気持ちが強いんですよ。
だから、「恋人がいないから恋人が欲しい」のような気持ちで異性を求める人は、必然と相手へのハードルをガッツリと下げます。意識していないかもしれませんが、確実にハードルは下がっています。それも、大幅に。
ハードルを下げまくった相手への愛情なんてすぐに冷めますよ。もともと、タイプでもなんでもないんですから。だから、すぐに別れます。そして、また「恋人がいないから恋人が欲しい」「彼女がいないから彼女が欲しい」と繰り返してしまうんですね。
『愛するということ』によれば、そんな交際は愛でもなんでもありません。1人でもいられる人が、あえて別の人を求めることを愛としているからです。
愛するということのまとめ
人として自立しましょう
『愛するということ』を参考にして、婚活で選ばれるための心構えをお届けしました。この動画でとりあげたポイントは、4つです。
- 愛されるよりも愛することを優先する
- 愛の4大要素を身につける
- 愛するための技術を磨く
- 1人でもいられるようにした上でパートナーを探す
一見、遠回りのように感じられるかもしれませんが、この動画で紹介したものを全て身につければ、今までとは異性の選び方も、異性との接し方も大きく変わります。