結婚後もシェアハウスで過ごすことは、実際に可能です。
この生活形態が適しているかどうかは、夫婦のライフスタイル、財政状況、社会的交流への意欲など、多くの要因によって異なります。
結婚後のシェアハウス生活に関するポイントを紹介します
結婚後もシェアハウスに住む夫婦が増えている
現代のライフスタイルの多様化に伴い、結婚後もシェアハウスに住む夫婦が増加しています。
このトレンドは、経済的な利点やコミュニティのサポートなど、従来の夫婦生活とは異なる新しい形態を提供します。
このセクションでは、なぜこのような選択が増えているのか、その背景と動機を探ります。
結婚後もシェアハウスに住むメリット
結婚後にシェアハウスを選ぶことには、多くのメリットがあります。
経済的な節約、社会的サポート、刺激的な環境、家事の分担、子育て支援など、共同生活が提供する利点は多岐にわたります。
節約できる
シェアハウスは家賃や光熱費を分担することで、経済的な節約につながります。
特に結婚初期の経済的な負担を軽減することが可能です。
悩みを聞いてもらいやすい
共同生活では、日常の悩みや問題を他の入居者と共有し、解決策を相談することができます。
これにより、精神的な支援を受けることが可能になります。
刺激のある環境で仕事もはかどる
多様な背景を持つ入居者との交流は、新たなアイデアやインスピレーションを生み出し、仕事や創作活動に役立つことがあります。
複数人で家事をローテーションできる
シェアハウスでは家事を入居者間で分担することが多く、一人あたりの負担を減らすことができます。
これにより、日常生活の効率化が図れます。
子育てサポートが受けられる
子育て中の夫婦にとって、シェアハウスは他の入居者からのサポートを受けられる場となり得ます。
子育ての経験や知識を共有できる環境は、育児において大きな助けとなります。
結婚後もシェアハウスに住むデメリット
シェアハウスでの生活は、特定のデメリットも伴います。
プライバシーの問題、適切な住居の選択、共同生活に伴うストレスなど、考慮すべき点がいくつかあります。
神経質な人には向いていない
共同生活は、神経質な人にとってはストレスとなることがあります。
他の入居者の生活習慣や騒音などに敏感な人には不向きな場合があります。
快適・安全なシェアハウス探しに時間がかかる
適切なシェアハウスを見つけるには時間と労力が必要です。
安全性や快適性、入居者の質などを考慮して選ぶ必要があります。
そもそもシェアハウスの数が減っている
一部地域ではシェアハウスの数が減少しており、選択肢が限られている場合があります。
理想のシェアハウスを見つけることが困難になる可能性があります。
プライベートの環境が整っていない
シェアハウスでは、プライベート空間が限られることがあります。
個人の時間や空間が重要な人にとっては、生活の質が低下する可能性があります。
コミュニケーションでストレスを抱えやすい
多様な背景を持つ入居者とのコミュニケーションは、時にストレスや摩擦を引き起こすことがあります。
人間関係の管理には配慮が必要です。
結婚後にシェアハウスを探すポイント
結婚後のシェアハウスを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。
入居者の質、コミュニティのタイプ、部屋の広さ、入居者数などが選択の基準となります。
どんな入居者がいるか確認する
シェアハウスの快適性は、そこに住む人々に大きく依存します。
入居者の性格や生活習慣を事前に確認し、自分たちとの相性を見極めることが重要です。
コミュニティ型シェアハウスも視野に入れる
コミュニティ型のシェアハウスは、共有スペースでの交流やイベントが多く、社会的なつながりを深める機会があります。
このタイプのシェアハウスは、コミュニケーションを重視する夫婦に適しています。
部屋の広さを考える
シェアハウス内の個室の広さは、快適な生活に直結します。
夫婦での生活を考慮し、必要十分な広さを備えた部屋を選ぶことが重要です。
入居者の数をチェック
シェアハウスの入居者数は、プライバシーや生活の質に影響を与えます。
入居者が多すぎると、個人の空間や時間が制限される可能性があります。
結婚後もシェアハウスで過ごせる夫婦の特徴5つ
結婚後にシェアハウスで生活することは、特定の特徴を持つ夫婦にとって理想的な選択肢となることがあります。
以下では、シェアハウスでの共同生活を楽しむことができる夫婦の主な特徴を5つ挙げ、それぞれについて詳しく解説します。
シェアハウスに住む目的がある
シェアハウスに住む明確な目的を持っている夫婦は、共同生活をより意味あるものにすることができます。
節約、社会的交流、新しい経験など、共有生活に対する具体的な目標があることが重要です。
入居者同士の交流に抵抗がない
他の入居者との積極的な交流を楽しむことができる夫婦は、シェアハウスでの生活に適しています。
オープンなコミュニケーションと相互の支援は、共同生活の醍醐味の一つです。
夫婦の軸をしっかり持っている
夫婦としての強固な関係と互いに対する信頼を持っている夫婦は、シェアハウスの環境でも安定した生活を送ることができます。
夫婦間のしっかりとした軸が、共同生活の中での安心感を生み出します。
騒音などに神経質ではない
共同生活における騒音や小さなトラブルに対して柔軟に対応できる夫婦は、シェアハウスでの生活に適しています。
ストレスに強く、柔軟な対応ができることが共同生活の鍵となります。
不便な面も前向きに捉えられる
シェアハウスでの生活には不便な面も存在しますが、これを前向きに捉えることができる夫婦は、共同生活を充実させることができます。
不便さを乗り越えることで得られる新しい経験や人間関係の価値を理解することが重要です。
「シェアハウス婚活」は恋人探しにおすすめ
シェアハウスというと、何となく“学生さんや上京したばかりの若者が家賃を浮かせるために住むもの”というイメージもあるかもしれません。
しかし、最近は20~30代の社会人が婚活や出会い目的で利用するパターンも増えています。
確かに、これから結婚して生活を共にするということを考えると共同生活をしながら相性の良い将来のパートナーを探すというのは非常に理にかなっていますよね。
そこで、今回はシェアハウスで住んで実際に婚活をした経験のある私が
「シェアハウスでの婚活はどうなの?!」
をテーマにシェアハウス婚活の特徴や「本当に結婚できるのか」について体験をまとめてみました!
シェアハウスで婚活するメリット
シェアハウスで婚活するメリットを紹介します。
第一印象では分からない魅力を生活の中で見つけられる
シェアハウスで婚活することのメリットは「日常の様子をチェックできる」ということです。
例えば、お友達に紹介されて3回デートして告白されてお付き合いをした場合
- 相手の生活や会っていない時間にどんな過ごし方をしているのか
- 他の異性にはどんな態度なのか
- 同性に好かれる人なのか
- 集団行動のときにどんな役割をする人なのか
などを把握できないこともありますよね?もしくは本人の口や紹介者1名の意見くらいしか参考にできないわけです。
しかし、シェアハウスで婚活をしていると、普段の生活やその人の包み隠せない“素の部分”を明らかに見ることができるので、実際に結婚するとどうなるのかがとても明確に想像できるようになります。
第一印象がすごく良くても友達からの評判が悪い人や、後で化けの皮が剝がれて別人のように感じ悪くなる人もいます。
逆に第一印象が恋愛対象に入らない人でも皆に好かれて段々と魅力的に感じる人もいるので、“共同生活してみて初めて分かるその人の良さを見つけられる”のもシェアハウスの良いところかも知れません。
行事や飲み会も目白押しで恋愛に発展しやすい
またシェアハウスに住むと、毎週のように(物件によっては毎日のように)共有スペースで飲み会が開催されたり、みんなで海へ行ったり花火を見に行ったり、スノボへ行ったりなど行事が目白押しなんです。
そこで、ちょっとしたアクシデントやライバルの出現などがあったりすると、いつの間にか恋に発展?!ということも起こりやすいです。
(この一連の流れは、テラスハウスやあいのりをリアルに体験できますよ)
ちなみに私も、物件内でめでたくカップル成立したのですが、みんなで一緒に海に行った時に恋に落ち浴衣でお祭りに行ったときに急接近しました。
アラサーになっても学生時代のような恋愛をできると思っていなかったので、とても楽しかったですね。
シェアハウス婚活で気を付けたい人
さて、シェアハウスで婚活する際に選んではいけない人の特徴がいくつかあるのでご紹介します。
①ご新規さん狙い
まず、シェアハウスに住んでいると「新規の入居者」が入ってくる度に狙ってアプローチする肉食系が一部います。
既に住んでいる住人には「あ、またガツガツいってるよ~」と分かるのですが、新規の人には親切に接するので全く分からずにそのまま付き合ってしまうパターンもよく見てきました。
しかし結局、すぐ別れてしまい住みづらくなってしまい新規で入ってきた子の方が引っ越してしまったり、共有部やイベントに来なくなる人もいました。
なのでお付き合いの際は他の住人に聞くなど、一旦様子を伺って慎重に判断してみることをおススメします。
②結婚する気がない人
婚活をするためにシェアハウスに住んだのに、結婚する気が無い人と付き合ってしまうパターンもあります。
一緒にイベントを過ごして燃え上がって恋に落ちてしまっても、いざ将来の話をすると「うーん...いつかはしたいけど、今はまだ考えられない」という人もよくいました。
なので、お付き合いする際には「私は〇年以内に結婚をしたいから」と勇気を出して言ってみても良いと思います。
これで残念ながら貴重な1,2年を棒に振っていた婚活女子も多くいましたので。
③ただみんなでワイワイお祭り騒ぎが好きなだけの人
シェアハウスあるあるですが、「みんなでワイワイするのが好きなだけの人」というパターンもよくありました。そんな人はよくイベントを企画したり盛り上げたりするのでとてもかっこよく魅力的に見えるのですが、まだ落ち着きたくない人も多いように思いました。
結婚は「毎日の生活」です。お祭り騒ぎのテンションだけで相手を決めるのはおススメしません。
付き合っても日常の生活に戻ると長続きしない人も多いように思います。
シェアハウスでカップルになった場合の意外な落とし穴
さて、これまでシェアハウス婚活の特徴についてお伝えしていきましたが、シェアハウスで婚活することの大きなメリットが「生活やその人の人間関係をチェックできること」でした。
しかし、逆にカップルが成立してしまうことでこの「生活感」が裏目にでてしまうことがあります。その理由がコチラです
①ほぼ同棲なので結婚をする理由がなくなる
シェアハウス内でカップルになると、もうほぼどちらかの部屋で寝泊まりするので同棲生活がスタートします。
そうすると特に男性にとってはもう結婚するメリットがなくなるのです。
その為、そのまま同棲しても結婚せずにずーっと同棲し続けているカップルも結構いました。
②新しい発見がなくなりマンネリ化するのが早い
また、シェアハウスに住んでいると毎日会うので新鮮さを失うのが大変早いです。
3カ月くらいが一般的なカップルの1年くらいに相当するので、相性が良くないとお互いのテンションが落ちるのも早く別れるのも早いです。
いい意味で言うと「効率が良い」のかもしれませんが、シェアハウス内でお付き合いをして別れると気まずくなって、結局どちらかが引っ越さざるを得なくなる為、お付き合いする際の決断は慎重に。
③他のカップルと自分たちカップルを比較してしまう
同じ施設内に、他のカップルもいるので例えば休日などに
- 他のカップルはこんなデートをしていたらしい
- 他のカップルここに遊びにいったらしい
- 誕生日にこんなプレゼントをもらったらしい
などの情報が飛び交います。悪気が無くても「あれ?今日は彼とデートしないの?」と住人に挨拶がわりに聞かれるだけで凄く憂鬱な気分になります。その為、自分を強く持っていないと
「私、〇〇ちゃんみたいにデートしていないけど愛されていないのかな」と勝手に比べて落ち込んで自爆してしまいます。(ちなみに私がこのパターンでお別れしました)
なので、住人同士でお付き合いする場合は上記のことを覚悟して、人と比べずに相手を信じられる強い心が必要なのかもしれません。
シェアハウス婚活で結婚した人の特徴
さて、次はシェアハウスで相手を見つけて見事に結婚したカップルの特徴を挙げたいと思います!
①付き合う前に結婚するまでの期日を明確に話し合っていたパターン
例えば「私は〇〇までにはもう出て籍を入れたいと思っている」「付き合うならちゃんと結婚するつもりで」と伝えていたカップルは、見事1年以内に結婚していました。
②物件内でなく、イベントで他物件の人とカップルになったパターン
シェアハウス内での婚活が上手くいかなくても、実は色んな物件同士での交流もあるのがシェアハウス婚活の最大のメリットかも知れません。飲み会やハロウィンなどパーティーを企画すると他の物件に住むシェアハウス仲間が遊びに来たりします。その中でカップルになって、結婚していく住人もいました。
シェアハウスは安全?
シェアハウス物件に住んだ体験談をまとめました。
- 家賃:管理費込みの80000円(水道、ガス電気代込み)
- 部屋数:60戸
- 場所:関東圏
- 物件の平均年齢:28歳(大学生から40代まで住んでいました)
- 住んでいた期間:1年4カ月
リノベーションされたばかりでテレビの撮影に出てきそうなオシャレな物件も多いです。
都内にもオシャレなシェアハウスもありますが、ガスや電気代など込み込みで10万円超えるところが多いようですよ。
(婚活のために)シェアハウスに住んでいると友達に伝えると
「え??みんなで一緒に寝るの?!セキュリティ大丈夫なの」とよく心配されます。
プライベートスペースは確保できる
ちゃんと寝室など個人のプライベートスペースはカギをかけられる、大人が住んでも大丈夫な安全シェアハウスもあるのです。
私が当時住んでいた物件は、寮やマンションをリノベーションして共有スペースを作ったタイプのシェアハウスだったので、ちゃんと自分の部屋は個別にあり、一部屋一部屋カギを掛けられます。
寝室や収納などは部屋で済ましてトイレやお風呂、キッチンなどの水回りは共有で行うようなシステムです。
なので、セキュリティ面としては心配ありません。
共有スペースには、キッチンやリビングなどがあるので、料理をするときや食べる時に住居人と一緒に食べたり、お酒を飲んだりゲームをしたりして交流します。
住んでいるのはサラリーマンやOLさんが多い
シェアハウスと言うと私の勝手な先入観で、パーティーピーポー(お祭り騒ぎが好きそうなチャラめの人たち)が住んでいるというイメージだったのですが
実際に住んでみると、普通のサラリーマンやOLさんがほとんどでした。
年齢層としては20代半ば~30代前半が多いのでちょうど世間一般で言う「結婚適齢期」の男女が多く住んでいました。
中には物件の外で恋人がいる人もいましたがほとんどがフリーでした。私の住んでいた物件は高学歴の人も結構多く、大手企業に勤めている方も多かったです。
婚活ももちろんいる!シェアハウスに住んだ年代別目的とは?!
20代前半から中盤の人たちは「恋人を探す目的」の方が多い印象で、20代後半~30代は「結婚相手を探す目的=婚活」の方が多い印象でした。
逆に30代後半以降になってくると不思議と男女関係なく相手探しというよりも「何となく一人暮らしは寂しいから」「一人より楽しそうだから」という理由で住んでいる割合が増えていきました。
シェアハウスは結婚後や婚活にもおすすめできる
というわけで、今回はシェアハウス婚活のメリットやデメリットについてまとめてみましたが、実際にシェアハウスに住んでみて分かったことは「シェアハウスきっかけの結婚は充分あり得る」ということです。
残念ながら私は結婚まで至りませんでしたが、友達含め多くの出会いがありました。
もしかしたら、外で他に出会っていたとしたら恋に落ちなかった相手でも、一緒にいろんなイベントに参加したり、生活を共にしたりすることで魅力を発見してカップルになる可能性は大いに起こり得ます。
お付き合いする前には慎重に判断し「私は〇〇までに結婚するつもりです。それでも良ければお付き合いしましょう」と勇気を出して伝えることが出来れば、シェアハウス婚活は非常に有効な婚活の場だと言えるでしょう。