婚活に励んでいる方のなかには「婚活難民」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「婚活難民」とは、婚活が長期化し、なかなか結婚に至らない人々のことを指します。
この状況は、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
ここでは、婚活難民に共通する特徴を挙げ、それらの問題に対処する方法を紹介します。
婚活難民から脱却するためのアプローチを見ていきましょう。
そもそも婚活難民とは?
婚活難民とは、積極的に婚活を行っているにも関わらず、様々な理由で結婚に至らない人々を指します。
この言葉は、単に独身であることを意味するのではなく、結婚相手を見つけるために努力しているが、それが実を結ばない状況の人々を示しています。
結婚への意欲がない人や、そもそも婚活をしていない人は、このカテゴリーには含まれません。
婚活とは、結婚を目的として様々な活動を行うことを指します。
これには婚活パーティーやマッチングアプリの利用、合コンや友人の紹介など、さまざまな出会いの形が含まれます。
そして、婚活の過程で生じる「婚活難民」という現象について考えてみましょう。
婚活サービスが多すぎるから婚活難民が生まれた?
婚活難民、何年も婚活しても結婚に近づかず、本当に結婚したいのか本人も分らなくなってきて迷走してしまう方がおります。
近年はいろんな出会い方が増えました。気軽に始められる婚活パーティー、マッチングアプリで婚活を試し、なかなかうまくいかないから最後の砦と思って結婚相談所に登録。婚活歴が2年3年超え、気が付いたらアラフォー。励ましあう独身友達がどんどん減っていく。
私は結婚相談所でセミナー講師もやっているのですが、5年目なんてまだかわいい方で、10年結婚相談所に在籍している方も珍しくないのです。
一概には言えないのですが、婚活が長期化する男性は婚活を楽しんでいるような方も見受けられます。毎週いろんな女性に会えるのです。初対面ならば、どんな女性も取り繕って、相手に合わせるでしょう。婚活が楽しくなり、ライフワークになってしまうようです。
こういう婚活が趣味化している人は今回、婚活難民に含めません。
婚活が長期化し、婚活が苦しい。抜け出したいし、婚活辞めたいけれどもやめるのも怖い。考えすぎてしまう真面目な方向けのお話です。
婚活難民から脱却するためのポイント5選
では、そんな困却難民から脱却するにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
以下の解説を見てください。
1.出会い探しを一旦すべてやめましょう
いったん、婚活を辞めましょう。結婚をあきらめようというわけではありません。
一時期期間、出会い探しの場から離れましょう。2か月とか半年とかそのぐらいです。
ここ何年も「結婚すべき」と思って生活していませんでしたか?きっと婚活がうまくいくための情報はたくさん読んでますよね。恋愛指南本を読んだり、男性心理を調べたり、婚活ブログを読んでいるかもしれませんね。
もしかしたら、私より詳しいのではないでしょうか?
そういう婚活情報もいったん遮断してください。知識は薬にも毒にもなります。知りすぎて自分のやりたいことより「こういう場ではこうする方がモテるかな」と考えすぎて自分の喜怒哀楽が分からなくなる方もいるでしょう。
2.彼氏を呼べる部屋にしましょう
あなたの部屋はどんな部屋でしょうか?居心地よく過ごせる部屋でしょうか?
迷走している方は部屋も散らかっている場合が多いのです。先のことばかり考えて、今の自分が快適に過ごせるということをないがしろにする方が多いですね。
部屋は片付いてますか?
早く結婚したいと思いながら、とても恋人を呼べるような部屋ではない方も多いです。まずは、部屋を片付けましょう。
もし、恋愛本がたくさんあるなら捨てて構いません。縁結び神社のお札、パワーストーン、開運グッズ、モチベーションを上げる書等の願掛けグッズがあるのならそれらもすべて捨ててください。
恋人に見られたらドン引きですよね。幸せな結婚生活をしている方ならば持っていないであろう物は捨てましょう。
3.婚活服をやめて着たい服を着よう
クローゼットを見直してください。婚活難民の方って思い込みがたくさんあるのです。
- 「若く見えた方がいい」
- 「婚活はパステルカラー」
- 「お見合いを成功させるにはピンクか白」
- 「柔らかく優しく見えるような素材を着るべき」
クローゼットが全部、そんなイタイぶりっ子服ばかりというアラフォー女性もおりました。ほぼすべて捨てていただきました。
昔のCanCamで掲載されていたモテ服のようなアンサンブルニットにフレアスカートとか、ビジュー付きブラウス、白スカート等。令和の今、デートしているカップルを見てみましょう。そんなの着ている女性ほぼいないのです。
捨てながら頭の中の思い込みも捨てていきたいですね。思い込みを手放し、楽になりましょう。
4.周りの人間で雑談の練習をする
婚活を休止し、部屋とクローゼットを片付けたら、仕事をちゃんとやりましょう。職場の人間関係も大事にしましょう。
ある30代後半の女性は一度もお付き合い経験がなく、20代後半から婚活をしていたそうです。3桁以上の男性に会ったのですが彼氏すらできなかったそうです。部屋は汚部屋で、掃除をしたら壁にカビも生えていたそうです。そこで自分の生活のひどさに驚いたそうです。
婚活優先だったので、仕事は結婚したら辞めるぐらいのつもりだったそうですが、初めて職場の親睦会に参加したそうです。男性と話す練習ぐらいのつもりで、顔見知り程度の男性同僚の隣に座りました。
楽で話しやすかったそうです。連絡先交換をして、その後、付き合うことになったそうです。
別の40代女性は諦めながらだらだら婚活をしていたそうです。その一方で普段はほとんどお化粧もしないで、20代から変わらない服で出歩いていました。仕事で部署移動もあり、社外の人に会うことが増えたタイミングで、服装、メイクを見直したそうです。
その後、趣味つながりの男性と結婚しました。
別の女性は38歳で結婚相談所に入りました。そこで、自分の市場価値を知ってがっかりします。お金を出して婚活しても出会う男性はおじさんでした。(自分もおばさんなのにね)今まで「普通のおじさん」と思っていた同僚が素敵に見えるようになって、同僚と結婚したのです。
婚活難民の方の多く田「今日は出会う日」と「普段」を分けすぎているのです。アラフォーがアラサーより優れているのは人生経験が長い分、人脈が広いのです。婚活を辞め、周りの人ひとりひとりを大事にしてみませんか?何年も一緒に働いているけれど下の名前を知らない同僚っていませんか?
もしかしたら、未来の配偶者はもう出会っているかもしれません。
もし、メンタルが不安定な方ならばここらへんでもうUターンして、部屋の片づけしてください。
これ以降はやや厳しめです。
5.ずっと実家暮らしなら一人暮らしをしてみる
アラフォーでずっと実家暮らしという方は、一度は一人暮らしをした方がいいでしょう。しかし、実家暮らしアラフォー女性は決まってこう言います。
- 「結婚する時に家を出ればいいでしょう」
- 「一人暮らしをするお金を使うなら婚活にお金を使った方が」
- 「友達もみんな実家暮らしだし、実家暮らしで結婚した人もいる。別に一人暮らしをしたからって結婚できるわけじゃないでしょう」
では、仮に結婚できなかったらどうしますか?
ずっと一人で生きていく可能性も大きいのです。親が死んでから、一人暮らしをしたとしてその時何歳でしょうか?
ずっと実家暮らしだった方は「たまに料理はしますよ」と料理することをアピールすることが多いのですが、まず家事で料理しか見えていない時点で幼いのです。誰かが買ってきた材料で作るならだれでもできます。予算内で買い物をしていますか?
実家暮らしの女性は周りも実家暮らしでしょう。20代で実家暮らしならば「そろそろ自立しないとヤバいよ」とかアドバイスする人が居たかもしれません。アラフォーに誰がわざわざ指摘するでしょうか?
シェアハウスを使うとか、安く一人暮らしをすることもできます。実家にいれば趣味・レジャーに使えるお金も多く、楽ですよね。自立より娯楽を優先したあなたと結婚したらどんなメリットがあるのでしょうか?
自分の周りが普通ではないのです。ご家族の事情とか、収入とか事情があって一人暮らしをあきらめる場合は、実家暮らしのままでもいいですよ。ただし、その年齢でいまだに実家暮らしであることは恥じてください。「男のくせに実家暮らし」「趣味にお金使いすぎる男性はちょっと」とかいう資格がないことは自覚してください。
実家暮らしアラフォーで「結婚したい」と婚活に時間とお金を使ってきた女性を自立している男性が選ぶでしょうか?自分を冷静に見てください。
たまに「親が一人暮らしに反対するんです」という女性もいるのです。そのいい年をして親離れしていないことが問題です。
一人暮らしをしていたとしても、親離れできていないのならば婚活はうまくいかないでしょう。無意識で親に紹介できる相手を探しがちなのです。この機会に実家との関係を見直しましょう。
婚活難民が直面しやすい問題3選
婚活難民になると、様々な問題に直面することがあります。
主な問題点としては、婚活うつ、迷いや不安、金銭的な負担の増加です。
婚活迷子になる
婚活における正解は一概には定義できませんが、成功しない日々が続くと、自分の求めているものが何か分からなくなることがあります。
何を求めているのかが明確でないため、適切な相手を見つけることが困難になります。
また、婚活市場の拡大に伴い、さらに良い相手がいるかもしれないという思い込みが、結婚の決断を遅らせる原因にもなり得ます。
婚活うつに陥るリスク
婚活は必ずしも努力が報われるものではなく、相手がいる活動なので思うように進まないことが多々あります。
継続的な失敗や拒絶経験は、婚活うつへとつながるリスクを高めます。
特に、失敗の原因が自分では明確でない場合、自己否定に陥りやすく、婚活や恋愛への意欲を失うこともあります。
心身の健康に影響を及ぼし、婚活自体を億劫に感じるようになることもあるでしょう。
金銭的な負担の増加
長期化する婚活は、パーティーやデートにかかる費用など、金銭的な負担が大きくなる傾向にあります。
特に仕事を持っている人にとっては、限られた時間と財力の中で婚活を続けることが難しくなることがあります。
金銭的な問題は、婚活のモチベーションにも影響を与え、活動を継続すること自体が困難になる可能性があります。
婚活難民に陥りやすい人の特徴3選
では、どのような人が婚活難民に陥りやすいのでしょうか。
ここでは婚活難民になりやすい方に共通する特徴として、以下の3点を解説します。
結婚観・恋愛観の不一致
婚活パーティーや結婚相談所では、結婚願望がある人が多いですが、マッチングアプリや街コンなどでは、結婚願望がない人もいます。
そのため、自分は結婚を目的としているが、相手はそうではない場合もあり、一方的な思い込みによって、結婚に至らないこともあります。
相手の結婚願望や恋愛観をしっかり確認することが重要です。
理想が不明確
漠然と結婚したいと思っていても、具体的な理想像がなければ、婚活は難航します。
一見、「誰でもいい」と思っていても、実際には無意識のうちに多くの条件を持っている場合が多いです。
これでは、結婚相手として適切な相手を見落とす可能性があります。
婚活を成功させるためには、自分の中にある条件をはっきりさせ、何が譲れないポイントかを明確にする必要があります。
多くの条件を求めすぎる
多くの人が結婚相手に何らかの条件を持っていますが、条件が多すぎると、理想とする相手を見つけるのが難しくなります。
特に、年収や学歴、身長などの具体的な条件を多く求めると、結婚相手探しの効率が落ち、結婚相手を見つけることができなくなります。
また、多くの条件を持つ人は、異性から見て自己中心的でわがままな印象を与えかねません。
まとめ~婚活難民にならないためにも自分と向き合おう~
婚活難民にならないためには、まず自分自身と向き合って、理想像や将来のプランなどを見つめ直してください。
また、万が一結婚難民になってしまったら、自分の生活を立て直してから、婚活を再開しましょう。嫌というほど自分と向き合うでしょう。
厳しいですが、結婚しない人生もリアルに考えてください。別に結婚しないと不幸せということはありません。
婚活しすぎている婚活難民の方はついつい「AさんとBさんなら結婚するならAさんの方が条件いいかな。でもBさんの方が顔がタイプ」とか上から目線でジャッジするのです。
でも、あなたが比較していいのは「一生独身の人生」だけです。「こいつと結婚するなら一生一人の方がまし」という方は断ればいいでしょう。
あなたが何年も婚活している間に、『ご縁』大事にしてその相手と信頼関係を築き居心地のいい家族を作っている方も大勢いるのです。話し合いができる男性がいたら貴重ですよ。