婚約記念品の有無などに決まりはない!
考え方はカップルによって多種多様
そもそも、婚約記念品は必ず贈らなければならないという事ではありません。カップルによって記念品に対する考え方はそれぞれですから、婚約記念品そのものがなかったとしても、2人でよく話し合って納得のいく結果なのであれば、風習などにはこだわらなくてもいいのではないでしょうか。
婚約指輪、婚約時計なんて決まりはない?
1.もらうことを当たり前と思わないように!
結婚の約束=婚約なのですから、これから二人での結婚生活を送ろうとしているわけですよね。この先何かとお金がかかる可能性もあるわけですから、本当に婚約記念品が必要なのかを二人で話し合うのもいいでしょう。
普段つけられないから結婚指輪と一緒でいいという方もいますし、指輪そのものが必要ないと言われる方もいます。指輪ではなく時計がいいという方など、婚約記念品に対する価値観は人それぞれですので、こうしなければいけないというものは存在しません。
約7割近くの男性が、女性に対して婚約記念品を送っているという統計結果があるからか、指輪をもらうのが当たり前のように思っている女性があまりにも多く、贈る側の男性の気持ちをどのように考えているのか疑問に感じることもありました。
「高価な指輪をもらえなくてがっかりした」などと愚痴を言っている女性をよく見かけますが、これは本当に言語道断です。
本当に重要なのは、贈る側が一生懸命考えて贈ったものに対して、受け取る側は贈ってくれる側の気持ちを大事に受け止めるということにあります。金額や婚約記念品の有無に関わらず、もらって当たり前などということはないのですから、婚約記念品については、二人の間でお互いが納得する答えを見つけるべきですよ。
2.プロポーズは指輪をパカッが定番!?
Barrett_Asia_Engagement_05 / Ryan Polei | www.ryanpolei.com
女性の場合、ほとんどの方が婚約の際は指輪をもらうといった風に思っているのでは?と感じます。相手の男性が、指輪の入ったケースをパカッと開いてプロポーズしてくる・・・という定番なシチュエーションが目に浮かびます。
最近の傾向でいくと、婚約指輪は一緒に買いに行ったりするのが定番かなとは思いますが、女性が欲しいものは本当に指輪なのでしょうか・・・
私の知人で非常にサバサバした女性がいるのですが、
婚約指輪は結婚指輪と同じで、
結納はなし・婚約記念品のお返しもなし・結婚式は質素
など、一人で淡々と決めてしまい旦那さんの出る幕は全くなかったそうです。
実は旦那さん、彼女を喜ばせるためにサプライズ企画を水面下で動いていたようなのですが、彼女の一言で全てナシになりました。
彼が彼女にしてあげたいと思っていた定番の指輪を差し出してのプロポーズは彼女には全く必要がなく、それまで女性なら誰しもが婚約指輪は欲しいものだと思っていましたが、こんな風に、必ずしも指輪を必要としない女性もいるのだなと気付いた出来事でした。
3.婚約記念品はやっぱり指輪!派
Engagement Picture / Cody McComas
男性が女性に贈る婚約記念品の約9割が婚約指輪だそうです。ちなみに、婚約指輪の相場としてよく耳にするのが『給料の3ヶ月分』だと思いますが、実際の相場では30万前後位のようですし、金額に関してはこだわる必要がないかと思われます。
最近では、二人で店頭に行き、予算にあったものを女性の好みに合わせて購入するケースが多くなっています。
指輪の購入には、
レディメイド(既製品の指輪を購入)
セミオーダー(指輪の石の部分とアームの部分をそれぞれ選び、組み合わせて作る指輪)
フルオーダー(全てをオーダーして作る指輪)
リフォーム(すでにある指輪をデザインやサイズを直して作る指輪)
の4つの方法があります。
レディメイドの場合
店頭にすでにデザインされたものがあるので、実際に指にはめて確かめる事もできますし、サイズ調整や刻印に要する時間が一週間位かかる程度ですので、購入までの時間の余裕がない方は既製品を選ぶ傾向にあります。
フルオーダーの場合
デザイナーのと一からデザイン構成を話し合って決めていくので、製作には1~3か月位の期間が必要になります。けれども、他にはない、自分たち二人だけの指輪を作ることになりますので、記念にもなりますし、2人の好みが異なる場合でも、デザイナーの手によってそれぞれが満足のいくデザインの指輪を作成することができます。
セミオーダーの場合
既製品を加工したり、あらかじめあるデザインと素材を組み合わせて作りますので、デザインする自信がないという方にはオススメです。こちらは、フルオーダーと比べて製作にかかる期間が1~3週間程度でおさまります。
指輪の購入の際には、それぞれ手元に届くまでの期間に違いがありますので、お店の方ともよく話し合って、購入するといいでしょう。
4.贈るのも、贈られるのも時計がいい!派
婚約記念品は必ず指輪というわけではなく、普段指輪をつけられない方にも人気なのが時計なのです。婚約指輪を女性がもらい、婚約指輪のお返しに、男性に対し時計を贈るということも多く聞かれます。
婚約指輪の場合、女性が男性から指輪をもらい、男性に対してお返しをする流れになるわけなのですが、お返しをしない女性の割合が実に6割もいるそうで、ちょっと不平等感が否めないですよね。
最近では、ペアウォッチをお互いの婚約記念品としてお揃いで身につけるカップルも増えてきているようで、様々なブランドのエンゲージウォッチが販売されています。
指輪に比べて金銭的な負担が多いかもしれませんが、ペアウォッチを選ぶ際は二人で予算を決めて購入するので、一方だけが金額的に負担が大きいという事もなくなりますし、ずっと身につける事ができます。そういう意味でも、これからの婚約記念品は時計が主流になる日がくるのかもしれませんね。
婚約記念品の意義
指輪にしても時計にしても、目的は一緒
基本的に、婚約記念品は一生の記念になるようなものを選び、大事にしていくのだと思います。
指輪でも時計でも、二人の記念になるものを贈ったり贈られたりは素敵な事だと思います。けれども、結婚式に必要以上の予算をかけたり、彼女に喜んでもらうために借金をしてまで高価な婚約指輪を購入して、結婚後の生活に負担がかかったという話も聞きます。
大事なのは結婚したあとの生活ですし、子供ができれば出費は増えていく一方になりますから、結婚という二人のスタートラインに、マイナスの要素は無い方が望ましいですよね。
だからこそ、周りがどうしているのかではなく、二人がどうしたいかを十分に話し合い、納得のいく答えを出すべきなのではないのでしょうか。そうやって、何かに対してお互いの気持ちを確認し合うことや、「何かをしてあげたい」気持ち、「何かをしてもらった事に対して感謝の気持ち」を大事にできるのであれば、贈りモノは必要がないのかもしれませんよね。