婚活を諦めることは悪いこと?
「結婚せねば」という義務感は捨てましょう。多数派にならなくてもいい
婚活は諦めない事が大切なんでしょうか。婚活が全く上手くいきません。
お見合いパーティーで活動していて、カップリング成立してその後連絡したり会ったりもしますがなかなかお付き合いに至りません。
– Yahoo知恵袋より –
このように、婚活に悩んでいる方はとても多いようです。
現在の日本では男性の2割、女性の1割が生涯独身になるとされており、将来この数値はさらに高くなることが予測されています。また、筆者の親戚にも生涯独身を貫き還暦を迎えた方が居り、甥や姪を可愛がりながら親の介護をしておりました。
さて、婚活の記事ではたいていの場合「婚活を辞めた後の将来は辛いことになる」と書かれることが多いものですが…。実際にはどんな人生を送るようになるのでしょうか。様々な個人のパーソナリティからどのような生活を送るようになるかを考えていきましょう。
婚活を諦めた人の心理とその後の人生パターン
1.仕事の中で「後世に伝えるもの」を作ろうとするタイプ
独身を貫いた人の中では、ある意味では一番適応的な人生の過ごし方になるでしょう。
発達心理学的に、中年になると「何かを後世に残すこと」が課題になります。この課題が満たされないと、自分の人生に対して不安を持ち、停滞感を持った毎日を過ごすことになります。
たいていの人はこれを「子育て」によって満たすことが多いのですが、これが出来ない方や子育てだけでは満足できなかったような方の場合は「仕事」などによって「自分のスキルやノウハウを後世に残す」ことに力を入れるようになります。
このタイプは、流石に「子供が欲しかったなぁ」と後悔しながら過ごすことになると思いますが、それでも適応的に人生を送ることが出来ることでしょう。
2.ボランティアなどで「自分の新たな生き方」を見つけようとするタイプ
これは、あまり仕事に熱心ではなく、孤独感が強い人に多いタイプです。
先ほども書いたように中年になると今までとは価値観が変わり「自分は何のために生きているのだろう」と言う自問自答を繰り返すようになります。
その中で「仕事」に魅力を見いだせない人や仕事を退職した人の場合には、何か新しい価値観を見つけて、それに対して「後世に残せるものを作ろう」と考える場合が多くあります。実際、ボランティアで多いのは大抵は既婚の専業主婦か定年退職した会社員、もしくは独身で高齢の女性です。
社会に貢献することを通して社会とつながり、また自分の存在意義を見出そうとするのでしょう。
…しかし、NPO団体と言うのははっきり言えば玉石混淆です。ごく稀に問題のある団体に入ってしまう方も多いので、注意が必要です。
3.エコやフェアトレードやスピリチュアルに目覚める人
これを聞いて「え?」と思った方も多いことでしょう。
しかし、これも心理学的に考えればごくまっとうなことです。
ところで、「フェアトレード商品」とは
簡単に言えば、「途上国の人から搾取せずにつくられた商品」です。言ってしまえば「買うことで、途上国の貧しい人が楽になる商品」でもあります。
しかし、このフェアトレード商品の中でも、衣類はほとんど中年女性向けのものです。エコグッズなども正直なところ、若い人(特に男性)向けの商品はあまり多くありません。
これもまた、中年期の女性に「エコ」や「ロハス」を好むタイプが多いためでもあります。言い方は悪いですが、このような商品を買うことで「自分は社会に役立っているんだ」と感じ、自尊心を満たすことにも繋がるからでもあります(勿論、本気で途上国の人を助けたいと思っている人や、環境のことを考えている人もいますが)。
独身の方や子供が独立した母親の場合には、「自分は社会の役に立っているのだろうか?」などと自答するようになるため、特にこの需要が高まるのだと思います。
…が、エコやフェアトレードを周りに押し付けてしまい、煙たがれるようになってしまって孤独感を強めてしまう女性もいるようなので、必ずしも良いことばかりとは言えないかもしれません。
4.親戚の子供を代わりに可愛がる人
これも女性に多いタイプです…と言うより、筆者の親戚がまさにこのタイプでした。兄弟や姉妹がいるような家庭の場合は、このような自分の子どもの代わりに親戚の子どもの面倒を見る人が多いものです。
また、一人っ子の方の場合には「近所の子」を自分の子どものようにかわいがる場合が多いものです。…しかしほとんどの場合そのような子供と接する時間は両親のそれとは比べ物になりません。
その為、子供の性格が変化していることにも気づかずに、幼少期の距離感のまま接して嫌がられてしまったり、いつまでも子ども扱いして周りにたしなめられるということが多くあります。
また、今のご時世では中年男性が子供(特に女の子)と会話することは犯罪行為とみなされることが多いので、この方法は上手くいかないかもしれません…。
なので、親戚の子どもを可愛がっている方は、その距離感に注意した方が良いでしょう。
5.結局、年を取ってから婚活を繰り返す人
…正直なところ、このタイプが一番多いのかもしれません。ダラダラ婚活をして諦めがつくぐらい活動していないのです。
1~4に挙げた方法だけでは、やはり孤独感や停滞感を完全に無くすことが出来ないという方は多いものです。特に仕事やボランティアなどは周囲の人とのトラブルが起きることなども多いので、その傾向が強いことでしょう。
結婚はしないで内縁関係になれるパートナーと一緒に暮らすという方法もありますが、年齢を重ねれば、内縁ではなく結婚しようと思う人が多いように感じます。
そこで、一度諦めてしまった婚活でも、「今の自分なら、大人の魅力で若い子を落とせるはず…」「今はお金もある自立した女性だから、市場価値も高くなっているはず…」と心の中で思い込み、再度婚活を始めようとする方も多いものです。
…しかし、以前に婚活を諦めた時よりも市場価値が上がっている方は、正直少数派です。
「今」が今後の人生で一番若い時期である以上、出来る限り諦めずに婚活を続けた方が良いでしょう。
完全に諦めるのは結婚するのと同じぐらい難しい
人間は「社会とつながっていたい」動物である!
いかがでしょうか?
結論を言えば、どれも「社会とつながり、自分の存在意義を見出す」ことに重点が置かれていたと思います。
既婚者の場合は大抵はその「存在意義」を「夫を支えること」「子供を育てること」によって満たすことが出来ますが、独身者の場合にはそれが出来ません。その為、「子ども」の代わりに仕事や趣味、あるいはエコグッズの購入などによって、自分の存在意義を無意識に満たそうと考えるものです。
…ですが結局のところ、これらが結婚生活の代わりにできるかと言うと、全ての人が自信を持ってYESとは言えないと思います。
もし「数年後、また婚活をするかもしれないなあ…」と思うのであれば、しばらく休んでから婚活を再開するのが良いのではないでしょうか。
一度、思う存分やってから諦めませんか?
あきらめるにしても、思う存分やってから諦めませんか?
やる前から「もう無理かな」というのはおかしいでしょう。試しに婚活サイトやマッチングアプリに登録するのも一つの方法です。ある程度、相性が分かる人と初めから1対1で出会うため交際に至りやすいのです。
「ここで出会えなかったらもう諦めるつもりで登録しました。いつまでも自分の殻にこもっていてはダメですね。せめてやらない後悔よりやった後悔をしようと思います。モテるタイプではなく恋愛偏差値も低いけど、私と未来を作ってもいいなという方いたらメッセージください」
とプロフィールに堂々と書いて登録し、結婚した人を知っています。その方が使ったのはFacebook連動型マッチングアプリOmiaiでした。30~40代ユーザーが多いようです。
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