国内の結婚状況
男女共同参画局のコラム1(図2)年齢別初婚件数(令和2(2020)年)によると女性の平均初婚年齢は29.4歳で30歳時点での女性の初婚累計は70%、男性の平均初婚年齢は31.0歳で30歳時点での男性の初婚累計は66%です。
30歳時点では、66~70%の男女が既婚者もしくは、結婚した経験があるということになります。
また、結婚の最頻値は女性が26歳・男性が27歳となっています。
過去の平均初婚年齢と比較をすると日本国内における平均初婚年齢は、徐々に高くなっている傾向があります。
女性の結婚と年齢の関係性
年齢が高くなるにつれて結婚できる人は少なくなる
独身女性の多くが自分の年齢を気にしてしまいますよね。そして、年齢が気になるのは、結婚を意識しているから……。
つまり、それだけ結婚市場における女性の年齢は重要ということです。
だから、他の人がいくつくらい時に結婚をしているのかも気になるでしょう。また、仲の良かった女友達の結婚は自分の年を見つめ直す理由になってしまうこともあります。
でも、焦って変な男と結婚したくはない
そうですよね。もちろん、そういう気持ちもあるでしょう。
ここでは、主に「世間の女性が結婚する平均年齢」「今の年齢だと、どのような行動を起こすべきか」など、女性の年齢と結婚について詳しく特集します。
結婚する年齢の目安
先日、仕事を通じて知り合った女性との雑談で、こんな話題が出ました。
おお、久しぶりに耳にしたフレーズ。名言……いや、今となっては迷言でしょう。何歳が結婚にふさわしいかと年齢で判断をする懐かしき昭和のバブル時代での香りがします。
といっても若い方には、何故26歳という年齢が売れ残りのクリスマスケーキなのか、「なんのこっちゃ??」という感じでしょう。
「今なら何歳でも」とまでは言いませんが、こんな例えを用いることはありません。この理論は男性から見た“女性の結婚適齢期”を、クリスマスケーキの売れ行きにたとえた理論です。
バブル時期の女性の結婚年齢
- 23日、24日(23歳、24歳の女性年齢)……「結婚にふさわしいのは何歳?」というなら年齢的にここがピーク時期
- 25日(25歳の女性年齢)……「もう何歳なんだ」と気にし始める時期。条件次第でギリギリ需要がある
- 26日(26歳の女性年齢)……需要なし。売れ残り
このように当時は、女性の年齢が25歳を越えると「結婚適齢期」を過ぎたと解釈されていました。
「もう何歳」と考える頻度は今以上、焦りを抱く女性がほとんどでしたね。
何歳?VS年収いくら?
一方、この時代の女性が男性を選ぶ条件は、高身長、高学歴、高収入……いわゆる「三高」。これも今思えばすごい言葉です。
男性が結婚相手を何歳かと年齢で選ぶのであれば、女性は結婚相手をスペックで選んでいた。
何歳?VS年収いくら?
たしかにどっちもどっちかもしれません。しかし、結婚相手に三高を持ち出すのも「何歳?」と女性の年齢をクリスマスケーキに例える理論もすでに昔々の物語。
現在の婚活市場は、相手に求める結婚への条件や価値観も多様化し、変化しています。
現在の平均結婚年齢から、あなたが何歳かによってどのようなスタンスで結婚と向き合っていくべきか考えてみましょう。
結婚適齢期はすぐに過ぎていく
そりゃあね、20代女性は若くてかわいらしくて華やかで元気で、妊娠力だって高いしね。男性が結婚相手に求める最高の条件と言われれば、まあそうかもしれません。
しかし、女性の意識や学歴が飛躍的に向上し、社会的に活躍している昨今、20代で結婚~出産という将来設計を考える余裕や時間がないのも事実。
ようやく仕事が落ち着き、自分の恋愛や将来に目を向けようとしたら、いつの間にか30代になっていました……
こういう女性はたくさんいます。男性が危機感を抱く年齢は30代後半くらいからでしょうから、年齢と結婚に対する危機感はいまだに男性よりも女性のほうが上かもしれませんね。
「人は人。自分は自分」
わかっちゃいるけど、やっぱり気になるのが人間の心理。結婚の平均年齢。みんなは何歳ぐらいで結婚しているの? 自分は平均より上? 下? チャンスはどのくらいある? すでに既婚していなくければマズイ状況? 限界?
結婚にまつわる平均年齢やデータから、あなたが結婚すべき年齢や時期が見えてきます。
年齢を重ねるほど結婚実現のハードルはどんどん高くなる!
日本人女性の初婚平均年齢とは? 厚生労働省が発表した「平成25年版厚生労働白書~若者の意識を探る~」から読み解いていきましょう。
【日本人の初婚平均年齢】
- 1950(昭和25)年……夫は25.9歳、妻は23.0歳
- 1980(昭和55)年……夫は27.8歳、妻は25.2歳
- 2012(平成24)年……夫は30.8歳、妻は29.2歳
ふむふむ、約30年前の1988年と比べると、男性は3.0歳、女性は4.0歳も初婚平均年齢が引き上げられています。晩婚化はどんどん進んでいますね。
晩婚化は世界の先進国共通の傾向のようですから、この先数年以内に、妻の初婚平均年齢が30歳オーバーになる確率も高そうです。
現在の結婚適齢期はアラサー?
んん?? 今や女性の初婚平均年齢がすでに29歳を超えているということは、現代の結婚適齢期は30歳前後のアラサーということになるのでしょう。
つまり、冒頭で登場した未央さんのような30代前半の人が結婚するのはいたって平均値。普通です。
「31歳は大晦日の傷んだケーキ」とか「三十路になったから結婚は難しいかも」なんて悲観的になる必要はありません。
しかーし、「三十路で結婚する人はたくさんいるんだ!」という油断は禁物。結婚年齢が上がれば上がるほど、あなたの理想とする将来設計のハードルはぐぐぐっと上がっていくことにも気がついてほしいのです。
また国立社会保障人口問題研究所では結婚した夫婦の交際期間についても調べています。交際期間は年々伸びています。
- 1992年 2.95年
- 2002年 3.57年
- 2015年 4.34年
実は結婚年齢はあがっていますが、29歳で今も昔もスムーズに結婚する女性は24歳前後のころに付き合いだした恋人とゴールインするのですね。
結婚する年齢が遅いだけで、将来結婚する相手の男性とはもっと早い段階で出会っています。
自然に出会って恋愛結婚。これを理想とする女子は、結婚していないことよりも、今恋人がいないことに焦りを感じるべきなのかもしれません。
逆に、特定の男性と交際しているのなら、そこまで結婚に焦りを抱く必要はないのかも……?
結婚と年齢に関するよくある質問Q&A
何歳までなら子供が生める?
そうか、30代前半で結婚するのって、そんなに遅くはないのね、よかったぁ
そう胸をなでおろしたあなた!安心するのは早いかもしれません。理由は、きっと「結婚したら子どもが欲しい」と思うはずだからです。
妊娠力や出産のリスク、子育てなどを考えると、やはり、できるだけ早い時期の出産が望ましいのです。
そう、結婚するだけなら33歳でも35歳でもいいです。でも、あなたの将来設計に「出産・子育て」という願望があるならば、できれば30代前半には、妊娠の計画を立てたいところ。
内閣府が発表した「平成25年度 少子化社会対策白書 について」より、母親の出産平均年齢を見てみましょう。
【母親の出産平均年齢(2011年調べ)】
- 第1子……30.1歳
- 第2子……32.0歳
- 第3子……33.2歳
なるほど。すでに第1子出産の平均年齢は30歳を超えていますね。結婚の平均年齢が29.2歳ですから、納得の結果でしょう。
ただし……高齢出産も増えているとはいえ、リスクもたくさん。フランスでは不妊治療に保険が適応されますがそれは34歳まで。「平均年齢も上がっているから、別に適齢期にこだわらなくても」という楽観視は禁物です。
初潮を迎える年齢は平均で12歳。栄養状態がよくなり、これは低年齢化しているといわれております。
一方で、閉経を迎える年齢は今も昔も平均50歳ぐらいで変わらないのです。生物として産める適齢期は今も昔も大きく違いません。
高齢出産は増えているけれど……
医学が飛躍的に進歩した現代、明確な「出産適齢期」はなく、30代後半や40代の年齢で産む人もたくさんいます。
私の友人も38歳で結婚し「そろそろ不妊治療を」と考え始めた40歳で、自然に元気な赤ちゃんを授かりました。40歳の初出産は「すっごく大変」だったそうです。
夫婦や家族にはさまざまな形やライフスタイルがありますし、結婚と出産の順序が逆になったり、シングルマザーの道を選んだり、子どもを望んでもなかなか授からないカップルもいます。
出産の平均年齢に惑わされる必要はないけれど、結婚の年齢が、その後の出産、子育てにも影響を及ぼすことを認識しておく必要はあるでしょうね。
平均年齢で結婚するメリットは?
あなたは、何のために結婚するのでしょう?
厚生労働省の「平成25年版厚生労働白書~若者の意識を探る~」には、18~39歳の男女が考える「結婚することの利点」が挙げられています。
【結婚することの利点】(18~39歳の男女:2010年調べ)
- 男性1位:子どもや家族をもてる(32.6%)
- 男性2位:精神的安らぎの場が得られる(31.4%)
- 女性1位:子どもや家族をもてる(46.4%)
- 女性2位:精神的安らぎの場が得られる(29.8%)
男性も女性も、結婚に望むメリットは「子どもや家族をもち、精神的安らぎの場が得られること」です。
そう、やっぱり子どもがほしいのです。子どもの数は少なくとも1人、できれば2~3人が理想と考える人もいるでしょう。
高齢出産にはリスクも
現実には、女性の初婚平均年齢は29.2歳。第1子出産の平均年齢は30.1歳。少子化の波は加速しています。
今後、結婚年齢が上がれば上がるほど、妊娠力は低下し、第1子出産年齢はさらに上がっていきます。
やっと1人授かっても、年齢が上がれば第2子を授かる可能性も低くなります。また、高齢で産むことで、子育ても体力的に大変な場面が多いでしょう。
あまりここでは触れませんが、高齢出産は母体、子どもの発育に様々なリスクもあります。気になる方は検索してみてください。
30代で結婚したら住宅ローンはどうなる?
独身時代が長い方は、収入が多くても預貯金が少ない傾向があることが分かっています。
子どもがいることで、お金のことと向き合い早い時期から貯金をしていた同年代とは異なるのです。独身貴族とはいいますが、男性も女性も独身だと、飲み代、趣味、旅行とお金がどんどん出ていきます。
また結婚後に家を買いたい場合も、30歳がローンを組むのと40歳がローンを組むのは全く異なります。退職後もローンの支払いをしなければいけないようなプランはおすすめしません。(みずほ銀行の「晩婚カップルはココに気をつけよう」より)
40歳や50歳の年齢で幸せな結婚をされる方も大勢いますが、理想的な暮らしをするのなら、お金のことは避けては通れませんよね。
早く結婚した方がお得?
ただし、焦って結婚すればいいわけでもありません。
その理由は、焦った結婚は離婚に直結するからです。
10代での結婚は半数以上が離婚
成人になるのを待たずに10代後半で結婚した女性の58.4%が離婚、20~24歳で結婚した女性の42.5%が離婚しているという統計があります。
10代後半の女性の結婚は法律ではOK。しかし、法律上では結婚できる年齢でも、精神的に幼くまだ家庭を持つべきではなかった……そういう人もけっして少なくありません。
結婚や出産の平均年齢前後であわてるより早め早めの人生設計を!
では、今回紹介した、結婚と出産に関するデータをおさらいしておきましょう。
【日本人女性の結婚・出産にまつわるデータ】
- 初婚平均年齢:29.2歳
- 結婚までの平均交際期間:4.34年
- 第1子出産の平均年齢:30.1歳
- 18~39歳の男女が考える、結婚のメリット:「子どもや家族をもち、精神的安らぎの場が得られること」
みなさんが思い描く理想的な結婚のメリットを実現するためには、結婚や出産の平均年齢前後になってあわてるのでなく、早め早めの人生設計がとても大切。
「ここだ!」というタイミングを逃してしまうと、結婚も出産もずるずると先延ばしになってしまいます。
これからのんびり婚活を……と考えているあなたは一分でも一秒でも早く、婚活をスタートすることをおすすめします。
当たる占いや人生鑑定も結構ですが、実際に自分で行動しなければ何も始まりません。
「まだ結婚は考えられない」と思っている20代のみなさんも、結婚後の仕事はどうするのか、出産するタイミングなど、一度自分の人生についてきちんと考えておくのがおすすめです。
素敵な出会いがありますように!
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