結婚相手は日常を共にする相手
コロナ禍で彼氏と旦那の区別がより顕著になった
「彼氏にしたい男性」と「結婚したい男性」は別。以前からそう言われていました。しかし、コロナ騒動以降は女性達の「彼氏と旦那には別の条件を求める傾向」がより顕著になっているようです。
自粛や外出禁止、自宅待機によって、今まで以上に「日常」や「家にいる時間」を意識する人が増えたからでしょう。では、どのような男性が女性達から「結婚したい」と思われるのでしょうか?
この記事は結婚したい男性達に向けて、今女性達から求められている「条件」を詳しく紹介していきます。
男性の年収への意識の変化
結婚相談所で婚活をしている人ならご存知のこと。婚活中のプロフィールには「年収」の欄があり、多くの女性達から重視されています。
もちろん、女性のプロフィールにも年収欄はありますが、年収欄を「非公開」にしている女性も少なくありません。一方、男性が年収非公開にすることは稀。何故なら、年収非公開だとほとんどの女性から相手にされないからです。
結婚相手への条件の1つに男性の年収を掲げる女性も多く、年収非公開の男性は真っ先にふるいにかけられます。男性のプロフィールを見る時に、まず相手の年収を見る女性も少なくないでしょうね。
でも、ここで「結局、女は男を金で判断するのかよ」と女性批判するのは筋違い。だって、男性陣はまず女性の顔を見るじゃないですか……。何が違うんだって話です。
婚活では高年収の男性が有利。それは昔も今も変わりません。ただし、高年収だったらOKというわけではなさそうです。
コロナの影響で女性は男性の職種を重視!
「年収1,000万超えなら結婚してもいいわよ」のような勘違いバブリー女性は、さすがに絶滅寸前。それでも「あたしは高望みしない。年収700万くらいの普通の男でいい」のような、ツッコミ待ち女性はいまだに存在しています。
しかし、多くの婚活女性は1ヶ月も活動をすれば「あぁ、普通に望めるのは年収400万円程度なんだな」と気付くでしょう。彼女達の価値観はどんどん現実的になっていますから、婚活男性はそこまで悲観する必要はありません。
ただし、コロナの影響からか、年収ではなく男性の職種に目を向ける女性は増えています。極端な話をすれば「飲食店経営・年収800万円」の男性よりも「公務員・年収400万円」の男性を選ぶ女性が増えているということ。
「外部からの影響で極端な年収減がある業種は怖い……。それよりも、どんな状況であっても収入が安定している業種のほうが魅力的!」
と考える女性は今後も増えていくでしょう。高年収が望みにくいこのご時世。それなら、せめて安定した収入のある男性を選ぶのが女性心理です。今回はコロナでしたが、次に何がくるのかは誰にもわかりませんからね。
彼氏に求める男性への条件
本題の「結婚したい男性」の条件に入る前に、一度「彼氏に求める条件」について考えてみましょうか。
かなりザックリ言うと、
- 優しい人
- 面白い人
- 一定以上の経済力
- 一定以上のファッションセンス
- 一定以上の外見
これらを持っている男性は、多くの女性の彼氏候補です。学生時代にモテていた人と考えるとわかりやすいでしょう。仮に前述した5つの条件を全て満たしている男がいるとすれば、少なくても「そこそこモテる部類」には入ります。異論はないはずです。
さて、ここからが本題ですが……今挙げた5つの条件は、婚活男性にはあまり意味のないものとなってしまいます。何故なら、ほとんどの女性の「彼氏に求めるもの」と「旦那に求めるもの」が違うから。まったく別の条件を提示する女性も少なくありません。
結婚したい男性の条件とは?
多くの女性が「結婚したい」と思える男性への条件は、以下のようなものです。
- 安心感
- 安定感
- 相性が良い
他にも多くの条件を挙げる女性もいるかもしれません。でも、ほとんどの女性が共通して求める条件は、この3つに集約されると考えて良いです。それぞれが曖昧な言葉なので、1つずつ解説しましょうか。
安心感
ここには「浮気しない」「何かに依存していない」「自立している」。これらの要素が含まれます。
まず、浮気は論外としましょう。説明はいらないですね。
次の「依存」に関しては、ギャンブル依存やアルコール依存などがなければOKです。「ギャンブルや酒を嗜む人は完全にNG」の女性はレアケースで、「趣味の範囲で楽しむならばいいよ」と考えている女性がほとんどですね。
タバコに関しては完全NGの女性も多いですが、「目の前で吸わなければOK」「電子タバコなら」と許容している女性も少なくありません。
ただ、コロナの影響でパチンコ・タバコのイメージは前よりさらに悪くなったと思った方がいいでしょう。
何にしろ、極度に依存していなければ大概のことは認められます。
最後の「自立」は、「経済的に自立していること」や、「家事をひととおりこなせる」が含まれます。だから、一人暮らし経験が長い男性は大抵OKでしょう。逆に実家から出たことがない男性は、ここで引っかかってしまう可能性が高いです。
安定感
経済的に安定しているのはもちろん歓迎されますが、そこまで高い年収を求められるのは稀。むしろ、結婚相手には「精神的な安定」をより強く求める女性が増えています。
たとえば、すぐに怒る男性……。そんな男性と喜んで結婚する女性はいません。
コロナの影響で、誰もが家にいる時間が増えましたよね。そのためか「夫婦で一緒に家にいて居心地が良い人がいい」と考える女性が増えています。
少し前にコロナ離婚が話題になりましたが、自粛中に離婚が増えたのは、間違いなく夫婦で顔を合わせる時間が増えたからです。すぐにイライラする男とずっと一緒の部屋にいてごらんなさい。普通に離婚を考えます。
相性の良さ
「一緒にいて居心地が良い人がいい」という意見が多いのは、相性の良さを重視する女性が増えたからでもあります。相性の良さとは価値観の一致に似ているのですが、
- 金銭的な価値観が近い
- 嫌いなものが似ている
この2つを満たすだけで、一定以上の相性の良さがあると考えられます。婚活中は、どうしても嫌いなものよりも好きなものを話題にしがちですが、相手の嫌いなものが見えてくると2人の相性の良さがより見えてきます。交際が進展し始めたら、積極的に話題にするべきものの1つです。
安心・安定・相性……これらをまとめて某メディアでは「3A」なんて言葉を使っていましたが、将来的に普及する言葉かもしれませんね。
長所がある男性も、婚活市場でニーズがあるとは限らない
ここまで読んでくれた男性読者の方は気づいたと思います。多くの女性達から「結婚相手に求められる条件」って、ほとんどが「◯◯しない人」なんですよ。
「◯◯を持っている人」とか「◯◯できる人」ではありません。つまり、多くの長所を持っている男性ではなく、短所の少ない男性が結婚相手に求められやすいのです。
「結婚したい男性」と思われるために
初めにやるのは怒らないか、一人暮らしがおすすめ
この記事を読んでいる男性読者の多くが大人だと思います。だから「短所の少ない男性こそ需要がある」と聞いて「なんだ、簡単じゃん」とは思わないでしょう。
むしろ「やっぱり婚活って大変なのね……」と感じた方がほとんどだと思います。そのくらい短所の少ない男になるのは、難しいことだからです。
だから、すぐに結果を出そうとするのではなく、ある程度長い目で自分を変える努力が必要です。まずは「すぐに怒るのをやめる」から始めてみませんか?
そして、一人暮らし経験のない男性は思い切って一人暮らしを経験してみましょう。私から婚活男性におすすめする行動は、この二点です。それだけで随分と他者からの評価と自分の価値観が変わっていくと思います。