アラフォーの婚活と結婚
なかなかハードルが高い現実をまず理解しましょう
「35歳を過ぎると結婚できなくなる」とよく言われます。
2010年調査による「男性 35歳~39歳」の未婚率は36%。3人に1人以上が独身です。同時に生涯未婚率(50歳になった時に未婚であろう可能性)ですが、男性は現在20%です。つまりアラフォー以降結婚できる人は、半分もいないことになります。
全体の36%(アラフォー未婚率)
↓
全体の20%(50歳の未婚率)
結婚できる:16% 結婚できない:20% ですよね。
そのまま独身で過ごす可能性のほうが高いということを意識してください。決して何もしないで何とかなる状態ではありません。
こうなる理由は色々考えられますが、男性も年齢が上がれば上がるほど婚活の難易度が高くなっていきます。なぜアラフォー婚活は難易度が高いのか、どういうところに男性が注意して行けばよいのか以下で考えていきたいと思います。
男性が気を付けるべき8つのこと
1.年齢相応の振る舞いをする
Boyz II Men / Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photographer
婚活ではアラサーや20代の男性がライバルになります。当然ですがアラフォーであればそれだけ人生経験が豊富な人として評価されます。
30歳ならば「このくらいできなくても仕方ないかな。一緒にがんばっていこう」と女性が思う場合でも、40歳で同じことをしてしまうと「この人は何も経験していない。男性として頼れない」と思われ、大幅なマイナスになってしまいます。
年齢を加点要素にするためには、それに見合った振る舞いやスマートさが求められます。そうでないと「アラフォーにもなって精神的に『子供』!」と女性から厳しい評価を突き付けされてしまいます。
2.安定した収入、今後も見据えた貯金・資産を確保する
business man / markus spiske
アラフォーになれば職場でも管理職なり、社内での将来が見えてくるころだと思います。女性が結婚で男性に求める条件で「収入」や「社会的地位」は非常に大きな比重を占めます。
安定して家族を養っていくことができるだけの収入や、社内での地位がないと将来性がない人と判断されて、特に婚活をして結婚しようとする場合うまくいきません。例えばお見合いで「40歳 年収300万円 非正規雇用」などと釣書に書いていればその時点で断られてしまいます。現実問題としてお金を稼げることはより重要な年齢になります。
合わせて、貯金、資産が十分にないと婚活では苦戦が予想されます。30歳で貯金が500万円であっても結婚してからお金を貯めて住宅を購入することは十分に可能です。順調に出世して行けば収入も上がりますからね。
しかし、40歳で貯金が500万円しかない男性だとどうでしょう。「それまで何をやっていたの?浪費家ですか?」と思われてしまいます。
現実問題、働くことができる時間は30歳よりも少ないわけで、その中で住宅を買い、子供を育てることができますか?という話になります。先立つものがない男性はやはり婚活では非常に苦労するでしょうね。
3.若い女性と結婚できるとは思わないこと
three women / The Raggedy-man
アラフォー男性でも結婚相談所などの場合20代女性を希望するケースが多いようです。男性の年齢が高いケースは結婚では普通なのでそれ自体問題はありませんが、年齢に見合った価値をご自身が提供できなければ、女性は若い男性を選ぶことになるでしょう。
婚活に高望みしすぎることはマイナスです。女性の側にも選ぶ権利があります。アラフォーのおじさんではなく同年代の男性が良いという女性はやはり多いでしょう。少ないパイを巡って争うよりも30代、あるいは同じアラフォー女性を婚活の相手にするのも1つの方法です。
高齢女性は妊娠の可能性が下がるのは事実ですが、皆さんもこの年齢まで独身だったわけですから、ある程度リスクを承知しないと結婚そのものの縁を断ってしまうことになります。
4.「婚活」の機会が限定される
man and bird / Seniju
婚活パーティや婚活イベントには年齢制限があります。男性の場合30代であれば多くのイベントに参加することができますが、40代以上は途端にそうしたチャンスが減ってきます。参加できても、女性もアラフォー限定などで、若い女性と知り合うチャンスが減っていきます。
やはり35歳が婚活のピークと考えることができます。年齢によって婚活への参加資格が減っていくのがアラフォーだと思ってください。
5.子育てと親の介護を並行できるか考える
Driver Man Pimboon / nist6ss
アラフォーになれば既に親御さんは定年して隠居生活に入っている場合も多いでしょう。そうした中で結婚、子供が生まれて育て行くことができますか?親の介護と子供の教育を並行して行うことが必要になります。
あるいは既に親御さんが病院に入院したり老人ホームに入居したりしている場合、結婚する女性が面倒を見ることになります。知らない親の介護をしたいと思う女性はやはり少ないでしょう。介護が必要な人がいる段階で結婚を断られてしまう可能性があります。教育と介護の並行は可能でしょうか?
6.妊娠力が低下していく
Man / erix!
女性ほど顕著ではありませんが、男性の場合もアラフォー世代になると精子の質が悪くなります。妊娠力が低下し、妊娠させられる精子の数が減り、遺伝子異常を持つ精子の割合が増えます。
不妊になるだけでなく、先天的な病気や障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性はやはり高くなります。そうしたリスクも女性は意識しています。加齢により抑えられない部分でもあり、サプリなどで妊娠力を高めていく必要がある年齢に差し掛かります。
7.老化現象は抑えがたいこと
man in pub / jontintinjordan
妊娠力以外にも加齢による老化現象が出てくるのがアラフォー世代です。中年太りは意識すれば防ぐことができますが、その他の生活習慣病リスクも高くなります。あるいは、薄毛の問題も避けて通れません。
ハゲた男性よりも髪がある男性のほうが婚活に有利なのは否定できません。年を取ればとるほどこうした問題は深刻になります。やはり早く婚活する必要がありますよね。
8.何より結婚を諦めない強い意志
Fishing Boat Mate / Tobyotter
最後に気を付けるべきことはアラフォーだから自分は結婚は無理だと諦めてしまわないことです。
これまで自分はあまり女性と縁がなかった、今後もないだろう、と諦めてしまうとそこで終わってしまいます。そうではなく、これまでの人生経験をプラスに変えて頼りがいがある大人の男性に変貌して、婚活に取り組むくらいの強い意志が必要になります。
勢いで結婚してしまう20代とは違うわけですから、落ち着いて将来をともに歩むことができる女性を見つけることができるのだと肯定的に捉えましょう。
アラフォー婚活は行動が大切
待っていても結婚はできません
アラフォーになれば自然と女性と出会いがある機会は減っていきます。職場もそうですし、友人たちも結婚しているため合コンや紹介はあまり期待できなくなります。自分で探していくしかないわけですが、どうやったらいいのかわからない人もいらっしゃると思います。
時間だけが過ぎて行くことは得策ではありません。25歳→30歳の5年間では男性として結婚できる可能性は減りませんが、40歳→45歳の5年間では大きくそれが減ってしまいます。行動するならば早ければ早い方がいいのです。
是非婚活サイトやお見合いパーティなど「婚活」を始めてみてください。そのことが自分から出会いを引き寄せることにつながると思います。