年齢と婚活の関係はシビアです
女性にとって厳しいたとえ話があります
失礼な話ですが、かつて女性の結婚が「クリスマスケーキ」に例えられていた時代がありました。
12月○○日の「○○」の部分を実際の年齢に例えます。
~23:予約殺到、売れる(結婚できる)
24(イブ):ここまではセーフ
25(クリスマス):当日なのでまぁOK
26~:売れ残り、在庫処分
26歳以上は行き遅れで、結婚の価値が下がるという前時代的な価値観がありました。今は当然、そんなことはありませんし、許されるはずもないわけですが、特にアラフォーになって、結婚したいけれどもなかなかできない、という人には共通する問題点があると言われています。
これが「高望み」とも言い換えられるわけです。ここでは、その高望みを8つの視点から分析して、ご自身がそれにあてはまるかどうかをチェックしてみてください。
アラフォー婚活に立ちはだかる8つの現実
1、皮膚の加齢化
Women, Sunglasses / kohlmann.sascha
女性の場合、30歳を過ぎると女性ホルモンの分泌が鈍っていきます。女性ホルモンは、美白やうるおいのある肌を作るために、必要不可欠なものです。
女性ホルモンの分泌が減ることで、肌の新陳代謝機能が低下していきます。肌に傷がついてもやがて消えるのは、人間の細胞が常に新陳代謝を行っていて、新しいものに代わるからなのです。この機能を「ターンオーバー」と呼びます。
ターンオーバーが加齢によって鈍化していくと、ニキビやシミができてもなかなか消えません。場合によっては残ってしまうこともあります。そうした加齢化によって、魅力的な外見が損なわれてしまう可能性があります。
サプリや美容外科での施術によって、ある程度、肌のアンチエイジングは可能ですが、やはり20代の女性に比べると見劣りしてしまいます。外見重視の男性の場合、こちらの条件が不利になってしまうというわけです。
2、バストの張りの低下
Woman Photographer / pedrosimoes7
やはり女性ホルモンが関係していますが、女性ホルモンの低下は、ハリのあるバストを後退させてしまいます。具体的には乳腺やバスト周辺の脂肪が退化して、垂れ下がっていきます。
豊胸ブラやバストアップサプリによって、ある程度食い止めることもできますが、バストアップができる段階ではなく、バストダウンをとどめる段階がアラフォーの年代です。
何もしないと、女性らしい外見を徐々に維持するのが難しくなっていくという現実があります。
3、妊娠力の低下
Turkmenistan Women / veni markovski
結婚して赤ちゃんが欲しいという人も多いと思います。しかし、外見以上に妊活の分野でアラフォーは大きな困難に向き合わなければなりません。
人間の体、特に女性は35歳を過ぎると生物学的に明らかに妊娠しにくくなります。具体的には、卵子が劣化し、受精しにくくなること、例え受精しても着床せず流産してしまう可能性が高くなること、そして赤ちゃんが障害や病気を持って生まれてしまうリススクが高くなることです。
特に40歳を過ぎると、初産での自然妊娠はかなり難しくなります(0%ではありません)。不妊治療を並行しないと妊娠が難しいと理解してください。
赤ちゃんが欲しい男性の場合、その可能性が低いアラフォー女性が避けられてしまうという現実は認識してください。
4、相手のステータスへの高望み
Woman / pedrosimoes7
アラフォーになり、収入的にも一定レベルにある女性は、結婚相手となる男性の収入や地位に対しても高いレベルを求めがちです。しかし、そこに落とし穴があります。
実は統計で、収入と結婚率の相関関係が明らかになっています。つまり、収入の高い男性ほど早く結婚しているのです。従ってアラフォー女性がターゲットにしている年齢層の男性の中に、そのような高い収入などがある人はそれほど多くないということ。
良い物件ほど早く売れてしまっているのが現実です。収入がそれほど高くない男性との結婚に妥協できますか?
実際に妥協できる女性が多くないため、「高望み」によってなかなか結婚できません。
5、価値観のギャップ
Woman drinking coffee / Tetra Pak
男性は一般的に若い女性を好みます。これは生物学的に、健康な遺伝子を残すために備わっている本能的なものです。それを覆してアラフォー女性が結婚を勝ち取るためには、若い女性の価値観を常に「アップデート」しておく必要があります。
男性が何でもリードしてくれると思っていませんか?近年の統計で明確に価値観の差が出ています。それは中学、高校で家庭科が男女ともに必修になった世代と、その上の世代です。その境が現在36歳前後です。
家庭科共修世代は、「男は仕事で女は家庭」という価値観をほとんど持っていません。アラフォーになって専業主婦希望などという考えを持っていると、男性から相手にされないのが現実です。そうした高望みができるのは「高収入の男性」と結婚できる「若い女性」だけだと思ってください。
旧来の価値観が結婚への大きな壁になっている可能性があります。
6、結婚相談所への過剰な期待
Woman at Crossroads / kohlmann.sascha
婚活を行う際に、結婚相談所で活動する人も多いと思います。その場合、注意していただきたいのが、結婚相談所でのニーズの問題です。結婚相談所はボランティアではないので、よりニーズのある人に積極的になります。
男性が求める女性のニーズは、
- 年齢(若いこと)
- 容姿
- 収入
です。
若い女性は結婚相談所でも優遇され、色々な配慮を受けられる可能性があります。会費が安くなる、紹介人数が多いなど、やはり若い女性は得をします。これは差別ではなく、実際にニーズとしてそうなのであきらめるしかありません。
それも含めて、アラフォーであっても結婚相談所のアドバイザーを動かすことができるだけのステータスや地位を持っていますか?
結婚相談所に期待しすぎると、お金ばかり取られてしまい、結局時間だけが経過して、どんどん条件が悪化していきます。
7、プライドはマイナス面でもある
Woman profile / pedrosimoes7
社会的に成功して、それなりの地位と収入を得ていることは、人生において大きな財産ですよね。しかし、婚活の場合、そのプライドが邪魔をする可能性があります。
女性の地位が高いからだめと言うことではなく、そこから来る、見えない「勝ち組オーラ」のようなものが婚活の様々な場面で出てしまうことがあります。男性のアラフォー、あるいはアラフィフで婚活をしている人は、それほど成功している人はいないかもしれません。
そういう人から見ると、そうした振る舞いが避けられてしまう遠因になっているかもしれません。
8、白馬の王子様はいない
viking woman / hans s
最後、これが一番大切かもしれません。結婚において「白馬の王子様」はまずいません。そんな素晴らしい人とめぐり会えるのはほんのわずかな人たちです。多くの人は、そこの人と一緒になり、幸せを作っていきます。
結婚を「減点法」で考えていませんか?
恋愛結婚よりもお見合い結婚のほうが、離婚しにくいというデータがあります。あまり知らない中で相手の良いところを評価していくほうが続きます。結局、男性に高望みし過ぎるのでうまくいかないのです。
「妥協」ではなく「共感」をして相手を評価しましょう
アラフォー婚活は内面で勝負
上でも書きましたが、アラフォー女性の婚活では、外見などでは若い女性に勝てませんし、男性もより若い女性を求める傾向になります。
そうした中で、勝負をして勝たないといけないのですから、より男性を評価してあげる姿勢で取り組みましょう。
「若さ」「美しさ」で男性を釣るのではなく、男性に安らぎと共感を与えることがアラフォー女性の婚活では大切です。これは人生経験のあるアラフォーだからできることです。ですので、あきらめないで取り組みましょう。
その際には、上で挙げた8つの現実をよく直視していただき、それを踏まえて理解してくれる男性に会えるようにがんばることが大切です。年齢別の婚活パーティや、結婚相談所もありますので上手に活用してください。