農家の婚活が「人気がない」と一概に言えるわけではありませんが、特定の課題と向き合う必要があります。
農家の婚活市場で成功するためには、これらの課題を理解し、共感を持ってくれるパートナーを見つけることが重要です。
農業に対する情熱や自然への愛着、地域社会への貢献など、農家の価値観を共有する人は、農家の婚活においてポジティブに評価される傾向があります。
農家は婚活で人気が低い傾向
近年、農家の婚活支援サービスが増えました。農家コースがある結婚相談所もありますし、地方自治体でも農家向けの婚活支援対策を行っている地域もあります。
でもどうしてそういう婚活サービスがあるのかというと、農家・農業関係者の婚活は厳しいからです。
初めから申し訳ございません。
男性が農家の場合、多くお女性は農家というだけで会う前から断ります。農家のイメージがよくありません。
かつてJA勤務のアラサー大卒男性がご相談にいらっしゃいました。
「農業関係の仕事をしています」と結婚相談所のプロフィールに書いてお見合い0件だったそうです。
プロフィールを「官公庁で働いています」と表現を変えて数か月後に成婚退会しました。
普通の婚活方法で婚活をしていると農家はそれだけ出会いがないものだと覚えておいてください。
農家の出会い・婚活方法4選
農家の出会い・婚活方法を紹介します。
農家の婚活に関する人気は、さまざまな要因によって異なります。
一般的に、農家という職業は特定のライフスタイルやコミットメントを要求するため、婚活市場においては特有の挑戦に直面することがあります。
1.東京出身農家の嫁が運営している「Raitai」
千葉県の農家の嫁(おいこさん)が運営しているRaitaiです。運営しているのが女性だからなのか女性の方が多いのです。おいこさんは東京出身で都内の証券会社でOLをしていたそうです。
農家と結婚するとどういう生活なのか、おいこさんのブログから様子を知ることができ、女性の気持ちにも寄り添ってます。
ただ相手探しだけじゃなく、オプションでコンサルティングや相談もでき、お見合の同席をお願いすることもできます。男性向け婚活セミナーも行っています。メイクや服装のアドバイスも行っています。
2017年にできたサービスですがHPによると42組のカップルが誕生しています。(2021年7月)
2.農と田舎が好きな人向けマッチングアプリ「あぐりマッチ」
東京大学農学部卒、在籍中の二人が作ったマッチングアプリです。
一見すると普通のマッチングアプリと似ているのですが、プロフィールが普通のマッチングアプリと異なります。
プロフィール項目には農業形態(酪農、果樹、稲作、畑作、野菜、牛肉、養鶏、養豚、花き)を選択し、プロフィールには農業形態にアイコンで表示されます。
結婚したら農業を手伝って欲しいのか、結婚後の住まいといった項目もあるので農業を手伝わなきゃいけないのかといった聞きにくいことも分かりやすいです。
あぐりマッチではInstagramも運営しており全国の農家を紹介しています。
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3.登録者数日本一のPairs
Pairsは普通のマッチングアプリです。農家向けではありません。
登録者が日本一多くどんなに田舎でも近くに住んでいるユーザーを見つけることができます。
なので試しに登録してみるのもアリでしょう。農家で登録している方もいらっしゃいます。
4.農業体験婚活イベントに参加する
農作業をしながら交流できる婚活イベントもあります。首都圏では千葉と埼玉で定期的に農業婚活イベントを開催している農場があります。Raitaiのおいこさんもこうした農業体験イベントで農家と出会い結婚したそうです。
- 【千葉】レンタルファームつくしんぼ:https://tuku-shinbo.com/konkatsu-hatake/
- 【埼玉】ファームリングス:http://tworings.co.jp/farmrings/
農業婚活イベントを企画するのは、JAや地方自治体、商工会議所等が不定期で開催することもあります。JAが開催すれば農家が参加することも多いでしょう。
収穫する体験や味噌づくりなどの体験ができるイベントもあります。自然に会話が続き盛り上がりやすいでしょう。
農家が婚活・マッチングアプリを使うポイント
農家の方々が婚活でマッチングアプリを使う際には、効果的なプロフィール作成、魅力的な写真の撮影、良い印象を与えるメッセージのやり取りが重要です。
プロフィール内容はよく考える
農家としてのプロフィールを作成する際には、自己紹介の内容を慎重に選ぶことが重要です。
自分の農業への情熱や、農家としての日々の生活を正直かつ魅力的に伝えることで、共感や関心を引き出すことができます。
マッチング率があがる写真を撮影する
プロフィール写真は、第一印象を決める重要な要素です。
自然な表情で農作業をしている様子や、農場の美しい風景など、農家としての生活を映し出す写真は、マッチング率を高める助けとなります。
良い印象を与えるメッセージを送る
メッセージのやり取りでは、丁寧かつ個性的な内容で相手に良い印象を与えることが大切です。
農業に関する話題や日常の出来事を交えた会話は、親密さを深めるきっかけとなります。
農家が婚活で相手を探すときの注意点
農家の嫁になることを検討する際には、都会生まれの女性の適応、広報や販売の能力、田舎での生活への適応、経営の安定性への対応が重要なポイントです。
都会生まれ・育ちの女性にも向いているか
都会で育った女性が農家の嫁になる場合、田舎生活への適応が必要です。
農業の基本から学ぶ意欲や、田舎の生活様式に柔軟に対応できるかが重要なポイントとなります。
広報や販売なども務められるか
農家の嫁は、時に製品の広報や販売も担うことがあります。
コミュニケーション能力や販売に対する理解が求められることがあります。
田舎に引っ越してこれるか
田舎への引っ越しは、生活の大きな変化を伴います。
都会の便利さから離れ、田舎での自然に寄り添った生活に適応できるかが重要です。
個人経営のため経営が安定しなくても平気か
農家は個人経営が多く、経営の安定性が常に保証されるわけではありません。
収入の変動に対応できる柔軟性や、不安定な状況でも支え合う心構えが求められます。
農家が婚活するなら出会い方を考えよう
農家が結婚するために、場所を選べばいろんな出会いがあります。
ただし、多くの農家は家族経営であり、婚活を通じて家族に加わることは、仕事だけでなく家族の一員としての役割も求められることを意味します。
これにより、都市部に住む人々との出会いが限られる場合があります。