パートナーのいる生活は、言うなれば他人との共存。
また、結婚となると、そこに子供が出来たりして家族が増えていく。そうして人は色々な経験を通して、人とのコミュニケーションを知っていくわけです。
自分以外の人と生きるということは他人とある程度ペースを合わせたり、何かをあきらめる必要も出てきますが、シングルライフはほとんどが「自分のペース」で暮らすことができます。
それが独身として生きる醍醐味とも言えるでしょう。
しかし、その裏側では「独り」であることのデメリットもあるようです。
一生独身はメリットしかない?
一生独身を選ぶことには多くのメリットがあります。
お金や時間の自由、家族に関する責任がないなど、独身生活の自由度は非常に高いです。
しかし、これらのメリットが必ずしもすべての人にとって最善の選択であるわけではありません。
お金が自由に使える
独身生活の大きなメリットの一つは、お金を自由に使える点です。
家族を養う必要がないため、自分の趣味や好きなことに資金を投じることができます。
経済的な自由は、自分のライフスタイルを自由に設計する大きな利点となります。
時間を好きなように使える
時間を自分のためだけに使えるのも、独身の大きな利点です。
家族の予定に合わせる必要がないため、自分の好きな活動や趣味に時間を費やすことができます。
この自由は、個人の成長や趣味の探求に大いに役立ちます。
家族に関わる責任がない
家族に関する責任や義務がないことも、独身生活のメリットです。
子供の育児や配偶者への配慮が不要なため、自分の人生に集中することが可能になります。
一生独身でいることの注意点
一生独身でいることには、メリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットは、独身生活の現実的な側面を反映しています。
時間の無駄遣いが多い
独身であることのデメリットの一つは、時間を無駄に使いがちであることです。
家族や配偶者がいないため、無計画に時間を費やすことがあり、これが後で後悔の原因になることもあります。
健康管理の必要がある
独身者は健康管理に特に注意を払う必要があります。
一人で生活すると、健康問題に直面したときに助けを求めることが難しくなるため、予防的な健康管理が重要です。
老後に不安がつきまとう
老後の生活に対する不安は、独身者にとって大きなデメリットです。
家族や子供がいない場合、老後の支えが少なくなり、孤独や経済的な不安が高まります。
親や周囲から心配されてしまう
独身生活はしばしば周囲からの心配を招きます。
親や友人からの結婚への圧力や心配がストレスになることもあります。
独身で後悔するタイミング
独身でいることによる後悔は特定のタイミングで顕著になります。
周囲の視線、孤独感、友人の結婚、病気時の心細さなど、これらの瞬間は独身のデメリットを痛感させます。
独身への周りの視線が気になる
周囲の人々からの視線や期待により、独身でいることに対する不安や圧力を感じることがあります。
これは特に結婚が社会的に期待される文化や環境において顕著です。
誰もいない家に帰宅するのが辛い
一人で家に帰るときの孤独感は、独身でいることの大きなデメリットの一つです。
特に、長い一日の後や週末に、この孤独感は増幅されます。
友人が結婚したときに焦る
友人が結婚すると、独身者は自分の人生について考えることが多くなります。
友人のライフイベントが自分の人生選択に対する再考の契機になることがあります。
1人だと病気になったときに心細い
病気になったとき、独身者は特に支援が少ないため、心細さを感じることがあります。
この状況は、家族やパートナーの重要性を痛感させる瞬間です。
独身で生きることを選んだ女性たちの本音
独身で生きることを選んだ女性たちの本音には、どのようなものが有るのでしょうか。
【独身女性の本音1】マイペースで生きたい
女性が独身を選ぶ理由としては、やはり、自分のペースで生きていきたい。というのが一番大きいのではないでしょうか。
結婚をしてしまうとどうしても、旦那さんの都合、子供の都合など、自分以外の家族の都合を優先させなくてはいけなくなります。
マイペースで生きることにこだわりを持っている女性の場合は、家族が増えることで自分のペースが優先できなくなることを考えると、独身で生きるのを選ぶのは当然なのかもしれません。
ただ、悠々自適な生活をしながらも、家族が仲睦まじく旅行へ出かける様子や、クリスマスなどの家族イベントを楽しんでいるのを見ると、家族がいるからこその幸せを感じられないことは、どことなく淋しいと感じているようです。
家族は長い年月をかけて出来上がっていくもの。
ある日突然、家族が欲しい!と思い立って手に入るものではないだけに、家族のいない寂しさを感じた時はちょっと後悔してしまうことも。
マイペースな自由な生活と、家族のいる温かい生活。どちらも良さがあるだけになかなか難しい選択ですね。
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【独身女性の本音2】夢を叶えたい
今は、女性でも大きな夢に向かって、いろいろと努力をしている人も多い時代です。
自分のお店を持つ、自分の名前で食べていくなど、すでに成功している女性も多いのも事実。
しかし、女性がひとりで夢を叶えるのはそんなに簡単なことではありません。
金銭面はもちろん、生活そのものも、夢を叶えるために多くの時間を注いでいかなければいけません。
モノや情報が溢れている現代では、人生そのものを夢に捧げる気持ちで挑まなければ夢を実現指せるのは難しいとも言われています。
そうなると当然、結婚も恋愛も二の次で、夢に全力投球出来る状況を作るために、独身で生きることを選ぶ女性は多くなります。独身だからこそ、自由に自分の夢を追いかけることができるのです。
その一方で、思うように行かず辛い時や、夢が叶って嬉しい時など、そうした気持ちを、本当の意味で分かち合う相手が欲しいと思うのも本音のようです。
特に、辛い時は、何のためにこんなに頑張っているんだろう・・・と、独りでいることを後悔してしまうこともあるようです。
夢への思いが本物だからこそ、独りを選ぶ。その強さの裏側にはこうした葛藤が隠されているんですね。
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【独身女性の本音3】子どもは欲しくない
女性にはもともと「母性」が備わっていますが、それは子供が好きという事とは別のものです。
女性でもどうしても子供が好きになれなかったり、産むことに抵抗があるなど、「子供が欲しくない」と思っている人は意外と多いものです。
今の日本でそのことを理解してもらおうとなると、男性側も同じ意見の持ち主であったり、もしくは、相当な信頼関係の元何度も話し合った上で理解を得られた特別な場合など、かなり稀なケースと言えます。
健康な女性が子供を産まないという選択をするということは、少子化が問題視されている今の日本ではまだまだ肯定的には見られていないのが事実です。
なので、あえてパートナーをつくらず、独身で生きることを選ぶ女性がいるのです。
しかし、女性には出産のリミットがあり、子供を作らないと思っていた女性でも、そのリミットが近づくと、やはり産まずに後悔したくない、一人は産んでみたいと気持ちが変わったりすることも多いようです。
子供のいない人生を10年後、20年後、30年後と、何度も想像して、それでも独りがいいか。しっかり自分に問う必要がありそうですね。
【独身女性の本音4】ひとりが楽
独身男性にも通じるところですが、独身生活はとても「楽」です。
何でも自分の思ったとおりで生活できますし、誰かに文句を言われることもありません。
朝起きて、仕事をして、帰宅して、土日は自由に好きなことが出来る。
少々部屋が汚くても、洗濯物が溜まっていても誰かに注意されるわけでもありません。
自由気ままに時間を使うことができるので、こんなに楽なことはありません。
この楽さが身に染みてしまうと誰かと一緒に暮らすことはなかなか難しくなります。
独りの楽な生活を選ぶか、困ったときに助け合えるパートナーのいる生活を選ぶか・・・。
独身女性はいつもこの狭間で揺れているのかもしれませんね。
【独身女性の本音5】結婚に夢を抱けない
女性が独身で生きることを選ぶ理由に「結婚そのものに夢を抱けない」という根本的な理由があるようです。
例えば両親が不仲の家庭で育ったり、両親の離婚を経験していたりすると、結婚=幸せではなく、結婚=辛い。と、潜在的に備わっている場合があります。
そうなると、自分自身が結婚して幸せに生活している様子を想像できないため、独身で生きることを選んでしまうようです。
本音としては、幸せな家庭を築きたいと思っている場合もあるので、途中で結婚しなかったことを後悔してしまう割合も多いようです。
しかし、結婚やパートナーのいる生活はいつからでも始められます。
独身でいることを選んだとしても、かたくなに一生それを貫く必要もありませんし、独身でいることへのこだわりがなくなることで、いいパートナーにめぐり合うかもしれません。
独身を後悔する前に婚活しよう
独身で生きていく!と決めて生きている女性でも、では「一生、独りで生きていくのか?」と問われると、「絶対に」と思っているわけではなさそうです。
人生にはいろいろなことが起きて、その時々で、独りが良い時もあれば、誰かが必要な時もある。独身で生きることを選んだとしても、パートナーが必要になったら、自然の流れで受け入れて、その人と生きていくのもいいかも。とどこかで思っているのかもしれません。
人は独りでは生きられないことをどこかで知っていて、誰かと分かち合う幸せを心の奥では求めている。ただそれは「今は」必要ない。独身できることを選んでいる女性は、自分の選択で、後悔しないよう、その都度軌道修正しながら生きていこうとしているのかもしれませんね。