結婚相談所での婚前交渉は、一般的な交際とは異なり、厳しい態度をとることが多く、真剣交際中であっても婚前交渉を行わないことが期待されています。
これは、結婚相談所が提供する真剣な婚活環境を維持するためです。
また、相談所のルール違反が明らかになった場合は、それに基づいた対応が取られる可能性があります。
今回は結婚相談所を利用しながらの婚前交渉について、リスクや実情などを考察していきます。
結婚相談所での婚前交渉はバレる?
婚前交渉がバレることはないと考えるのは危険です。
事実として、婚前交渉が知られるケースは少なくありません。具体的なシナリオとして、以下のような状況が考えられます。
- 交際相手が第三者に話してしまうことがあります。信頼していた相手でも、プライベートな話を周囲に漏らすことはあり得ます。
- また、お互いに何らかのトラブルが発生した場合、その中で婚前交渉の事実が明らかになることもあります。
- 女性が婚前交渉の結果、妊娠してしまった場合もあります。これは婚前交渉の明確な証拠となり、結婚相談所や両家に大きな影響を及ぼす可能性があります。
これらのシナリオから、婚前交渉がバレるリスクは決して低くないことが分かります。
「バレないだろう」と楽観的に考えることは、思わぬトラブルにつながるため避けるべきです。
多くの結婚相談所は婚前交渉が禁止されている
ゼクシィ縁結びエージェント(旧ゼクシィ縁結びカウンター)公式ホームページ
というお問い合わせをいただきました。
ゼクシィ縁結びエージェントはリクルートグループが運営する結婚相談所です。比較的リーズナブルで会員も多く、全国に26店舗あります。
同じゼクシィ縁結びという名前のマッチングアプリもありますね。
「え?いまの時代に?婚前交渉禁止ってほんとう?」と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
ゼクシィ縁結びエージェントに限らず、ほとんどの結婚相談所が婚前交渉は禁止です。結婚相談所があまり介入せず、お互いに任せますというスタンスの結婚相談所(オーネット等)もありますが、基本的には禁止されていると思ってください。
婚前交渉をしていなかったとしても、泊りの旅行は婚前交渉をしたと見なされもし泊りの旅行に行ったら退会させられるとルールに書いてあるところもあります。
婚前交渉を禁止している結婚相談所が多い理由2選
では、なぜ多くの結婚相談所では婚前交渉を禁止しているのでしょうか。
ここではその理由を探ります。
①婚活中のトラブルを避けるため
結婚相談所が婚前交渉を禁止する主な理由は、会員の質を維持し、トラブルを未然に防ぐためです。
これには複数の側面があります。
まず、結婚相談所には真剣に結婚を考える人が多く集まりますが、中には軽い気持ちで出会いを求める人もいる可能性があります。
明確なルールとして「婚前交渉禁止」とすることで、遊び目的の人が会員になるのを防ぐ効果が期待されます。
次に、婚前交渉によって生じる感情的なトラブルを避けるためです。
交際中に性的関係を持った後、片方が一方的に交際を終了するケースでは、相手方に深刻な心理的ダメージを与える可能性があります。
これは婚活自体へのトラウマにつながることもあり、結婚相談所としてはそのような状況を避けたいと考えるのが自然です。
さらに、婚前交渉には妊娠や性感染症などのリスクが伴います。
これらの問題が発生すると、当事者だけでなく、両家の関係にも影響を及ぼす恐れがあります。
成婚前にこうした問題が起きると、結婚に対する両家の意見や感情に変化が生じる可能性が高まります。
②体目的の出会いは婚活にリスクが大きいため
婚活している女性にとって、体目的の男性との出会いはリスクでしかありません。
結婚したいと思って婚活したのに、女性として利用され、結婚もできなかったらものすごく傷つきます。
男性と出会うサービスはいろいろあります。
- 合コンセッティング
- 婚活パーティー、婚活イベント
- 相席屋・シングルズバー
- マッチングアプリ
- 結婚相談所
この中で独身証明書、所得証明、等の身分証提出まで必須で婚前交渉が禁止なのは結婚相談所だけです。たくさんの数ある出会い方の中で結婚相談所は一番安心安全が保障されているのです。
入籍するまで婚前交渉禁止という意味ではない
誤解を受けやすい点ですが、婚前交渉といっても入籍するまでセックス禁止というわけではありません。
結婚相談所は登録してから結婚相手を探して同時に複数人の異性とデートをします。いい人がいて、交際を申し込み、相手探しをお互いに1名に絞った状態を「真剣交際」と呼びます。いわゆる、恋人状態です。
この真剣交際期間は結婚について具体的に話をすすめる時期です。真剣交際のお互いを見定める期間は結婚相談所によりけりですが3カ月目安といわれており、そこで結婚の意志をお互い確認したら成婚退会となります。結婚相談所に在籍しながら付き合っている付き合い始めの約3カ月真剣交際期間は婚前交渉が禁止です。
その期間で、やっぱり違うなと思えば関係解消してまたお相手を探すこともできます。もし、2か月ほどお付き合いしてみたけれど「やっぱり違うな」と思って関係解消した場合に、婚前交渉があった場合、大きなトラブルになりやすいのです。
成婚料を支払って成婚退会後に別れるのは損じゃないの?
結婚相手とのスキンシップの相性も大事という方もいらっしゃるでしょう。
結婚相談所でも真剣交際期間にキス、ハグ、手をつなぐといったスキンシップはやっても大丈夫です。
どんな出会い方であっても、出会ってすぐにスキンシップをしようとすれば馴れ馴れしすぎると思って相手は警戒する確率が高いでしょう。
ある意味、ルールが決まっているので失敗しにくいのが結婚相談所です。
結婚相談所で出会ってお付き合いする方が決まって成婚退会する場合に「成婚料」を支払う場合があります。成婚料は10~30万円ほどです。また、成婚料を支払って退会してもその後、お相手と別れてしまうこともあります。
仲人型結婚相談所という担当者の介入が多い結婚相談所は成婚料がありますが、成婚料がない結婚相談所もあります。
ゼクシィ縁結びエージェント、エン婚活エージェント、オーネット等は成婚料がありません。オーネットは入会金が高額ですが、ゼクシィ縁結びエージェントは入会金3万円、エン婚活エージェントの入会金は9,800円です。
結婚相談所の婚前交渉まとめ
正確には交際3カ月目までの結婚相談所にいる期間が肉体関係禁止
婚前交渉禁止と言っても入籍までという意味ではありません。お付き合いし始めの3カ月程度はそこまで踏み込まないルールによって守られているのが結婚相談所です。