結婚したい男性の企業ラキング
イメージと評判が交錯しています
リスクモンスター調査による『この企業に勤める人と結婚したいランキング』が以下です。
男女総合、男性が結婚したい女性、女性が結婚したい男性、3つのランキングがありますが、ここでは「女性が結婚したい男性」のランキングを書きます。ランキング企業は男女によってばらつきがありますが、今回は女性→男性についてのみ解説します。
1位 トヨタ自動車
2位 ANA
3位 アップル
4位 電通
5位 サントリー
5位 伊藤忠商事
7位 JR東日本
7位 Google
7位 パナソニック
10位 JAL
10位 三菱東京UFJ銀行
10位 タニタ
10位 三井物産
10位 本田技研工業
10位 富士通
(以下省略)
時代とともにこのランキングも変わってきています。バブルのころの就活ランキングと同じで、華やかで稼げる企業というよりも、堅実、安定で倒産の心配が少ない企業が人気です。
とはいうものの、全ての人が同じ価値観ではないですから、華やかな企業イメージを優先する人もいますし、結婚したい人は「この企業」というようにあらかじめ決めている人もいます。
友人や知人、SNSなどで評判を知る人もいれば、従来通りテレビCMなどのイメージに強く影響される人もいます。どちらがいい、悪いということはなくどちらも真実であり、脚色もあるのだと思います。
結婚したい企業=合コンで人気の企業でもあるのですが、結婚は一生のことですから、合コンよりも女性が求めるものは保守的になっているかもしれません。
以下では、ランキングに載っている会社がなぜ結婚したい男性の企業として人気なのか、他にもアピールできれば人気になるかもしれない企業の条件等について考えてみたいと思います。
女性が結婚したいと思っている男性の企業について
前提:女性は企業の人事担当者でもエコノミストでもありません
まず、大前提として女性(男性もですが)は企業の人事担当者でもエコノミストでもなく、経済や雇用が見通せるだけの情報を持っているわけではありません。例え「いい企業」であっても給与体系や実際にどのくらいもらえるのかなどは中の人にしか分かりません。
『四季報』などで確認する人は就活ではいたかもしれませんが、婚活では少ないと思います。意中の男性が結婚したい企業に該当したとしても、その人が出世コースに乗るのかそうでないのかでその後のキャリアは大きく変わります。年齢で年収が測れなくなっています。
昔のように年功序列で横並び賃金ではありません。給料が高い、あるいは安定している企業であってもすべての社員に高い年収が保証されているわけではない可能性があります。
首は切られなくても、低い年収で飼い殺しされる、転職しようにもスキルがなくてできないというケースもあるかもしれません。企業名だけで選ぶのは危険です。
ということを全ての女性が理解していない可能性があり、婚活するうえではその企業や業種のメリット、デメリットを丁寧に説明する必要があります。せっかく人気なのですからそのチャンスを生かしましょう。以下は業種ごとの特徴のまとめです。
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製造業、メーカー~安定している
トヨタ自動車、サントリー、本田技研工業、パナソニック、富士通などの製造業はとにかく「安定」のイメージが強いです。日本の製造業の強さはご存じのところですが、その技術力の評価=世間の評価にもなります。これらの企業を知らない人はいませんから、結婚できれば周囲にも自慢できるでしょう。
社員の福利厚生などの待遇も比較的よくて、十分な暮らしができるだけの担保があります。結婚生活を確実なものにしたいのであればこれらの製造業がおススメです。
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インフラ~絶対に潰れない
JRやJAL、ANAが該当します。一時期経営再建でイメージが悪かったJALですが持ち直してきました。公的資金を投入してまでJALを助けたのは倒産してもらっては困るからで、潰れることが許されない=公務員的な安定感があります。
何かあれば叩かれる企業でもありますが、叩かれても潰れないという安心感は非常に大きいですよね。このランキングではJRや航空各社が上がっていますが、他にも電力会社、ガス会社などがこれに該当します。女性が結婚したい男性は会社が倒産しないというのは非常に重要なことだと思います。
IT~スマホ時代と共に
アップル、GoogleといったIT企業は最近すごく人気が出ています。日本人のi-Phone好きは世界的にもよく知られていてアップルがGoogle(アンドロイドスマホ)よりも上にいるのも納得です。
とは言えこの業界はイメージが先行しています。10年前にはこれだけの人気はなく、10年後も同じような人気があるのかわかりません。どちらも外資系企業であり、日本企業よりもバッサリ切られるドライなところがあるのは言うまでもないですよね。
年収やイメージはいいけれども雇用のリスクが伴う業界だということは、よく理解してもらってください。
総合商社~昔から大人気で世界を駆け巡る
伊藤忠商事、三井物産などの総合商社の男性と結婚したいというのは今も昔も変わりません。日本的な風土を残しながら新しい道を常に開拓しています。
年収も高く激務でもあり、妻として支えることが求められます。転勤や海外赴任も多く知らない国に行くこともあります。まだ開拓されていない販路を作るのが総合商社なので当然なのですが、それを知らないでイメージで選んでいると希望した結婚生活とは違うものになってしまうかもしれません。
逆に夫と一緒に夢をかなえる、みたいな考えを持っている女性ならば総合商社の人と結婚したいというのは至極当然の結論になりそうです。
大手金融、広告代理店~以前よりはイメージが低下、統合などもあり
大手の銀行の統合はひと段落しましたが、金融機関(三菱東京UFJ銀行)や広告代理店(電通)は激務で色々大変だというイメージや評判が定着してしまいました。やはり非常に激務なのは事実で、また日本的な習慣や雇用環境が色濃く残るのもこの業界です。
外から見るほどの華やかさは中の人には感じることができないかもしれません。妻として全力で支えてあげないと、男性としてはかなりきつい業界であることは事実でしょう。
これ以上の再編は今のところなさそうですが、証券会社等も合わせてやはり働いていくには大変な業界になります。それを覚悟してください。
年収やイメージだけではないことをアピールしましょう
婚活女子はどうしても、大学入試や就活をイメージして男性の勤務先をランク付けをしてしまいがちになりますが、それだけで推し量れるものではありません。その時の部署や人間関係で大きくキャリアが左右されてしまいます。
私も世間的には安定した会社に入ったと言われていましたが、出向先で心を破壊されてしまいこうなってしまいました。もし当時結婚していたら相手は支えてくれたでしょうか?三下り半を突き付けられたかもしれません。
「人気だから」だけで選んだ女性はそういう時に支えてくれるかどうか、男性の方もよく見極めてください。
タニタが人気なのは、あの「タニタ食堂」の「社員の健康に優しい」イメージが大きいですよね。年収やこれまでの知名度がなくてもセールスポイントになるケースもあるということです。
業種だけでなく職種も大事
どういう働き方、夫婦になるのかも要検討です
ここまで業種ごとに見てきましたが、職種も大切です。営業職なのか事務職なのか技術職なのかで働き方も変わってきますし、給与体系も変わるでしょう。
でも、婚活の初期にそれをくどくど説明してもいいことはありません。相手とフィーリングが合うのかよく確認しお互いに好きになるところで説明したほうがいいでしょう。
また、相手が結婚後どういう働き方を希望するかも重要です。総合商社ならば海外赴任は避けて通れませんし、国内各地を転勤する企業もあります。
その場合、女性は元の職場で仕事を続けられないかもしれません。その辺りをどう分かってもらうのか、よく女性と話し合ってください。
人気企業ならば婚活ではアドバンテージがあります。がんばってください。