リングで確かめ合う二人の愛
愛の確認は一回じゃダメ?
無事に婚活が終わって、「ふーっ、やれやれ」では済まないのが男女のお付き合いですが、順調に結婚という名のゴールへと向かう二人の意志を確かめ合う為に交わされるリング、実はこの工程が2回以上存在する事を知らない男性も存在する様です。
「指輪なんか一個で十分よ。」と言ってくれる大変心優しい女性も稀にいますが、大抵の女性はリングに目がありません。ですから当然、婚約指輪と結婚指輪の両方を捧げられる事を男性側に期待している事でしょう。
男性としてはお財布から悲鳴が聞こえてきそうな話ですが、最後の恋の証として、ここは一つ男意気を見せたいものです。では、「一体何がどう違うの?!」と思っておられる方の為に、婚約指輪と結婚指輪の違いについてまとめてみました。
婚約指輪と結婚指輪はここが違う!
その1:渡すタイミングが全然違う!
婚約と結婚が似て非なる物であるのと同様、実は婚約指輪と結婚指輪では全く意味が異なるものです。リングを愛の証としてプレゼントする事に何ら変わりはありませんが、それを相手に渡すタイミングが全然違うのです。
結婚指輪いわゆるマリッジリングと呼ばれているリングは、結婚式の本番中に交換する物です。一方婚約指輪は、婚約ありきの結婚なので、婚約指輪を結婚指輪よりも先にプレゼントしなければならない事は明らかですが、婚約指輪をいつ渡すのかは個々のカップルで違ってくる事でしょう。
例えば、一般的なのがプロポーズの際に跪いて、「僕と結婚してくださいっ!」と言う時に一緒に捧げられるのが婚約指輪つまりエンゲージリングです。何だか女性を釣るための餌みたいに見えなくも無いですが(失礼!)、これはどんな女性でも一度は憧れるシチュエーションなのではないでしょうか。
しかし最近では、婚約指輪を自分で選びたいというかなり現実的な女性も多い様です。ロマンチックとは言えない気がしなくもないですが、せっかく値の張る高価な物をプレゼントをされるんですから、お気に入りを選びたいという女性の気持ちも分かる気がします…。
その2:値段や素材が全く違う!
女性の方が、声を大にして強調したいのはこのポイントだと思います。男性にとっては「指輪は指輪。穴が開いたモンだったら何でもいいじゃん~」と思ってしまいそうですが、そう、婚約指輪と結婚指輪ではその素材もお値段も全く別物なのです。同じ様なリングを貰ってもあまり嬉しくない…というのが女性の本音だという事を、男性側は知っておく必要があるでしょう。
ではまず、婚約指輪とはどの様なタイプの指輪なのでしょうか。端的に言ってしまえば、基本的に『石』付きであるのが婚約指輪です。石と言っても、そんじょそこらに転がっている石ではありません。女性たちがお望みなのは、キラキラと星の様に輝くあの石を主役にしたリングなのです。
ダイヤモンドを筆頭に誕生石や好きな宝石をあしらったリングが、通常の婚約指輪となります。石付きだけあって、お値段も結婚指輪よりお高めに設定されているのは言うまでもありません。婚約指輪の相場としては、およそ男性の収入の2、3か月分と言われていますが、20万から40万が大体の相場の様です。
一方、結婚指輪は、周りの既婚者の方がはめておられるので既に皆様もご存知かと思いますが、とてもシンプルなタイプのペアの指輪となります。素材も海外では金が主流ですが、日本ではプラチナが定番ですね。
しかし最近では、女性用の結婚指輪も小さなダイヤをあしらった控えめながらもお洒落なデザインの物が多く見受けられます。気になる結婚指輪の相場ですが、ペアで購入するにも関わらず18万から20万ほどとなっています。う~ん、セットの方が安いのは世の常なのかと思わずにはいられません。
その3:身に着ける期間が全く違う!
Engagement Ring at the Sword in the Stone / holl7510
貰う時期が異なるのだから、それを身に着ける期間ももちろん違って当たり前です。絶対こうしなければいけない!という厳密なルールはありませんが、多くの方が実践されている婚約指輪と結婚指輪の着け方が存在する様です。
まずは、婚活生活が実っていざプロポース、もしくは結納という時に女性に捧げられる婚約指輪ですが、多くの女性はいつからいつまで婚約指輪を嵌めるのでしょうか。一番多い意見が、貰った瞬間から結婚式の日までです。
ですから、婚約指輪の後を結婚指輪が受け継ぐ場合がほとんどと言えます。それからは毎日結婚指輪を嵌めて、夫婦デートや特別な日にのみ高価な婚約指輪を着ける、という意見の方も多い様です。これは水仕事が多い家事を行う機会のある女性なら、当然の成り行きかも知れませんね。
しかしながら最近では、婚約指輪も結婚指輪と同様に毎日着けていたい!という女性の方もおられます。もしも貴方が、婚約指輪も毎日気兼ねなく身に付けられるタイプの物が欲しい、と思ったのであれば、善は急げで早めにパートナーに知らせておく方が無難と言えるでしょう。そうしないと、キャンディリングみたいに派手でベタなエンゲージリングを貰う羽目に陥ってしまうかも知れませんよ。
婚約指輪と結婚指輪の違いから見えてくる事とは?
華やかな独身の身分からの転身
婚約指輪と結婚指輪の違いについて検討してきましたが、そこから見える物とは一体何なのでしょうか。二つのリングの違いから明らかな様に、婚約指輪は婚約を祝う物、つまり一人の男性が一人の女性の一生を高価な指輪と引き換えに貰い受ける、という意味が込められています。
他方の結婚指輪はペアでなければ意味を成さない物である事からも分かる通り、お互いの絆を証する物です。二つのリングは言わば「結婚」という神聖な取り決めの工程を表していますが、それぞれの意味をきちんと踏まえるならば、きっとその意味にふさわしいと思えるそれぞれのリングを購入する事が出来るのではないでしょうか。