結婚で焦りを強く感じたら? 婚活開始前に視点を変えよう
結婚を焦ってしまうきっかけは? 身の周りにいっぱい!
未婚女性が結婚への焦りを感じるきっかけは、あちこちに溢れています。たとえば……
「気づいたら、同級生や同僚の大半が結婚していた」
「子供ができた友達が、一緒に遊ばなくなる」
「女子会のおなじみのメンバーが婚約」
「親や親戚に会えば、結婚を急かされる」
「人の子供を見るたびに、年齢的に自分が出産できるか不安……」
のようなこと。それぞれに焦りを感じてしまえば、それこそ毎日がプレッシャーのように思えてしまうでしょう。しかし、焦りが良い方向へと作用するとは限りません。むしろ、焦りがあなたの結婚を遠ざけていることも多いのです。
やたらに結婚に焦っている人が増えています!
もし現在あなたが未婚で、焦りから生まれた決意で婚活をしているのなら、いったん婚活をストップして頭を冷ます時間を設けたほうがいいでしょう。
何故なら、焦らなくても良いのに必要以上に焦っている可能性が高いからです。焦りが裏目に出てしまうことは少なくありません。
結婚に焦ると裏目に出てしまうこと
焦りが裏目に出る理由をまとめます。
- 焦燥感に駆られすぎてしまい、婚活そのものを良くない方向へ向かわせてしまう恐れがある
- 結婚相手を見つけられても、その後の結婚生活に好ましくない影響を及ぼすことがある
- 焦りをうまい具合にコントロールできるようになれば、婚活の計画を具体性のあるものに変えていける
実は、「結婚相手が見つからない」と悩んでいる人は、職業柄、多忙で相手を探す時間もないという人がほとんど。まずは落ち着いて自分を客観的に見つめる機会を作ることが大切です。多忙なら今は婚活するべきタイミングではありません。
焦りから結婚に失敗する人は絶えません! ちょっとした心構えで克服してみよう
焦りでもたらされる失敗例(婚活中のよくある例)
婚活をする時期があまり良くないと、結婚相談所や婚活パーティーでの活動にも悪い影響をもたらすことがあります。
(例1)
婚活パーティーのようなイベントで同席した初対面の男性たちに、いきなり突っ込んだ経済事情を質問してしまう
→ 必死であることや焦っていることを見透かされる、あるいは金目当てだと早合点されてしまう
(例2)
サイトでアプローチしてきた男性の言葉に飛びついてしまい、完全に信じ込んでしまう
→ 体や金目当ての悪意ある男性に引っかかってしまう
これらは少し極端ですが、焦りに頭がとらわれたままでは正しい判断は難しいです。
焦りでもたらされる失敗例(成婚後の例)
焦って結婚をすると、すぐに離婚してしまう。次はそういう例を紹介します。
(例1)
「登録からすぐに紹介された中から選んで成功だった」という体験談を真に受けて、似たようなことをやってしまう
→ 実は彼氏が浪費家だったことに気づいていなかったため、じきに衝突して別れることに……。これは後悔しか残らないでしょう。
(例2)
自分では気をつけていたつもりでも、確認が不充分で、そりの合わない男性と結婚してしまう
→ すぐ子供ができたため離婚は避けたものの、その後ずっと家庭内不和を背負ってしまう
後者のケースだと離婚には至らないかもしれません。しかし、その後の人生は満ち足りたものだとは呼べないでしょう。このような悲劇から逃れる対処法は、結局自分の恋愛を焦ることなく見つめるしかありません。
焦りを抱くのは「自分に残された余裕」を確かめてから
独身仲間が減ってしまうと不安なのは当然です。しかし、過剰に焦ることは避けてください。もちろん、人によっては焦らなくてはならない人もいますが、多くの人は焦る必要がない人達ですよ。参考までに「もうあとがない」とプレッシャーを感じても仕方のない例を挙げてみましょう。
- すでに相当の年齢(アラフォーどころではない)
- 親の健康が思わしくなく、早いうちに孫の顔でも見せてあげたい
- 近い将来、仕事が極端に忙しくなることが判明していて、今のうちに入籍まで行きたい
こうした事例ならまだわかりますが、最近の婚活の傾向を調べると、まだアラサーからアラフォーに入ったくらいの女性が、自分の年齢だけを根拠に大きな焦りを抱くケースが増えています。
焦ってしまうときは、「危機感」と意識してみる
確かに若さとはかけがえのないものですし、婚活中は若いだけでメリットとなりえます。とくに女性の場合は、その傾向が強いでしょうね。妊娠や出産のことを考えると「一刻も早く結婚したい」と考えてしまうのもわからなくはありませんが、やはり焦りを感じながらの婚活は正確な判断がしにくいのです。
はっきりとした事情や目的があるなら、むしろ「危機感」を持つきっかけにするとよいでしょう。
「焦り」と「危機感」は、実は似て非なるもの。
「危機感」は「~こうなったらヤバイから、それまでに対策を講じよう!」と、目標をもって行動させてくれるきっかけになります。
「このままの生活を続けていると結婚できない!」
「今のうちにできる限りのことをはじめよう!」
そう考えられればしめたものです。この危機感は焦りとは違い、ポジティブなもの。だから、あなたの恋愛やあなたの婚活を妨げるようなことにはならないでしょう。
このままでは
では、危機感を捉える具体的な手順がどのような流れになるのかを紹介します。
1.自分の状況を冷静に振り返って、結婚についての条件や残された時間を整理する
「体力が落ちる前に子供を産みたい」といった希望があるなら、「1年以内に結婚をする」と具体的な目標を作ると良いでしょう。
2.婚活の予定や目標を、ある程度決めてみる
予算や期間を決めるのもアリでしょう。
(例)「〇ヶ月の間は婚活サイトで徹底的に頑張る。だめだったらそこはあきらめる」
結婚相談所・婚活サイト、パーティー等で結果を出すにしても、ある程度の期間が必要なわけですが、「期間を決めたほうが、その間は頑張れる」……これが、人間の特徴でもあります。
3.いったん決めた目標に向けて、とことん頑張ってみる
目標を決めたら妥協をしないこと。これも大切です。迷いが生じたら友人に愚痴をこぼしても良いでしょう。婚活中は女友達との交流を大切にすると良いですよ。本当の友達なら、彼女達があなたの心の支えになってくれるでしょう。もしも女の友人に恋愛や結婚を反対されるような機会があれば、彼女達の意見に耳を傾けてください。きっと彼女達にはあなたには見えていない、客観的な何かが見えています。その「何か」が反対理由ですよ。
まとめ:強い焦りも、結婚に向けて大きく前進するチャンスにできます
焦りをうまくコントロールすることが婚活成功のカギ
もしもあなたが今、実際に結婚を焦っているなら次のことを考えてみてください。
- 周りに既婚者が増えて焦りを自覚したなら「本当にそんなに焦る必要があるのか?」と自問自答してみる
- 冷静に自分を振り返りながら、特に焦りを感じる理由を書き出してみる
- そうした焦る理由を危機感に転じるために、具体性のある計画や目標を設定する
(例)〇〇の婚活イベントは、△回顔を出しても結果が出なかったら見切りをつけよう - 決めた内容にしたがって、メリハリのある婚活に乗り出す
このように計画的に婚活をすれば、焦りを感じにくく、本当の幸せを手にしやすくなります。