悩んで不安で、本当に続けて結婚できるのか不安になる
名著から心構えを学びましょう
「どうして婚活がうまくいかないのかわからない」と悩んだり、「誰からも選ばれないかも」と不安になったり……ほとんどの人の婚活が、悩みと不安の連続です。悩みと不安を繰り返しているのは、あなただけではありません。
悩んだり不安になったりするのは、けっして悪いことばかりではないのですが、悩みや不安が原因で結婚を諦めそうになる……それは困りますよね。
そこで、D・カーネギーの著書である『道は開ける』の内容をヒントに、婚活中の悩みや不安と上手に付き合っていく方法を紹介します。
最初にお断りしておきますが、この動画を観ても悩みや不安が完全に消えるわけではありません。でも、悩みや不安以上に、希望や期待を持って婚活できるようになります。明るい気持ちで婚活に取り組みたい……そう考えている人のための動画です。
自分が変わる勇気
悩みや不安の解消のツールとして70年以上にわたって多くの人に支持をされている『道は開ける』ですが、大前提として「自分を変えること」が要求されます。
「自分を変えるのが、一番難しい」と考えている人も多いでしょうね。でも、周りの人や環境がどれだけ変化をしても、肝心の自分が変わらなければ、根本的な悩みや不安は1つも解消されません。
「自分を変えるのは難しい」と考えていてもかまいません。たしかに、人によっては難しいことだからです。
でも、婚活を成功させたいのであれば、「変わりたいな。変わるためには何をすれば良いんだろう?」と考える勇気を持つと良いでしょう。その勇気を持てれば、あなたはスタートラインに立てます。
先のことなんか考えなくて良い
婚活のゴールは結婚ですから、全ての婚活者が結婚を目指して行動をします。でも、結婚にはネガティブな要素も少なくはありません。
たとえば、相手の親との同居、子育ての苦労、相手の収入が低くて生活が苦しい……などなど挙げていけばキリがないことは、容易に想像できるでしょう。こういった結婚にまつわるネガティブな要素を考えだすと、婚活へのやる気が失せるのは当たり前かもしれません。
ここで『道は開かれる』に書かれている、この言葉が参考になります。
「明日のことを思いわずらうのではなく、今日だけを生きるべきだ」
婚活者にとっては「結婚後のネガティブな想像をめぐらせるのではなく、今日の新たな出会いに意識を集中して、その日を前向きに過ごそう」ということです。
- まだ結婚していなのに例えば「この人と結婚したら価値観が合わないかもしれない」のように結婚後のことを考えるのはナンセンス。
- まだ交際していないのに「この人は住んでる場所が遠いし付き合っても続かないかもしれない」などと交際後のことを考えるのはナンセンス。
- まだ出会ってもいないのに「婚活パーティーに参加してもどうせ若い子しか人気ないんでしょ」と出会った後のことを考えるのはナンセンス。
これらが理解できるのであれば、まだ出会ってもいない相手との結婚後の心配をするのは、あまりにもナンセンス過ぎることがわかるでしょう。
たとえば、婚活で異性を検索している時、相手が長男というだけで「相手の親の介護が……」とネガティブな想像をしていませんか?
出会ってもいないのに結婚後のネガティブな一面を考えてしまえば、相手との縁はそこで終了。自分で自分の可能性を潰すのは、なるべく減らしていきたいものです。
前向きなものに集中できる習慣を
婚活中は、普段の日常生活以上に不安や悩みを抱えやすいものです。
でも、常に不安や悩みを抱え続けてしまうと、建設的な行動を起こしづらくなってしまいます。どうしてもネガティブな考えが先行してしまうからです。
だから、ここで大事なのは一度思考をリセットすること。一度不安や悩みから解放されれば、前向きな気持ちも戻ってきやすくなります。
ただし、何も意識しないと、思考のリセットは難しいのかもしれません。気づけばネガティブなことばかり考えている……そんな人も多いのではないでしょうか。
そうならないように、前向きなものに集中できる習慣を身につけると良いです。前向きなものとは、自分にとってわかりやすくプラスになるもの。
大事なのは、「わかりやすくプラス」という点です。
自分で「こんなことやっていて意味あるのかな?」と少しでも疑問を感じるようなものは、対象とするべきではありません。「間違いなく自分のためになることをやっている」と心から思えるものを選択するべきです。
だから、人によって選ぶものは違うと思いますが、婚活中なのですから、異性へのモテにつながるものがより良いでしょうね。
たとえば、筋トレで身体を引き締めることや、肌や爪のお手入れをすること。読書で教養を身につけたり、友人と会って刺激を受けるのも良いですね。
このように、わかりやすく自分にプラスになるような習慣を身につければ、少なくてもその時間は悩みや不安からは解放されます。
『道は開ける』に書かれているように、「どんなに頭脳が明晰な人でも、人は一度に1つのことしか思考できない」からです。
不安や悩みが押し寄せてきたら、一度他のことで自分の頭をいっぱいにする習慣をつけましょう。どうせ婚活以外のものに目を向けるのであれば、自分にプラスになるものがベターです。
見返りを求めない行動を意識しよう
行動を起こすと、人はどうしても見返りを求めてしまうものです。仕事で金銭的な見返りを求めるのは、仕方のないことかもしれません。でも、恋愛や婚活中に相手に見返りを求めてしまうと、ガッカリするケースが増えてしまいます。
たとえば、婚活中のデートは主に食事になりますが……「店を選んだことへの感謝」や「食事代を奢ったことへの感謝」を相手に求めてしまうと、なかなか交際を続けていくのは難しくなります。
- 「ありがとう」も言われなかった!
- こっちは食事代を出しているのに!
- 奢ってもらって当たり前だと思っているのか、プンプン!
こんな気持ちになった男性が、相手の女性を二度目のデートに誘うでしょうか?もちろん誘いませんよね。
「食事の見返りに愛情や肉体関係を期待するのはおこがましい」とわかっている人でも、なぜか感謝の気持ちは期待してしまうようです。
「他人に感謝されるための行動ではなく、自分が与える喜びのために行動するべきだ」と『道は開ける』には書かれています。
自分に自信がない人へ
ほとんどの婚活者は、自然な形での出会いがなかった人達です。だから、「この歳になっても結婚できなかった」……と、コンプレックスを抱えている人も少なくありません。自分が希望していた年齢までに結婚できなかったことはたしかでしょう。でも、『道は開ける』には、こう書かれています。
「私達は、すでに持っているもののことは、めったに考えない。考えるのは、いつも持っていないもののことばかりだ」と。
婚活者にとっての「持っていないもの」とは、配偶者や恋人です。「結婚したい」という思いが強まれば強まるほど、相手がいない自分への自信はどうしてもなくなりがちかもしれません。
でも、配偶者や恋人以外に、あなたが持っているものはたくさんありますよね。
「仕事ができる」でも「友人が多い」でも「本をたくさん読んでいる」でもなんでもかまいません。自分が持っているものとあらためて向き合ってみましょう。
そうすれば、自分への自信も少しは持てるようになりますし、冒頭で述べたような「誰からも選ばれないかも」と不安を抱くようなことはなくなります。
まとめ
時間や労力がかかるのは当たり前です
結婚相談所で活動した経験がある人はご存知のとおり、婚活ではお見合いを成立させるだけでも、結構な労力と時間がかかってしまうことも珍しくありません。
でも、生涯のパートナーを見つけるためには、やはり労力と時間はかけるべきです。
また、惜しみない労力と時間をかけるためには、なるべく不安や悩みを抱え過ぎないことが大事でしょう。
最後になりますが、前向きな気持ちでの行動を大切にしてください。前向きな気持ちでの行動は、後ろ向きな気持ちを抱えたままの行動よりも、はるかに良い結果を連れてきてくれます。不安や悩みを完全に消す方法はありません。
でも、不安や悩みと上手に付き合っていく方法は、たしかに存在しています。