「ちょっと、婚活疲れるな」と感じる程度なら良いのですが、「心底疲れた……もう婚活は嫌だ……」と思い始めてしまったら、そのまま婚活を続けていくのは難しいです。
たとえ無理矢理続けたとしても、けっして良い結果は出ないでしょう。
疲れ切って余裕のない状態で異性と会っても、あなたの良さが相手の異性には伝わりません。
婚活への意識を変えるべきです。
婚活に疲れたときの対処法
婚活に疲れたと感じた時には、以下のような対処法が有効です。
悩みをリストアップして第三者に聞いてもらう
婚活に関する悩みや不安をリストアップし、信頼できる第三者に相談することで、新たな視点や解決策を見つけることができます。
活動のペースを考え直す
自分にとって無理のないペースで婚活を進めることが大切です。
無理なスケジュールは、疲労の原因となります。
婚活は一時中断
婚活への集中力が長々と続く人は滅多にいません。多くの人が、数ヶ月で緊張の糸が切れてしまうもの。
だから、結婚相談所の中には「まずは3ヶ月活動をしてみましょう」と、期間を区切った活動をおすすめしているところもあります。「期間を区切れば集中力もやる気も維持しやすく、結果的に成果も出やすい」と考えられているからです。期間内に成果が出なければ、しばらくはお休みです。
結婚相談所のアドバイスをそのまま真似て、1ヶ月程度のリフレッシュ期間を意図的に設けるのも1つの選択肢です。一番良くないのは、あまり気持ちが乗らないのに「婚活中だから婚活しなきゃ」と勝手に自分を追い込みながら婚活してしまうこと。
結婚相談所のアドバイザーのような相談相手が身近にいないのであれば、自分で自分の婚活スケジュールを立てなければなりません。『婚活スケジュール』と聞くと予定を入れることばかりに目を向けてしまいがちですが、意図的な休みもスケジュールに組み込むべきです。
実は、多くの結婚相談所に『休会』があります。あらかじめ『休会』が用意されているのは、婚活している人の多くが婚活疲れを感じるからでしょう。だから一時的に婚活から離れるのは、普通のことだと考えてくださいね。結婚相談所以外で婚活している人も、疲れを感じたら意図的に休むべきです。
ちなみに、結婚相談所では休会中も費用が発生します。ただし、休会中の費用は月に数千円程度なので「活動していないのに、こんなにお金を取られるの?」と感じることはないでしょう。
今までとは違う方法で婚活する
婚活にストレスや疲れを感じるのは、これまでの活動があなたに合っていなかったからかもしれません。婚活にはいくつかの種類がありますから、別の方法を試してみるのも選択肢の1つです。
たとえば、婚活アプリから婚活パーティーに切り替える、婚活パーティーをやめて結婚相談所に入会するなどですね。結婚相談所を退会して、別の結婚相談所に入会する人も大勢います。
結婚相談所で活動していない人には、相談所の変更にあまり大きなメリットを感じられないかもしれません。でも、担当のアドバイザーや仲人が変われば、婚活は随分と変わります。彼らとの相性があなたの婚活に大きな影響を与えるからです。
これはあくまで私の持論ですが、結婚相談所選びでもっとも大事なのは、料金設定でもシステムでもなく、アドバイザーや仲人との相性。だから、今後結婚相談所に入会する人には「アドバイザーとの相性を最重視してください」と伝えたいですね。
完全に婚活はやめてしまう
方法を変えるでもなく、意図的な休息でもなく、完全に婚活をやめてしまうのが3つ目の選択肢です。婚活に疲れ切った状態で「べつに、婚活をやめても良いんだよ」と囁かれたら、ついその選択をしてしまうかもしれませんね。
もちろんやめるのは自由ですが、婚活をやめる前に一度「何故、あなたは婚活を始めたのか?」と考えてみてください。なにかしらの目的や夢があるからこそ、あなたは婚活を始めたはずです。婚活をやめたら、当初に抱いていた目的や夢も同時に諦める。
そういう覚悟を持って、婚活を諦めるべきです。
一番良くないのは、なんとなく婚活を続けているパターン。そして、なんとなく婚活をやめてしまうパターンです。どんな選択をするのであっても、きちんとした意図の元で決断するようにしてくださいね。
婚活疲れを感じる原因
婚活は、長期間にわたる努力と精神的な負担を伴うことがあり、多くの人が「婚活疲れ」を経験します。
この疲労感の原因は以下のように多岐にわたります。
初対面相手とのコミュニケーションがつらい
婚活における初対面でのコミュニケーションは、緊張やプレッシャーを伴い、精神的な疲労を引き起こすことがあります。
婚活は思うよりも時間がかかるから
多くの人が婚活の過程で、予想以上に時間がかかることに疲れを感じます。
希望に合うパートナーを見つけるまでには、しばしば長期間が必要です。
婚活はすぐに成果が出ないから
期待した成果がなかなか得られないことは、婚活における大きなストレス要因となります。
75%が婚活疲れを経験
マッチングサイトを運営する大手SNSのマッチ・ドットコムが婚活中の241人(男性116人・女性125人)対して婚活疲れに関するアンケートを行いました。「婚活疲れはありますか?」という設問に対し、「ある」と答えた方はなんと75.1%でした。(少しある・ある・とてもあるの回答の合計)
今のあなたにどのような選択肢があるのか……それをお伝えする前に、どうして婚活は疲れてしまうのか、その理由を明確にしていきましょう。
- 金がかかる
- 時間がかかる
- 自分を否定された気持ちになる
- 初対面の人とコミュニケーションをとるのが疲れる
アンケートによると婚活疲れの原因は、大きく分けるとこの4つです。
「金がかかるのは男だけじゃない?」と思う男性陣もいるかもしれませんが、それは大きな誤解。婚活パーティーの料金こそ女性は安く設定されていますが、女性はその分ファッションや化粧、美容院代にお金をかけています。
トータルで考えたら「どっちもお金をかけている」としか言えません。
お金以上に精神的にくるのは「時間」でしょう。2時間のパーティーに参加して成果がゼロだったら「あの時間はなんだったんだ……」と思いますよね。それが何度も続けば、さすがに「無駄な時間を重ねている」と感じてしまいます。
更にきついのは、異性から選ばれない経験です。出会いの場に参加したのにどの異性からも選ばれない。
そんな経験が何度も続けば、どれだけ自信満々だった人でも自分への自信を失くしてしまい「婚活は辛い」と感じてしまいます。「婚活は選ばれないのが普通」と頭ではわかっていても、実際に経験するとやはり辛いですよね。
婚活を続けるか自分で決断する
婚活に過度な疲れを感じたら、まずは一旦婚活を休止することです。でも、ダラダラと休止状態が続くのも、あまり良いことではありません。
婚活を休止するのなら、休止期間をきちんと決めるべきです。そして、休止期間を終えてから最終的な決断を下すと良いでしょう。
婚活を再開させるのか、婚活をすっぱりとやめてしまうのか、または「もう1ヶ月休む」とさらにリフレッシュ期間を延長させるのか……。
このように、自分の決断タイミングをシビアに設定しておけば、婚活への考え方も変わります。
この記事では、『3つの選択肢』として紹介しましたが、その選択するタイミングは今から1ヶ月後……そう考えてください。
まずは休憩、決断はその後です。
疲れた心で決断するのではなく、一度リフレッシュ期間を意図的に設けて、冷静な気持ちで判断を下すことをおすすめします。