自分自身を知らなければ、幸せな結婚にはつながらない
自分を知るということ
今までに500名以上の女性の恋や結婚の悩みを伺ってきました。その中で特に感じることは、「自分を知らない」ということ。
- 「ただなんとなく日々の生活に追われて、気づいたらこの歳」
- 「結婚は好きな人と付き合って適齢期になった頃、自然にその男性とするものだと思っていた」
- 「自分が赤の他人と幸せにやっていけるのか不安」
- 「好きな人にあまり好かれてこなかったから、これから好きな人が自分の眼の前に現れ、結婚できるかわからない」
このように、さまざまな不安を抱えていらっしゃいます。
自分自身がどんな将来を望んでいるのか
私も同じように結婚に対して、不安だったり自信がなかったりした時期がありました。そのときに、自分自身がどんな将来を望んでいて、どんな人とどんな生活がしたいのか、明確にしてみることから始めました。
悩んでいる方は、ずっとその悩みと同居しているような状態を何ヶ月も…すごい方は何年も続けています。場合によっては「そんなもんなのかな」「周りもなかなか結婚しないし」「私はそんな運命なのかな」などと思い込み、解決する方向に向かわずに、気付いたらいい歳に…とまた新たな悩みを抱える方もいらっしゃいます。
その悩みの正体を突き止め、解決するにはどうしたらいいのか前進していく必要があります。そのためには、ご自身をよく知ることから始めることです。
まずは下記の5つの理由が当てはまるかどうかチェックするところから始めてくださいね。
外見はキレイなのになぜか結婚できない女性に共通する5つの理由
その1)自己肯定感が低い
なんといっても、外見がきれいでもなぜか結婚できない女性とお話ししていると、「自己肯定感が低い」ということが挙げられます。そんなにキレイなのになぜ?というくらいです。
そして、それをご本人にお伝えすると「いえいえ、そんな」と褒め言葉を決して受け止めてくれません。そしてでてくる言葉といえば、「もうアラフォーだし」「もう40代だし」「思うより色々ガタきているんですよ」などと、自分自身に否定的な言葉のオンパレードです。
よくよく伺ってみると、男性に褒められると「体が目的なんじゃないか?」とか「そうやって気を引こうとしてるだけ」などと思ってしまったりするようで、相手の褒め言葉を素直に受け止められずにいます。そうすると結果としてその男性とは発展がなく「やっぱり私ってダメな女」と、自分に否定的なレッテルを貼ろうとするのです。自分自身の自己肯定感の低さが一番の原因だとも気付かずに…。
他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる
心理学の中での有名な言葉で「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」というものがあります。
自分を変えることで、相手の反応も変わります。自分自身が変わり、自分を認め愛することができるようになると、男性の許容範囲が広がりますし、本当の意味で男性を愛することができるようになります。
そして、自分のことがわかってくると、なぜ好きでもないタイプの男性を引き寄せてしまうのかもわかりますし、自分を知り、自分を好きになれると、近寄ってくる男性のタイプも変わってきます。
なぜか結婚できない女性はもう卒業です。まずは自分を知り、理想の自分に変わるための一歩を踏み出しましょう。
その2)ガツガツしている
2015-02-12 the woman in the mirror / ** RCB **
35歳、40歳など年齢的に節目を迎える時期に、「◯歳になっちゃったんです!」と焦って私のところに駆け込む方がいらっしゃいます。そういう方はきまって焦っています。そして、気持ちばかり焦っていて、具体的行動ができていなかったり、的ハズレな行動になってしまっている方が多いのです。なぜか結婚できない女性によくある特徴ですね。
焦ってしまうと、平常心でいるときの判断ができず、後から考えてみたら「なぜこんな決断を?」「なぜこんな行動を?」と思うようなことをしてしまいがちです。
焦っている人に「焦らないで」と言っても無理なのですが、ご自身が焦っているなと感じたら「焦らず急げ」と自分に言い聞かせてみてください。そして、焦らなくていいので具体的に動いてみましょう。
女性には出産というタイムリミットがあるため、特に子供が欲しいと強く望んでいる方ほど焦ります。そうすることでガツガツしてしまい、男性が引いてしまうという結果になりやすいです。
気合いが入りすぎて「今年こそ絶対に結婚する!!」と鼻息荒くやってくる人も、まずは落ち着いてもらうことを先に行っています。
焦ったり気合いを入れすぎて力むことなく、具体的行動につなげましょう。まずはどんな相手とどんな結婚生活をしたいのか、理想の未来を具体的に思い描き、そのためには今何が必要なのかを明確にするところから始めてみてくださいね。
その3)不必要な思い込みが強い
「それは事実ですか?」そう何度も聞き返すときがあります。そのように聞き返したくなる方は、事実に基づかない思い込みを多くしている方です。
人は意識的、または無意識的に正しいと信じている思い込み・信念・観念・価値観(ビリーフ)を持っています。
- 3歳くらいまで
生き延びるため(愛されるため)のビリーフを身に付けます。 - 3~6歳くらいまで
その後、周囲の期待に応えるためのビリーフを身につけます。この頃までに刷り込まれたビリーフにその後修正を加えます。 - 15~16歳くらいまで
重要なビリーフのほとんどが完成されます。 - それ以降は・・・
自分が持っているビリーフの正しさを証明したり、過去に刷り込んだビリーフを強化するような「強化行動」をとります。
「私は重要な存在である」というビリーフを持つ人は、自分を大切に扱ってくれる人達との人間関係を築いていきますし、いい恋愛をしていることが多く、結婚に対しても悪いイメージがありません。
「私は重要な存在ではない」「私は結局愛されない」という事実に基づかない間違ったビリーフを持つ人は、大切に扱ってくれない人達との関係を築いていき、恋愛はうまくいったことはあまりなく、結婚に関しても悪いイメージが強かったり、うまくいっていたはずの恋愛を自ら壊してしまったりします。
大切に扱ってくれない人との関係が続くと「私は重要な存在ではない」「私は結局愛されない」という更なる刷り込みが起こります。これが、ビリーフの強化行動です。
このような事実に基づかない間違ったビリーフを書き換える作業をしてこそ、本当の意味で、素晴らしい人間関係を構築でき、幸せな結婚へと繋がっていくのです。
その4)要求ばかりしている
私の主催するセミナーでは、ご自身が本当に求めている男性像を明確にしていただく作業をします。
その作業をしてみると、その方がどのくらい相手に求めているのか要求水準がわかります。最初は何十個も出てきてもいいのですが、それがなかなか3つに絞れない方がいらっしゃいます。
相手への要求水準が高いと、それを満たす人が現れるまでは満足がいきません。ただ、その要求を伺ってみると、「そんなに何十個もの要求を全てクリアする人は全世界探してもいないでしょう」と思うことも多々あります。
そして、相手にそれだけのことを要求する分、その方はどれだけの努力をしているのかといったら、相手の要求ほどは努力していなかったりします。
まずは要求水準を少し下げることです。そのようなお話をすると「やっぱり結婚って妥協なんですか?!」という方がいらっしゃいますが、決してそうではありません。あなたにも長所ばかりではないように相手も人間です。完璧を求めないということです。
そして、いくつも要求するのではなく、シンプルにすることです。そうすることであなたのアンテナがしっかりと張り、運命の人をひきつけやすくなります。
また、理想の結婚相手が明確になったら、その人に選ばれるあなたになるために、今の自分に何が必要なのかリストアップしましょう。そして即行動に移し、輝きを増していきましょう。
その5)自分が整っていない
Handshake man – women / flazingo_photos
未来の幸せな自分をイメージしても、心のどこかで信じていない、自信がないという方がいらっしゃいます。どんなに望む未来があっても、そういった心のブレーキがあると実現しにくいという現実があります。そうなると、なぜか結婚できない女性になってしまうのです。
また、親が離婚をしていたり、幸せといえる結婚をしていないのでは?と感じ続けてきた方は「親のような結婚はするまい」「父のような人とは決して結婚しない!」と固く心に決めつつ「そんな結婚をしてしまったらどうしよう」という不安を持っていたりします。人によっては、心底幸せな結婚を望んでいるのにもかかわらず、その不安が現実のものとなり、同じように幸せとは言えない結婚をして後悔したりします。
まずは、自分自身を整えることです。どのような部分でブレーキを踏んでしまっているのか、どんなネックを抱えているのか、それを解決しながら、出会いを求めることです。その両輪がうまく回って行くと、素敵な出会いが待っています。
まとめ:まずは自分と向き合うことから
なぜ?ではなく、どうしたら?
外見が素敵な女性は、ヘアメイクやファッションに対してとても気を使っていますし、ご自身の似合うヘアメイクやファッションをよくご存知です。
それと同じように、内面の部分の自分自身も、よく知る努力をしてみてください。
メイクをするときに、鏡をみてメイクをすると思いますが、もし口紅が歯についてしまったらどうしますか?鏡の中の自分自身を直そうとはしないですよね?
それと同じように、「なぜ運命の人が私にはなかなか現れないんだろう」とか「あの人は幸せになったのに、私がなかなかなれないなんて不公平だ!あの子より私のほうが人生頑張っているのに!」などと周りに影響されず、周りを機にすることなく、とにかく自分自身と向き合うことが大切です。
どうしたら幸せな結婚ができる自分になるだろう?
なぜか結婚できない女性を脱却するには、「なぜダメなんだろう?」ではなく、「どうしたら幸せな結婚ができる自分になるだろう?」と考え、行動に移してみてください。日々の小さな積み重ねがやがて大きな変化につながります。私も半年そんなトレーニングをしたことで、夫に出会い、3週間後にプロポーズされ結婚することができました!
周りの人には「仕事ばっかりしていたら行き遅れちゃうのでは…と実は心配してました!」「結婚できないんじゃないかと思ってしまっていました」「実はレズかなにかで、結婚しないのかと思っていました」なんて結婚が決まった後に言われたような私でも結婚できたのです。
是非自分自身と向き合い、幸せを引き寄せる体質を作ってくださいね。