貯金なしの30代男性は、全然珍しくない
30代39.7%は金融資産(預貯金・株など)がない?
リクルートの保険比較サイト『保険チャンネル』が、30代の貯金事情を調査したところ、約40%の人が「貯金なし」だそうです。だから、貯金なしはまったく珍しくはありません。
でも、『結婚=お金がかかる』と考えている人も多く、そういう人は自然と「お金がないから結婚できない」という結論になってしまうようです。低所得化が晩婚化の原因になっているのかもしれませんね。
参考:保険チャンネル(https://hokench.com/article/household/344/)
結婚に至るまでに必要なお金・まとめ
婚活にかかるお金
貯金はないけれど結婚したい男性達も多くいるでしょう。どのくらいのお金をかければ、結婚に至るのか……彼らのためにシミュレーションしてみました。
まずは婚活にかかるお金です。代表的な婚活である、「婚活アプリ」「婚活パーティー」「結婚相談所」に参加するために必要なお金の目安を紹介します。
- 婚活アプリ:月額3,000〜5,000円程度
- 婚活パーティー:1回3,000〜5,000円程度
- 結婚相談所:初期費用50,000〜200,000円、月額10,000円程度、お見合い料金0~10,000円、成婚料100,000〜300,000円
デート代
続いてはデート代です。30代カップルが1回のデートに使う金額は、平均6,000〜8,000円程度。この金額を目安にすると、1回のデートにおける男性の負担は5,000円程度でしょう。
付き合ってしまえば、おうちデートやファミレスデートといったリーズナブルなデートもあるでしょうけれど付き合う前にファミレスデートでは女性に嫌われます。
週に1〜2回くらいのペースでデートするカップルが多いようですが、そう考えると……デート代は、結構馬鹿にできないかもしれませんね。その他、デートのための服や靴なども必要となってきます。
結婚式・指輪
結婚式
挙げない選択もありますが、結婚式の料金を紹介すると、平均150〜300万円です。コロナの影響でオンラインで結婚式を行う方も出てきましたがぐっとリーズナブルになるようですよ。
両家の親からの援助もある場合は多いでしょうから、全額新郎新婦が負担というわけではないと思います。
婚約指輪・結婚指輪
『マイナビウェディング』の調査によると、30代カップルの婚約指輪の相場は20〜40万円。結婚指輪の相場は、2人で20万円ほどのようです。婚約指輪はなしで、結婚指輪のみという夫婦も多いですね
(参考: マイナビウェディング:https://wedding.mynavi.jp/ring/contents/pages/survey/01/#anchorlinkTab001)
新婚旅行
続いて、新婚旅行。『結婚スタイルマガジン』の調査によると、新婚旅行の平均的な費用は50~70万円だそうです。
最近は国内で済ませたり、行かない夫婦も多いようですが……個人的には行かないと後で文句を言われそうなので、お金をかけるなら結婚式よりも新婚旅行だと考えています。
(参考:結婚スタイルマガジンhttps://www.niwaka.com/ksm/radio/honeymoon/cost/base/01/)
新居
最後に新居です。敷金礼金などの初期費用や家具一式を揃える金額が必要となります。地域や揃える家具によってだいぶ変わってくるのであくまで目安ですが、50〜100万円のお金は必要でしょう。
総合した金額
ここまでの情報をもとに、それぞれを無理のない金額に設定してシミュレーションしてみましょう。
- 婚活(アプリを半年使用):25,000円
- デート(週1デートを半年):12万円
- デートに必要な服や靴:5万円
- 結婚式:150万円
- 婚約指輪:なし
- 結婚指輪:20万円
- 新婚旅行50万円
- 新居50万円
合計金額は2,895,000円と、約300万円近いお金が必要なことがわかりました。結婚したいのに貯金なしの30代男性にとっては、かなり絶望的な数字でしょうね。
ただし、結婚式で使ったお金は半分以上ご祝儀で返ってきますから、実際には200万円程度でしょう。それでも絶望的な数字には変わりませんが……。
貯金なしでも結婚できる男は結婚できる
さて、絶望的な数字を見た直後ですが『東京カレンダー』と『セキララゼクシィ』に面白いデータがあったので紹介します。
まずは『東京カレンダー』から。
独身女性に「結婚相手に求める貯金額は?」と調査したところ、もっとも多かった回答は「1,000万円以上」でした。
続いて、『セキララゼクシィ』です。
既婚男性に「結婚した当時の貯金額は?」と調査したところ、もっとも多かった回答は「100万円以下」でした。
どうですか、このギャップ。結局、こんなもんなんですよ。世の中の独身女性の理想ばかり耳にしてしまうと、「貯金なしのこんな俺じゃ、結婚できないだろうなぁ」と考えてしまうかもしれませんが、実際は貯金100万円以下の男性もたくさん結婚しています。「当時の貯金額は100万円以下」と回答した男性の中には、完全に貯金がなかった男性や借金持ち男性だっていたはずです。
(参考:東京カレンダー https://tokyo-calendar.jp/article/13814)
(参考:セキララゼクシィ https://zexy.net/s/contents/lovenews/article.php?d=20180411)
貯金なし30代男性の現実的な婚活4つのポイント
1.アプリと知人をメインに活動
30代男性が貯金なしでも、十分に結婚できることはわかっていただけたかと思います。でも、貯金なしでの婚活だと活動の仕方に制限があるのも事実です。だから、ここで現実的な婚活方法を紹介します。
婚活ツールの中でもっとも頼れるのは、婚活アプリです。ランニングコストもそこまで高くありませんし、何よりも男性の貯金額にこだわって婚活している女性が少ないのがメリットですね。
また、一考して欲しいのは古くからの知人。たとえば、同窓会で再会した女性と交際して、そのまま結婚するようなパターンです。
古くからの知人なら、あなたの貯金額ではなくあなたの今の人柄で判断してくれるでしょう。下手に婚活するよりも、はるかに現実的な出会いが期待できます。
ただし、30代になってくると未婚女性はなかなか同窓会に参加したがりません。そのため、あまり大掛かりなものよりも、少数での飲み会のほうが良いです。
2.ターゲットは同世代以上
婚活している男性の多くは、年下女性との結婚を望みます。それも、5つ以上とか10以上とか……。
しかし、貯金がない30代男性がターゲットにするべきなのは、自分と同世代もしくは年上の女性です。とくに年上女性ならば、あなたに貯金がないことにも寛容であるケースが増えます。
婚活アプリを利用するのなら、最初から30代後半から40代女性が多く登録しているアプリを使うこと。そうすれば、より現実的な婚活になるでしょう。
3.最初から経済的な無理はしない
すでに散々説明したとおり、婚活はお金がかかります。だから、無理をせずに活動しても、結構な金額の支出があるのが普通です。
その上で、女性に良い格好を見せようと見栄を張ってしまうと、途中でお金が続かなくなってしまいます。人によっては借金をしてまで見栄を張り続けてしまうことも……。
でも、それは止めてくださいね。身の丈にあった活動でなければ、本当にあなたと相性の良い女性とも結ばれません。
4.基本は内面勝負
散々擁護してきましたが、やはり30代男性が貯金なしの事実は、婚活市場では不利です。
だから、「他の人以上に内面勝負するしかない」と考えてください。一番大事なのは、相手の女性を楽しませる気持ちを常に持ち続けることです。
その意識が常にあれば、会話の仕方も相手に見せる態度も、それこそLINEの返信も変わってきます。
30代貯金なしでも結婚できる!
でも婚活方法は工夫して!
婚活方法さえ工夫すれば、貯金なしの30代男性でも十分に結婚できます。婚活市場でもっとも多い層は40代の男性ですから、30代のうちに婚活を始めたほうがはるかに有利です。
『婚活=お金がかかる』や『結婚=お金がかかる』のイメージは、けっして間違っていませんが、あまり大袈裟に考え過ぎないようにしてください。結婚したいのであれば、まずは無理のない範囲で行動を開始することをお勧めします。