婚活アプリにもサクラはいる
Pairs、Tinder、omiaiを使って分かったこと
ペアーズやomiai、ティンダーなどのマッチングアプリ、婚活アプリを使ったことはありますか?出会い系サイトではないわりと真面目に見えるアプリです。
私は今挙げたアプリは全て利用したことがあるのですが、こうした今話題の婚活アプリにもサクラや業者はいます。
婚活アプリでは常時メッセージなどを運営側が管理して監視をしているので、不適切な会話や言葉遣いなどがあれば注意や警告が入ります。
サクラや業者はそうした運営側の管理体制の中で淘汰されていきますが、それでも一定数は何食わぬ顔をして登録していたりします。
今回はそうしたサクラや業者を見破る秘訣についてご紹介いたします。
特徴的なワードがサクラや業者だと教えてくれる
サクラや業者はとにかくプロフィール文に特徴的なワードがいくつも散りばめられています。
これはどの婚活アプリにいるサクラや業者にも共通しているので、一度でも覚えてしまえば直ぐに「これは業者だ」と分かるくらい特徴的です。
以下のワードがあれば、かなり高い確率でサクラか業者です。
「お仕事は…アパレル、旅行関係、不動産、副業学校のサポーター、イベント関係、etc…」
まずはこの「結局何の仕事している人なの?」というプロフ文です。
このアパレルというのはメルカリやAmazonを使った転売業のことで、旅行関係はマイル目的。不動産は紹介料のピンハネ。副業学校は説明不要ですね。
ここから分かるように、婚活どころか恋愛目的でもなく、カモになる男性を探している業者なので、メッセージを送るのもそうですが、関わってはいけません。
「好きなことをしてストレスフリーで日々楽しんでます。将来が不安、収入を上げたい方はお声がけください」
これもまさに業者やサクラといえます。
昨今話題となっている、消費者センターに相談が寄せられる「副業で儲けましょう」という宣伝文句でお金を徴収する業者です。
LINE交換など連絡先を教えると、わざわざ電話まで掛けて勧誘してくるケースもあるそうですので、こちらも関わらないようにしましょう。
「男女問わず『お友達』だけ募集中。恋愛の出会いは一切求めてません。恋人探しもしてません」
この文言も婚活アプリなのに違和感しかありませんね。
何をしに登録をしたのかという話でもありますし、実際に何かしらのセールスや宣伝をするためだけにアプリを使っているのが分かります。
ペアーズやomiai、withではこうしたワードがある女性会員はすぐに業者認定をされ、メッセージのやり取りがあっても削除されていることが多いです。
男性会員からの通報で運営側が確認しても、一発で業者と分かるので強制退会になっていることがほとんどです。
職業欄を見れば分かることがある
最近の傾向として、業者の場合は職業欄で自由業を選択していると業者の可能性が高いです。
前述のように「何の仕事をしているのかが分からない」にも繋がりますが、表立って言えない職業ということです。
職業を自由業にしている女性は、プロフ文に「仮想通貨」「投資」などとも書いているので、そうした商材を売りつけたりする婚活する気がゼロの業者というわけです。
これはペアーズやomiaiのような運営側が常に監視している婚活アプリでも、最近は増加傾向にあります。
但し、こちらも前述のようにすぐに業者と分かってしまうので、登録後1週間以内には強制退会になっていることがほとんどです。
それでも懲りずに登録をしてくるいうことは、婚活アプリからの勧誘がいかにそうした業者からすれば儲かるのかも分かります。
「デート商法」という恋愛感情を利用して高額な商品の契約をする手法が昔からあるように、異性の恋愛感情を巧みに利用して行うセールスは一定の成果があるといえます。
だからこそ何度も登録をしてきては男性会員に接触をして、アプリ外での連絡を取るように仕掛けてきます。女性側をだます業者もいるでしょう。
そうしたことから職業欄が自由業になっていて、プロフ文に「仮想通貨」「投資」と書いている女性会員と連絡を取り合うのはやめましょう。
こうしたデート商法を行う女性会員は職業欄が自由業の女性だけでなく、会社経営・役員、自営業を選択していることもありますので、プロフ文をよく確認して「仮想通貨」「投資」など書いていなくても充分に注意が必要です。
「時間と場所を選ばずに働いています」という言葉がメッセージでのやり取りの中で出てくることもありますので、そうした場合も迷わず連絡を絶ちましょう。
パッと見た感じでは普通そうに見える文面でも…
他にも「大人数で飲んだりするのが好き」「仲間と一緒に遊んだりできる人いる?」とプロフ文に書いている人にも注意が必要です。
パッと見た感じでは「みんなでワイワイするのが好きなのかな?」と思うかもしれません。
しかし婚活アプリというのは、基本的にグループ交際をする前提のものではありません。
個々で知り合って1対1でのデートをすることが基本的な使い方です。
それは勿論、アプリを使う女性会員も分かった上で利用しています。
一部例外として、タップルで「お出かけ機能」という「△月☆日に○○で遊びましょう」という日時や場所を指定して遊ぶ機能があります。
この場合は、複数で遊ぶという選択肢があるので問題ありませんが、前述のように婚活アプリは基本的に個々で知り合って遊ぶものです。
そうした利用方法にもかかわらず、プロフ文に「大人数で飲んだりするのが好き」「仲間と一緒に遊んだりできる人いる?」と書いている人は業者である可能性が高いです。
いわゆるマルチ商法の勧誘をするグループが新規会員を集める際に、昨今では婚活アプリを使うパターンが多くなっており、そうした業者は「1対1では会わないけど仲間と一緒なら」と複数で会うことを強要してきます。
メッセージのやり取りをする前に、「やたらと大人数で遊ぶことを強調している」と感じたら、距離を置いた方がいいでしょう。
一度でもそうしたマルチ商法をするグループに入ってしまうと、言葉巧みに勧誘をしてきますので、メッセージのやり取りの段階で判断をする必要があります。そして多くのマルチ商法の方が「自分たちはマルチ商法じゃない。ネットワークビジネスだ」と断言します。ネットワークビジネスも同じ意味です。
営業目的、お金目的のユーザーに気を付けて
多くのユーザーは出会い目的です
いかがでしたでしょうか。
婚活アプリは今では各テレビ番組でも「現代の婚活事情」として取り上げられるほど、一般的な出会いのキッカケとして認知されてきました。
一時期の街コン以上の盛り上がりを見せており、女性ファッション誌でも盛んに取り上げられています。
そうした中で、多くの異性が集う場でもあるため「デート商法」や「高額商品の勧誘」をする業者や「サクラ」なども一般会員として紛れて活動しています。
ネットを通じて対面ではないため、業者やサクラがいると聞いても「自分では見極めることができない」と思う人も多いかと思います。
しかし今回ご紹介したように、サクラや業者には一般会員が使わないような特殊なワードや文言を使うなど、特徴さえ掴めば初見で「これは一般会員ではない」と判断できるようになります。
そうした特徴を覚えておけば、サクラや業者とやり取りをして被害にあったり不快な思いをすることもなくなります。