第5回:デートを盛り上げる会話の秘訣
会話のネタ帳があれば話に困らないわけではない!
前回は女性にモテる仕草についてお話しましたが、今回はデートを盛り上げる会話のポイントについてお話します。
デートに誘ってOKもらったけど、どんな話をすれば良いか分からない!という男性は少なくありません。せっかくであれば会話で女性を楽しませて次につなげたいですよね。
それなら、お笑い芸人などは常に「ネタ帳」を用意しており、何か面白いアイデアが浮かんだらすぐにそれをメモしたりします。しかし、これを真似て恋愛の場にこのような「ネタ帳」を持っていけば女性にモテるのでしょうか?
答えはNOです。
確かに面白い話ができる男性に女性は魅力を感じることが多いです。
しかし、立場が逆だとして「いつも面白いことをいう人と付き合いたいか?」と言われたら、実際にはそうでもないと思います。
そこで、今回は女性の興味を引くための会話のポイントについて解説を行います。
デートの時の会話を盛り上げる秘訣
ポイント1:「あなたは」を主語にしてみる
話がつまらない人の特徴として、
- 「俺は今日○○な夢を見たんだ」
- 「そういえば昨日、○○に行ったんだけどさ…」
といった形で自分の話ばかりしてしまうというものがあります。
このような癖を普段持っていない人であっても、女性と2人でデートをしていて会話に詰まったりした場合に、このような「自分語り現象」が起きてしまう人は意外と多いものです。
ですが、基本的に人間は自分のことにしかあまり興味を持たないもの。例えば、私があなたに対して好きな音楽の魅力について語ったとしても、恐らくは心を揺らされることはないでしょう。
そこで重要なのは「相手への関心を伝えること」です。
このように書くと難しいと思うので、簡単な技法として「会話の最初に『あなたは or ●●さんは』をつける」ようにしてみてください。これだけでも会話のパターンは変わり、相手に「この人は私に関心を持っているんだ」と魅力を持たれることでしょう。
ポイント2:ポジティブな話題を常に振るようにする
抑うつ的な人は基本的に会話の内容がネガティブになることが多いものです。
カウンセリングの場などでも、相手が持っている「自分は優柔不断な人間である」という考え方を「自分は物事を慎重に決めることができる人間である」などといった形でポジティブに言い換える「リフレーミング」という技法が用いられることがあります。
そしてこのような形で自己イメージをよくしてくれるような相手に対しては人間は好意を持ちやすいものです。
例えば「私って○○なの…」といった形で話題がネガティブになっていったら「けど、それは裏を返せばこういうことだよね」といった形で話題を振るようにしていけば相手が持つ印象も良くなります。
ポイント3:質問には無理に答えないで話を広げる
心理カウンセリングの場などでも「あなた自身のことについて尋ねられたらどうするか?」という問題があります。特に女性カウンセラーが男性のクライアントに個人的なことを尋ねられた場合などです。
このような場合には、よく使われる技法は「質問には直接的には答えない」というものです。
(事例)
「恋人はいるんですか?」と尋ねられた時には「私に恋人がいないことが気になるのですか?」といった話をすることが一つの模範解答です(もちろん普通に答える方もいますが)。こうすることで、相手の内面にある気持ちを理解できて、相手の理解を促すことにつながるからです。
しかし、どうしても人間は「聞かれたことには答えなきゃ!」と思ってしまいます。
そんなときは、答えることが難しい質問に対しては答えるよりも、「相手がなぜそのことを尋ねるのか」を質問してみるようにしてみてください。こうすれば、相手の価値観と違う答えを出して不快感を持たれることが無くなるばかりか、相手に「私の気持ちがわかるんだな」と思ってもらえるでしょう。
ポイント4:ちょっとしたことでも「ありがとう」を忘れずに
自己承認欲求というものが人間にはあります。
これは簡単に言えば「自分のことを認めてもらいたい」という気持ちのことです。つまり、この自己承認欲求を満たしてくれるような相手に対して人間は好意を持ちやすい傾向にあります。
この心理が重要になるのは男女の関係でも同様です。例えば食事をしているときに調味料をとってくれたり、コップが空になっていてお水を頼んでくれたり、そういう細かいところであっても「ありがとう」と言ってくれるような男性に女性は非常に好意を持ちやすくなります。
また、その相手とよくメールをするような場合にも「いつもメールしてくれてありがとう」といった形でほめることも重要です。相手に対して「一緒にいるとうれしい」という気持ちを持ってもらえるように心掛けてください。
まとめ
「一緒にいて心地いい相手」と思ってもらえるように促す
デートにおいて重要なことは「会話を途切れさせないこと」ではありません。
しかし、会話のネタを探しているうちにいつの間にか「会話のキャッチボールを続けること」そのものがデートにおける目的となってしまっているような人は意外と多いものです。
デートにおいて会話をする目的は「会話を通して相手に好意を持ってもらうこと」です。そこで場合によっては無理にキャッチボールを続けずに「話題をポジティブに変える」などのように変化を促すことも重要です。それによって相手に「この人と一緒にいると気持ちが良い」と思ってもらえるようにしましょう。
次回は今までとは逆に、「これはデートなどの場でやってはいけないNG行動」を解説します。