周りが次々結婚して焦って婚活開始
街コン、合コン、パーティー、結婚相談所等
この記事を読んでいる方の中には、現在婚活中、婚活を始めようと思っている、婚活に苦戦しているなどいろいろな方がいると思います。まりおねっとは最近、電撃結婚したSさんにインタビューさせていただけることになりました。いろいろ聞いてみたいと思います。
編集部
「今おいくつでしょうか?」
Sさん
「現在31歳で、去年まで婚活をしていました」
編集部
「いつ婚活を始めたのですか?」
Sさん
「婚活は27歳頃から始めました。27歳くらいだと周りの友達も徐々に結婚し始め、子供が出来たりとさまざまなライフイベントを迎えていて羨ましい気持ちがありました。 将来子供も欲しいのでちょっと本腰入れて頑張ろうということで27歳頃から婚活を始めたのです。」
編集部
「そうですよね。27歳って結婚する人が増えてい来る時期ですね。Sさんはどんな職場なんですか?職場で出会いは?」
Sさん
「事務の仕事をしていますが、周りの人は基本的に女性ばかりの職場なので会社での出会いも期待出来ませんでした。それ以前に、仕事と恋愛は分けたいという思いもありまして」
編集部
「そうなんですね。どんな婚活をやったのでしょうか?」
Sさん
「婚活歴はパーティ、街コン、合コン、アプリ、結婚相談所などです」
編集部
「そんなに!婚活マスターですね!」
結果的に多岐に渡りましたが、30歳で運命的な出会いを果たしてそれから半年以内で結婚したSさんにとって、数々の出会いをこなしてきて男性に慣れたことも結果につながったそうです。
様々な出会いの場を渡り歩いてきたSさんからスピード結婚に大事なポイントをお聞きしました。
婚活にはどんな種類のものがあるの?
編集部
「婚活と一言に言っても様々な出会い方がありますよね。それぞれ特徴も違えば向き不向きもありと思いますが、Sさんが経験した婚活方法について教えていただけますか?」
お見合いパーティ
Sさん
「私が婚活をしようとしてまず一番最初に参加したのがこのお見合いパーティです。婚活といったらお見合いパーティというイメージがなぜかあったのですね。
お見合いパーティとは、1つの会場に男女が集まり、椅子に座ってお見合い形式で目の前の異性とプロフィールカードを交換して自己紹介をしたりします。人数は少ないものだと5対5くらい。多いものだと私の参加したものの中では30対30くらいのものもありました」
編集部
「どんな流れなのですか?」
Sさん
「参加人数が少なければ少ないほど1人の人と話せる時間が長くなりますが、通常1人5~10分程度しか会話を交わしません。男性が隣の席にスライドするという回転寿司のような形式でぐるぐる回り全員の異性と会話をするというものです。
お見合いパーティには最終的に誰が一番良かったか紙に書いて集計して、相思相愛になったカップルを発表します。
もしくはカップル発表はないものの、会話をするときに自由に連絡先を交換しておいてパーティの後に連絡したりできるんです」
編集部
「婚活パーティーは他の出会い方と比較してどんなメリットがありますか?」
Sさん
「このお見合いパーティのメリットは一度にたくさんの人と会話が出来ること。プロフィールカードがあるので会話に困っても相手のプロフィールを見て話を広がらせたりすることが可能な点です。
デメリットは『苦手だなぁ』と思う人や明らかに自分には興味がなさそうな人が回ってきても決められた時間は会話をしなければならない点です。一度にたくさん出会いたいという人におすすめだとおもいます」
街コン
編集部
「昔、街コンって流行りましたよね。街コンも参加されたのですよね?どんな感じですか?」
Sさん
「広い会場に少ないものだと男女それぞれ10人程度、多いものだと100人以上の規模で参加者がいた時もありました。特徴としてはテーマが決められていて、例えば「20代限定」「水族館に行く」「自衛隊限定」などいろんな種類があります。
1つの会場に集まった男女たちが立食形式で自由に動き回り気に入った人に声をかけて仲良くなるという出会い方です。
街コンパーティのメリットとしてはこれまた一度に多くの人と出会えること。また仲良くなれた人がいたら時間を気にせず話せることです。
デメリットとしては、この手のパーティは友達同士で参加している人が多いので、1人で参加するのになかなか勇気が必要なことです。1人じゃ不安だから友達と参加したという人や、逆に人見知りしないのでたくさんの人と出会いたいという人にはおすすめです」
婚活パーティー
編集部
「街コン、お見合いパーティー、婚活パーティーって違うところはどこですか?」
Sさん
「私の中でですが、お見合いパーティーは食事は出ません。水ぐらいです。出会いが一番の目的で、かなり効率よくできています。
街コンはレジャー要素もあって楽しめたりする場合もあるのですが、友達同士で来る人が多いです。
婚活パーティーは立食形式のパーティですが、街コンと違いは1人参加の人が多いという点です。立食形式がほとんどですが、人数が少ない場合は着席で合コンのようなスタイルになることもあります。
ほぼ全員1人参加で、会場のスタッフが進行をしてくれることが多いので、近くにいる男女5~6人で1つのテーブルに集まり、皆で自己紹介をしたりして会話をします。時間にして大体20~30分でチーム変えがあり、いろんな人と会話することが出来ます。
婚活パーティのメリットとしては、何と言っても1人で参加しやすいところです。そして、女性の婚活友達が出来たりして婚活仲間が出来ることもあります。
デメリットとしては、スタッフの進行があるパーティだと自由に動き回れないことです。そのため気になる人がいてもしばし我慢しなければならないという辛い時間が発生することも。ただ、食事やお酒の提供ありのところがほとんどなので、仕事帰りなどにさらっと行けてしまうので忙しい人でも参加しやすいのが魅力的です」
編集部
「なるほど。自由度が高く食事もあるのがこのタイプなんですね」
マッチングアプリ
編集部
「アプリを使う人が増えてますがSさんはアプリは使ってみましたか?」
Sさん
「はい。使ってみたけれど私はよく知らない相手との細かいやり取りが苦手で不向きだなと思いました。
私の周りの友人ではアプリで婚活を頑張っている人がたくさんいましたし、アプリで結婚した人もいます。
メリットとしては、まず相手の職業や年齢、趣味などのプロフィールをちゃんと知ってから会えて、場所も自由にお互いで決められるのもポイント高いかもしれません。
デメリットとしては、実際会ってみてイメージと違うことがあるという点と、普段からメールやLINEなどの細かいやり取りが苦手な人は返信が疎かになり会わないで終わってしまうこともあるということですかね。私は苦手なので向いてなかったなと思って早々と辞めました」
編集部
「そうなんですね。相談所は入会したのですよね?」
Sさん
「そうです。結婚相談所も入りましたが、私は相手のスペックとか条件を知ってから会うより、まず会うことから始める方が楽なんだと気が付いて相談所も早く辞めました」
合コンセッティング
編集部
「あとはどんな出会い方を利用したのでしょうか?」
Sさん
「合コンセッティングサイトを使いました。ネット上で合コン相手を探すことが出来ます。こちらの参加人数を登録して、それと同じ人数の人との合コンをセッティングしてもらえます。
合コン場所は居酒屋などで現地集合するということがほとんどです。私が利用していた合コンセッティングサイトは1対1のお見合い形式のセッティングサービスもありました。
合コンセッティングのメリットは、飲み会感覚で参加出来ることと、友達と参加出来るということです。デメリットとしては、あくまでも合コンという意識で参加する人が多いので、結婚を真剣に考えている人というよりは恋愛をしたい人やとにかく飲んで盛り上がりたいという人が登録していることが多いという点です」
婚活歴3年経過!婚活迷走の失敗点はここだった
編集部
「ずいぶんとたくさん出会ったと思うのですが、なぜなかなか結婚できなかったのでしょうか?」
Sさん
「今思えばなんですけど、反省点がたくさんあります。まずは婚活中心の生活になりました」
スケジュールを詰めすぎる
Sさん
「婚活をやっていると結構波が出てくるのですが「よし!婚活やるぞ」と思って毎日いろんな婚活の予定を入れていた時期がありました。多い時は週5とかで予定を入れていましたね。結果的に、この予定を入れすぎるという方法はおすすめしません。
まず、気に入った男性が居て「後日一緒に食事しましょう」となっても婚活スケジュールで多忙になりすぎてデートの予定が入れられないのです…。
これでは本末転倒です。また逆にいろんな人と日々食事に行ったりしていて毎日外食生活になり太ってしまいました。寝不足で肌荒れも凄く、なかなか荒んだ生活でした」
編集部
「婚活で生活が荒れてたんですね。婚活のスケジュールを入れるときはほどほどにすることが重要ですね」
贅沢に慣れてきて感謝の気持ちが欠落する
Sさん
「これは婚活女性あるあるかもしれませんが、いろんな男性と会うようになると、結構気前の良い人もいたりします。すごい高級なお店でごちそうしてくれたりとか、今まで関わりのなかったような人と出会ったりとか・・・。ただ、そういう出会いに慣れてしまうと、それが「あたりまえ」になってしまう危険性があり、自分の理想がどんどん上がっていってしまうのです」
編集部
「怖い…。別にモテるわけじゃなく、年齢は上がるのに気前がいい男性が当たり前になるって怖いですね」
Sさん
「しまいには『年収〇〇円以上じゃないと嫌だ』『こんな仕事の人が良い』などスペック重視になってしまった時期もありました」
編集部
「それでは婚活するほど悪循環になりますよね。貴重な出会いを自ら逃してしまったり、婚期を逃してしまうなどになりかねませんし」
Sさん
「そうですね。そのさなかにいるとなかなか自覚できないかもしれないんですけど、高望みすぎない?と感じたら、一度どういう人と出会いたかったのか原点に返って考え直してみることも大事かなとおもいました」
友人・周りの意見に惑わされる
Sさん
「婚活仲間もできたのですが、そういう女性同士で恋愛話をすると『その人はやめておきなよ』など言われることありました。もちろん友達のアドバイスは聞いておいて結果的に正解だったということもたくさんあると思いますけど。
ただ、私の場合は自分の意見を持たずに友達の意見だけで自分の恋愛観を曲げてしまい、かなりブレブレでした。
どんな結婚生活がしたいかなんて、友達に聞いて分かることじゃないのに。友達が素敵という男性かどうかなんて目線で相手を見ていた時期もあり、迷走していたなと思います」
スピード結婚するための秘訣は!?
これだけは譲れないポイントを絞る
編集部
「迷走していたのをどうやって抜け出したのでしょうか?」
Sさん
「たくさん出会いの場へ行ってもなんだかしっくりこないまま終わってしまったり、「なんだかピンと来る人がいない」で終わってしまいなかなかその後進展しないなんてことをたくさん繰り返して。
やっと、これだけは譲れないポイントをピックアップするようになったのです。まえは、会うほど相手の嫌な面が見えて、条件だけ増えてましたけれど、その中で条件を整理することにしました」
素の自分を出せる相手を探す
編集部
「どんなことが譲れない条件になったのでしょうか?」
Sさん
「いろんな人に会うと、つい自分を飾りすぎてしまい素を出せなくなってしまうことがあって、初めのうちは婚活はそういうものだと思っていたんです。でもやっと、これから結婚して長い付き合いになることを考えると自分の意見ははっきり言えるような素を出せる相手であることは譲れない条件だなと思えるようになりました。
婚活は時に長くて苦しかったのですが、迷走している3年間って結婚生活を送る相手として相手を探していなくて、友達に自慢できる相手を探していたようなところがありますね」
結婚本気度が高い男性を探す
編集部
「恋愛したいと思って婚活していたみたいなことでしょうか?」
Sさん
「そうかもしれませんね。婚活初めの頃って、すぐ結婚したいような男性をなんか重いとか誰でもいいのかなと思っていたんですよ。でも、結婚本気度が高い恋愛したいじゃなく結婚したい男性を対象にしました。
仲良くなれて何回か会うようになったら、私から結婚観についても聞いてみたこともあります。切り出しにくいと思って空気を読みすぎる方もいると思うのですがそれだとずるずる引き延ばしてしまいますよね」
婚活パーティーで出会った男性と結婚した
迷走婚活3年を肥やしにして手に入れた居心地がいい関係
編集部
「旦那さんはどこで出会ったどんな方ですか?」
Sさん
「婚活パーティで知り合った男性です。連絡がマメで、一緒にいて楽で、愚痴を言わない人というのがポイントです」
編集部
「出会ってすぐ結婚に話が進んだのですか?」
Sさん
「そうなんです。半年以内に結婚が出来たのは、やはりたくさんの人と会う中で、これだけは譲れないというポイントを少しだけ決めて、後は自分の意見をしっかり言える人と出会えたからです。
例えば、譲れない条件として「連絡をマメにしてくれて、愚痴を言わない人」というものがありました。これさえクリアしている人はどんどん視野に入れていくことにしました。
特に付き合う前の早いうちに結婚観についても話をして、「家庭を大事にしたい」という価値観が私とマッチしていたというのも決め手になった理由でした。
これから婚活をする人や、婚活が思うようにうまくいかないひとは、まず自分がどのような結婚生活を送りたいか。また、どのような人となら長く添い遂げていけるかを考え直してみると良いかもしれませんね」
編集部
「そうですね。まずは、目指すゴールを定めてから婚活するって重要ですよね」