コロナ禍で自然な出会いはより困難になった?
「婚活って恥ずかしい」のは10年前の話です
婚活という言葉が登場したのが2008年と言われております。初めて婚活という言葉が出たとき私は20代後半でした。ちょうど周りが結婚していくタイミングでしたが、「必死そう」「そこまでして結婚ってするもの」と婚活に対しネガティブな印象を持ちました。
婚活は恥ずかしいと思う方は多かったと思います。結婚したいのにできない、モテないと認めるようなものだと思っていた方は多いのではないでしょうか。
あれから、12年たち婚活のイメージもサービス内容も変化しました。
以前は企業が提供する出会いサービスを利用するぐらいならば友達に声をかけて合コンを企画する人も多かったですが、今は婚活で合コンを真っ先に思い浮かべる人なんてほとんどいなくなりました。
街コンが流行って若くてモテる人も「流行っているから」「楽しそうだから」という理由で気軽に業者が提供する出会いのサービスを活用するようになります。
そして、2020年はコロナの影響で生活が大きく変化しました。これまで趣味や仕事で忙しく、結婚を考えてこなかった方がおうち時間が増え「家族が欲しい」と考える方は増加傾向にあります。
それなのに、職場の懇親会や結婚式の二次会といった出会いの場はなくなりつつあるのです。
婚活を未だに「恥ずかしいこと」と思っているのならばぜひこの機会に意識をアップデートしましょう。
今の婚活を取りまく実態をお伝えします。
婚活が恥ずかしいのは平成まで!婚活の新しい常識5つ
1.モテる人も婚活している
10年前は「婚活は最後の砦」「モテない人がやること」と思っている方は多かったかもしれません。
所謂モテそうな華やかな仕事をしている2-~40代の女性1094人(広報やモデル、CA、女子アナ)を対象に、エン婚活エージェントは2020年4月に婚活について調査しました。
独身者の61.2%が婚活を行っておりました。既婚者の50.2%が独身時代に婚活をしていたそうです。
もうモテない人がやるものというのは時代遅れかもしれませんね。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000041782.html
2.婚活は最後の砦にあらず!20代から婚活サービス利用している
結婚相談所の方がみんな口をそろえて言うのが、「20代から結婚相談所に入って婚活する人が増えている」そうです。
マッチングアプリ利用者が増え、「アプリよりより効果がある婚活を」と考えて相談所に入会するそうです。
今の学生は、コンパとか飲み会はあまり行わないようです。物心ついたころからインターネットがあり、ネットで知り合うことへの抵抗感がなく、学生~20代前半でもマッチングアプリ等の婚活サービスを利用しているそうです。
恋人がいない未婚30代でも婚活未経験者の方が多い
焦らせてしまったかもしれませんが、ちょっとご安心ください。いつか結婚したいと考えている30代の方でも婚活やっていないという方の方が多いです。
リクルートブライダル総研の婚活実態調査2020によると、結婚の意思がある未婚者で婚活サービス利用経験者はこのような結果でした。
- 20代男性 23.5%
- 20代女性 25.3%
- 30代男性 23.4%
- 30代女性 35.2%
出典:https://souken.zexy.net/data/konkatsu/konkatsu2020_release.pdf
3.いまだに「出会い系」と思ってない?一番利用者多いのがネット婚活
一番利用者が多い出会い方がマッチングアプリや婚活サイトといったネット婚活です。
MMD研究所が2019年に20~49歳の1,179人を対象に行った庁舎によると、利用者が一番多いのはPairsでした。マッチングアプリを使ったことがある方の中で男性49%、女性58%がPairsを使っています。
ただし、じゃ利用者が多いPairsを使おうと思ったらちょっと待ってください。
もうマッチングアプリ毎に利用者が住み分けされているのです。より真面目に婚活したいや、30代にはPairsはあまりお勧めしません。
利用者は多いのですが、出会いの本気度が薄いユーザーが多いのです。
真面目に30代が婚活するのならば、男女とも有料で20代が少ない婚活サービスがオススメです。
出典:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1790.html
4.恋愛結婚より婚活で知り合って出会った相手の方が離婚率低い
「結婚したい人に出会って結婚したくなるものであって、結婚したいから相手を探すのは違う」
「恋愛結婚の方が上で婚活の出会いの方が下」
といまだに思っている方もいるようですね。
結婚において何が大事でしょうか。人それぞれで正解はないと思いますが、これからご結婚を考えているのならば離婚しない結婚をしたいと考えているのではないでしょうか。
実は婚活で出会った夫婦より、自然に出会って恋愛結婚した夫婦は比較すると離婚率が高いのです。理由は婚活している方は、初めに毎日一緒に過ごす相手になりえるかどうかという視点で相手を見ているでしょう。
好きで付き合い結婚したら相手の欠点が見えてきたらがっかりしませんか?好きでも嫌いでもない状態で対面し、だんだん好きになっていった心理状態の方が冷静に未来の配偶者を見極められるのです。
5.婚活費用はどんどん低価格化している
婚活に踏み出せない理由として「お金がかかりそう」「面倒くさそう」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
お金はかけようと思えばいくらでもかけれますが、全体として婚活費用はどんどん低価格化しています。結婚相談所や婚活パーティーよりも、マッチングアプリ利用者が増え有料でも使用料は月額数千円です。
コロナの影響で婚活にも変化が出ました。zoomやLINEを使ってオンラインデートをする方が増え、移動時間も食事代もなくなったのです。
婚活で出会って付き合いだしたカップルも人ごみを避け、屋外の公園デートやおうちデートになりがち。以前ならば恋人ができたら花火大会行きたい、ディズニーランドに行きたいという理想があった方もいたでしょう。
そういうデートができず、おうちデートが増えると「じゃ、結婚しちゃおっか」と交際期間が短く結婚する傾向にあります。
まとめ
婚活を恥ずかしいと思っている方が恥ずかしいぞ!
婚活はもう恥ずかしいことではありません。密を避け、職場もソーシャルディスタンスが必要になり、大学もオンライン授業になった新しい生活において、未婚男女の接点は激減したのです。
婚活でもしなきゃ、出会えないでしょう。2019年に入籍したご夫婦の中で、婚活で出会ったご夫婦の割合は13%でした。
おそらく2020年以降、この割合はもっと増えるのではないでしょうか。ここにあなたも含まれていることを願います。