Q:三歳年下の元カノから連絡がなく、忘れられない
ご相談の内容
相談者:20代後半 男性
私には小学生の時から交際している三歳年下の彼女がいます。しかし、交際と言っても小学生の時にラブレターを送って以来、就職浪人中に再開してめでたく結ばれました。しかし、仕事が決まらない以上別れることになり、連絡もとっていない相手でした。
最近、まだ大学院にいることが分かり彼女が待っていることを悟り、至急、連絡先を忘れたので自分なりに大学、実家等調べ尽くしました。あるとき父親の勤務先が分かり、直ぐに電話をかけた所、親父が甚だしく電話裏で私を叱り飛ばされました。
「恋人の連絡先を忘れるようでは真の恋人ではない。あなたみたいな人は恋人では無いから娘に付き合うなと叱り飛ばす。娘から聞いたところによるとあなたが娘を調べ尽くしていることが分かっているのだよ。また、新入社員で有るがゆえに仕事もままならず慌ただしい日々を送っている。これ以上騒ぐな」と怒られました。
私自身は一刻も早く彼女に逢いたい思いが強く、更に好きであった以上、愛しすぎて煩わしいと感じているのか不安で仕方がありません。大学院を卒業してから僅か三ヶ月しか経っていない。更に三ヶ月経っている以上仕事も覚えられているため一人前だと思うこと。
そう言って私を避けているのかと思うと闇雲にウヤムヤになってしまいます。彼女と共に人生の大海原を渡りたいと強く思っています。彼女を愛しすぎて忘れられないのですが、アドバイスお願いします。
カウンセラーのアドバイス
はじめまして。ご相談ありがとうございます。
ご相談いただいた文章を拝見し、相談者さまのお辛いお気持ちがひしひしと伝わってきました。
彼女と連絡をとるために、できる努力をすべてしてきたのですね。相談者さまは、彼女を深く愛しているのですね。彼女と共に人生の大海原を渡りたい、とまで思えるご覚悟。すごいことだと思います。
なぜ彼女が連絡をしてこないのか?がポイント
ここからがご相談のお返事です。
今回、彼女のお父様とのやりとりを拝見すると、「娘から聞いたところによると、あなたが娘を調べ尽くしていることが分かっている」とおっしゃっていますね。これは、とても重要なポイントです。
このやりとりから分かることは、【彼女は、相談者さまが連絡をとりたがっていることをわかっている】ということです。
ではなぜ、彼女は連絡をしてこないのでしょうか?
現実的に考えて、可能性が高い答えが、ふたつあると思います。
- ひとつめの可能性は、相談者さまのことを愛してはいるけれど、【仕事でいっぱいいっぱいでそれどころではないから連絡できない】ということです。
- そしてふたつめの可能性は、【もう相談者様と会いたいと思っていないから連絡しない】ということです。
このふたつの可能性の、どちらの場合でもあっても、相談者様がやれることはもうありません。会いたいと思っている気持ちは、すでに彼女側に伝わっています。ここからは、彼女からの連絡を待つしかありません。
彼女が恋愛以外のことでいっぱいいっぱいで、まだ気持ちの準備ができてないうちにむりやり会おうとしたら、自己中な男だと思われて嫌われるだけです。また、会いたいと思っていない人をそれ以上追いかけたら、やはり嫌われるだけです。
嫌われたら本末転倒です。いまは彼女を信じ、彼女から連絡をしてきてくれるのを待ちましょう。
どのくらい元カノからの連絡を待つべきか
そうですね、どんとかまえて、3年は待ちましょう。
その3年間のうち、いつ連絡がきてもいいように、自分磨きを怠らないようにしましょう。
連絡は、明日来るかもしれませんし、3ヶ月後くるかもしれません。いつが彼女との再会になってもいいように、趣味や仕事に輝いて、かっこいい自分でいましょう。
もし元カノから連絡がこなかったら
そして、もし3年待っても連絡がこないのならば・・・。
そのときは、「もう会わない」というのが、彼女の答えです。
彼女が選んだ答えを受け入れて、男らしく引き下がりましょう。その場合、相談者さまは「失恋」したことになります。
直接話せば分かり合えるのに!というのは妄想
失恋という事実に直面しそうになると、男性の多くは、「一度でいいから話がしたい!直接話せば分かり合えるのに!」と考えがちです。
けれど、それは妄想です。
会いたくても会えない状況が続き、必死で会うための努力をしていたのに、それでも会えなかったとしたら・・・。それはもう、どうやっても無理なのです。直接話したところで結果は一緒です。それ以上あとを追いかけ回したら、彼女にさらに嫌われます。
「彼女を幸せにするのが、自分でなくてもいい。彼女がいま、別の誰かのそばで幸せなのであれば、それでいい」と思い、引き下がるのが、本物の愛です。そして、そういう男らしさに、彼女がまたいつか、恋心を取り戻す可能性もあります。
元カノを忘れるにはどうしたらいいのか
最後に、「忘れられない」という部分について、お返事を書かせていただきます。
そう、忘れられないのです。忘れることなど不可能です。そこまで深く愛した人のことを、忘れることなどできません。
あのときああすればよかった、このときこうしなければよかった、と苦しい思いは続くでしょう。誰もあなたを助けることはできません。
その苦しい思いをこころに刻み、次に愛する女性のことは手放さずにすむ自分になれるように、強くなるのです。涙が枯れるほど泣いて、少し前向きな気持になったら、他の女性と出会い、新たな一歩を踏み出していきましょう。
一途な熱い思いを胸に抱くことができる相談者さまは、きっと次に出会う女性を大切にできます。愛する人との別れという、悲しく辛い経験を二度と繰り返さないために、強く優しい男性になれるはずです。そして、次に出会った女性を、誰よりも幸せにしてあげられるはずです。
応援しております。