マリッジブルーとは?
マリッジブルーになるのはなぜ?
マリッジブルーとは結婚を控えた人が間近に迫った結婚生活に突然不安や憂鬱を覚える、精神的な症状のことです。
本来なら結婚の約束をされて幸せいっぱいになるはず。しかし、なぜかいざ本当に結婚を決めたら、マリッジブルーになるのでしょうか。
これは、将来についての漠然とした不安や、自分が独身の時にしたいと思っていることが出来なくなるかもしれないと言う不安が、要因にあるのかもしれません。そこで、今回はマリッジブルーになった時に考えたいことについて解説を行います。
マリッジブルーになった時にはどんなことに気を付ける?
1.まずは不安な気持ちを書き出してみる
Getting Ready / Bodine Photography
彼氏・仕事・家族……不安な気持ちには様々な要因があります。特に女性は男性に比べると結婚を機に生活が大きく変わってしまうこともあるため、その不安は非常に強い者となることでしょう。
その為、まずは不安になる要因を一つずつ書き出してみることが重要です。不安と言うのは「正体」が分からないとますます強くなるものであり、ネガティブな気持ちと言うものは表出しないとどんどん強くなってしまいます。
具体的にどのような不安が今の自分の中にあり、それぞれが自分にとってどの程度強い不安となっているのかについて考えて見ることが第一歩です。
2.相手側とは何度も話をする
heated discussion / zoetnet
次に大事なことは、相手側や相手側の家族としっかり話をすることです。日本でははるか昔から嫁姑問題については騒がれています。恋人のことは好きだけれども姑さんのことが好きになれないと言う方も非常に多いことでしょう。
マリッジブルーとなる原因の一つはこれにあるのかもしれません。このような時には、相手と冷静に話し合いを行うことが大事になります。ただ、相手にとって姑さんは大事な母親ですので伝え方には注意が必要でしょう。
「あの人は自分勝手だから嫌」「わがままなところを治してほしい」と言うような性格について語ると余計に溝を深めてしまうことになりかねません。
そこで「子どものことを言われると不安になる」「料理について未熟だけど、それを指摘されると悲しい」など「相手の具体的な行為について、自分がどんな気持ちでいるのか」を感情的にならない程度に伝えるようにした方が良いでしょう。
3.失うものと得るものにしっかり向き合う
FR Society 07: Woman in Green and Blue / francisco_osorio
そして結婚しても男性の多くは仕事をやめないのに、女性の場合には程度の差こそあれど仕事に大きな影響を与えることがあります。その為、なんとなくですが「結婚するよりも今の関係のままの方が良いのではないか」と思ってしまうこともあるでしょう。
そのような時には、自分の将来のライフスタイルとしっかり向き合うことが大事です。結婚して確かに失うものはあるでしょう。しかし、それは結婚しないと言う選択をしても同じです。
仕事にやりがいを感じている女性の場合は「結婚・出産した後復職できるのか」や「自分の周りではどのように女性が働いているのか」も調べてみることは重要になります。
また、自分が結婚したら「どんなことが出来るようになるのか」「どんな楽しい生活がありそうか」についても考えて見ると、不安感だけでなく期待感なども生まれてくることでしょう。
4.お互いをより深く理解する
Couple in love / pedrosimoes7
相手のことを良く知らないことが原因でマリッジブルーになる方もいることでしょう。
どんなにデートをしていたとしても、相手の深いところを理解しているとは限りません。たとえば、子どもの育て方や家庭に対して持つイメージについては特にそれが当たります。子どもには習い事を沢山習わせるべきか否かなどについては、あまり恋人同士の時には語り合わないのではないでしょうか。
結婚したら、その人は恋人と言うだけでなく「家族の一員」になります。その為、子どものことや家庭のことなどについて話し合いをすることで、お互いがお互いを知ることがマリッジブルーを解消するためには有効になることでしょう。
5.相手に100点を求めない
結婚と言うものは、ある意味では就職以上に『人生における大きな分岐点』です。その為、出来る限り良い結婚をしたいと言うことは誰でも考えることでしょう。しかし、この「良い結婚生活」に拘りすぎてしまい「この結婚で大丈夫なのか?」と考えマリッジブルーになってしまうのは考え物です。
確かに、「あなたの結婚相手」より条件が良く見える男性は居るかもしれません。しかし、それは相手にとっても同じことです。「もう少し年収が高いと良いんだけど」「もう少し、自分の生活に配慮してくれると良いんだけど……」と、相手に足りないものを求めていけばきりがありません。
それよりもその人が「○○してくれる」と思う気持ちや、「○○なところがその人の魅力」と思えるような気持ちを大事にしていけば、「この人と結婚して良いんだ」と思えることに繋がるでしょう。
6.早まった行動を取らない
Couple in love / pedrosimoes7
うつ病の時には退職や離婚などの大きな選択をしてはならないと言われています。これは、うつ病の時にはどうしてもその考え方の歪みなどから、客観的に考えて間違った選択をしてしまうことがあるからです。
マリッジブルーもこれと同様です。仮に今、ネガティブな気持ちに支配されていたとしても、それが一生続くわけではありません。
その為、この状況で今まで何年も築き上げてきたものを崩してしまうことはとてももったいないことです。仮にマリッジブルーになったからと言っても、即破談にすることなく対応することを大事にして下さい。
マリッジブルーの時には話し合いが大事
より良い家庭を作るためには、相手と話しあう
結婚することで今までの生活が大きく変わってしまうことは誰にとってもストレスとなりえます。その為、様々な不安からマリッジブルーになってしまう方も多いことでしょう。
マリッジブルーになる原因は人によって様々なのですが、解消するために大事なことは「自分が不安となることはどのようなことなのか」を理解することです。
焦らずに自分が今悩んでいることや相手に対して思うことについて向き合っていくこともマリッジブルーを解消するためには重要でしょう。
仮にマリッジブルーになったとしても、それは一過性のものである可能性もあります。その為、すぐに離婚などの大きな決断をするのではなく、慌てずに取り組んでいくようにすることも大事にして下さい。