恋人の心をつかむための呼び方とは
「こういえば相手は喜ぶ」という正解はない
日本には恋人のことを呼ぶときには様々な呼び方があります。しかし、どのように恋人を呼べば相手は喜ぶのかというのは非常に難しいものです。
例えば「君」と言われた方がうれしい人もいれば、名前で呼ばれた方がうれしい人もいるでしょう。あだ名で呼ばれたいという人もいれば本名で呼ばれたいという人もいるでしょう。
デートにおける恋人の呼び方については「こういう言い方をすればうまくいく」というものは一概には言えません。そこで今回は「どのような点に注意しながら呼び方を決めていけばいいか」という視点で、相手の心をつかむ呼び方を考えてみましょう。
恋人が喜ぶ呼び方とは
恋人が嫌がる呼び方はまず避ける
Couple / Jon Gos
一番最初に気を付けなければいけないことは「恋人が嫌がる呼び方」を避けることが重要です。
例えば相手が普段言われているあだ名が実は「あまり本人が気に入っていない」という可能性もありますし、「お前」呼ばわりされることをあまり快く思わない方もいることでしょう。
また、こちらが勝手に決めたあだ名で相手を呼ぶのも最初のうちは避けることをお勧めします。まずは無難に「(苗字)さん」などで話をしながら「どんな風に呼べばいいかな?」と尋ねてみることが重要になるでしょう。
苗字よりは名前で呼ぶことを目標にする
Couple / cuncunwijaya
次に、一般的には、人間は苗字よりも名前で呼ばれる方が心理的な距離が近いように感じるものです。
いつまでも苗字呼びのままだと「自分は周りの人と同列に扱われているんじゃないか」「本当は恋人気分でいるのは自分だけなんじゃないか」と思ってしまうことになりかねません。
もちろん最初のうちはそれでもいいのかもしれませんが、関係が少しずつでも進展していったようであれば、呼び方を変えることを考えていくことも重要になります。
恋人との距離感を考えながら次第に呼び方を変える
Couple / neajjean
相手がもし仮に「名前で呼んでほしい」と思っていたとしても、いきなり初対面から「○○は恋人とかいるの?」と名前で呼び捨てにされてしまったら相手としては「なれなれしい人なんじゃないかな」と思われてしまうことになるでしょう。
その為、呼び方を変える際には恋人との距離が十分に縮まったと思えたときに行う方がいいでしょう。
逆に向こうが呼び方を変えてきたのならば「名前で呼んでくれると嬉しい」ということを伝えれば、相手としても「これからは名前で呼んでいいんだな」と思えるので、名前で呼んでほしいのであれば、呼んでくれたことを喜ぶようにすると良いでしょう。
相手の年齢なども考慮して呼び方を考える
couple by lake / couples in nature
また、次に大事なことは相手の年齢なども考慮して呼び方を考えることになります。例えばあなたよりも相手の方が10以上年上であるなどであれば、あだ名などよりも「くん」「さん」づけで呼んだ方が相手はうれしく思う可能性もあります。
仮にあなた自身は「年上だけれども同年代のように気さくに話ができるから」ということで砕けた呼び方をしたいとしても、相手の方としては「年上として、あなたのことをリードしてあげたい」と考えているかもしれません。
もしそうであれば相手としては「くん」「さん」づけで呼ばれる方が「頼りにされている」と思ってもらえる可能性もあります。
その為、あなたの恋人がこちらに対してどんな気持ちでいるのかも考えたうえで相手への呼び方を考えることが重要になります。
自己満足の呼び方をしないように注意する
Couple / mrhayata
恋人のことを呼ぶ際には「自己満足」にならないことも重要です。例えば相手のちょっとした言動や性格などの特徴から思いついたあだ名などは、相手にとっては「大きなお世話」と思われる可能性があります。
どんなに相手のことを的確に表しているあだ名が思いついたとしても、それを言って面白いのは恐らくあなただけでしょう。そのため、思い付きであだ名を言うなどの行動は避けるようにすることが重要になります。
呼び方は、場をわきまえて臨機応変に変える
Couple / RosiePosieTosie
大好きな人と付き合うことができた場合などでは、どうしても人前であっても「この人は自分だけの恋人である」ということを強調したくなってしまうことがあります。そのような気持ちも手伝って、友達の前などでわざとらしく名前呼びで呼んだりしたくなる方もいることでしょう。
しかし、このようなやり方をすると「自分を見せびらかすために利用しているみたいで嫌な気持になる」と思う方や「人前で名前呼びをされると恥ずかしい」と思う方もいるものです。
そのため、呼び方については場の雰囲気に合わせて、相手が嫌な思いをしないように気を配るようにするといいでしょう。
自分が呼びたい呼び方ではなく、相手が呼ばれたい呼び方をする
Couple / Hortlander
最後に、一番気を付けなければいけないことは「こちらが呼びたい呼び方」を優先させるのではなく、恋人が「呼んでほしい呼び方」をすることです。
例えばあなたが「○○ちゃん」と相手のことを呼びたかったとします。しかし相手は内心そのような呼び方が気に入っていないにも関わらずこちらが「呼びたい」という気持ちで呼び続けていると相手に不快感を与えてしまいます。
その為、例えば「依然付き合っていた人からどう呼ばれていたのか」や「どう呼ばれるのが嬉しいのか」なども話し合ってみるなどによって、相手が一番喜ぶ呼び方をするようにすることが重要です。
呼び方は変えることにも意義がある
呼び方が変わるだけでも恋人への好意は伝わることもある
恋愛において、相手の呼び方を変えることは意外に勇気がいるものです。その理由としては、やはり「ちょっとなれなれしいな」と思われたり「呼び捨てはやめてくれる?」と言われたりなど、拒絶されることが怖くなるからでしょう。
しかし、これは逆を返せば相手の呼び方を変えることは「勇気をもって、相手との距離を近づけようとしてくれた」という意思表示をすることにもつながります。
恋愛においては、時には思い切って呼び方を変えてみることも重要になるでしょう。ただ、前述のように焦って無理に呼び方を変えてしまうと逆に相手との距離が遠ざかってしまうので、そこは注意することが重要です。