お互いが子連れだと再婚は難しい?
それでも家族みんなが幸せになる方法を選びたい!
シングルマザーもシングルファザーも今の世の中、けっして珍しくありません。そのため、お互いが婚活をすれば、それぞれが子持ちであるケースも普通にあります。自分が子持ちであるがゆえに相手の子持ちにも寛大になれるケースも多く、子持ち同士の再婚というケースも多いのです。
しかし、実際に再婚するとなると本人同士だけの問題ではなくなることも多いのが、子持ち同士の再婚。ここでは全員が幸せになれる再婚方法について、お伝えします。
自分も相手も子供も幸せになるためにやるべきこととは
まずは夫婦の結束を固めることが最優先
再婚といっても、結婚をすることには変わりません。自分の気持ち、そして相手の気持ちを確かめる流れになります。子供の気持ちももちろん大事ですが、まずは夫婦になろうとする2人の結束を固めることを最優先してください。2人の結束が固くなければ、お互いの子供のケアも難しくなってしまいます。
出会いから結婚に至るまでに、なるべく多くの2人だけの時間を設けることです。子供を交えるのは、2人の愛が結束されてからで良いでしょう。もちろん、子供を誰かに預けるのが難しいケースも考えられますが、当人同士の愛情をまずは育むために、なるべく多くの時間を使ってわかり合っていきましょう。
次に考えるのは、自分の子供の気持ち
お互いに子連れ再婚の場合、どうしても相手の子供の気持ちを引くことに意識が集中してしまいがち。
しかし、自分の子供の気持ちを先に考えてあげなければなりません。子供の立場になって考えれば、いきなり知らない大人の人が現れて親と親しくしているわけです。子供の年齢にもよりますが、困惑してしまうのは当然。子供が困惑したままで先に進むのは難しいです。
だから、「再婚したい」と思えるような相手が現れた時には、これまでよりも親子の時間を取るようにもしましょう。再婚相手との時間の確保、子供との時間の確保となかなか難しいかもしれませんが、人生の大事な時期と考えれば必ず時間は作れます。他の用事はすべて後回しにして、再婚のために自分の時間を使うようにしてください。自分の子供との時間も、再婚のための時間です。
もちろん相手の子供との距離も縮めていこう
再婚相手と結束を固め、自分の子供の心のケアをした後は、いよいよ相手の子供との距離を縮めていかなければなりません。何せ、これから家族になろうとする相手ですから、たとえ相手が子供でも上手に付き合っていく必要があります。
大事なのは優しくするだけでは駄目なこと。もちろん、優しさも見せなくてはなりませんが、同時に厳しさも見せなければなりません。これから親子になろうとする関係なのですから、優しいだけでは親子にはなれないのは想像がつくでしょう。叱らなければならない時には、きちんと叱ることも大切です。
子持ち同士の再婚の場合、どうしても「相手の子供に嫌われたくない」という気持ちが先走ってしまいますが、甘やかし過ぎないように意識していきましょう。
ただし、再婚相手が子供を叱っている時に、一緒になって叱るのはよくありません。子供の行き場所がなくなってしまうからです。再婚相手が怒っている時には優しくし、再婚相手が怒りづらい時には自分が怒る……このようにバランスを取ることを考えてください。
自分だけではなく他の関係にも気を配ること
ここまでの流れを実行できれば、あなた自身は新しい家族と上手くやっていけるでしょう。しかし、ここで終わりではありません。自分以外の関係性にも気を配らなければ、家族全員が幸せな再婚とはなりづらいからです。
再婚相手とあなたの子供の関係、そして子供同士の関係にも気を配って行くべきですね。
子供の年齢にもよりますが、一番難しいのは子供同士の関係かもしれません。とくに、お互いが年頃の子供で異性同士の場合、なかなか受け入れづらいものがあります。そのようなケースの時は、時間をかけるしか方法はないので、すぐに「これから家族ね」という流れにするのではなく、結婚前にお互いの子供も含めて全員で過ごす時間を十分に取るようにしてください。
同じ時間を過ごしていくうちに親しみや情は自然と湧いてくることも多いです。ですから、最初は「あまりうまくいかないな」と感じても、辛抱強く全員で会う機会を何度も設けるようにするべきですね。
再婚相手と自分の子供がうまくいかない時は?
再婚相手とあなたの子供がうまくいっていない時は、子供に何か言うよりも再婚相手にアドバイスをするのが良いです。子供の側から大人に寄るよりも、大人の側から子供に寄ったほうがうまくいく可能性が高いからですね。子供の好きなものや嫌いなものなど、より多くの情報を共有しておくとスムーズな関係を作りやすくなります。
ただし、年頃の子供が相手の場合、あまりにも再婚相手が子供のご機嫌を取り過ぎると逆効果にもなりかねません。このあたりは、本当にケースバイケースなので、あなたと再婚相手の間で話し合いを重ねると良いですね。2人の間に絆があれば、時間をかけてでも乗り越えていけます。
お互いに子連れの再婚は時間がかかるもの
ここまでの話の流れで想像がついたかと思いますが、子供がいる場合の再婚には、何よりも時間が必要です。大人2人の間で愛情が高まってしまうと「すぐにでも一緒になりたい」と考えてしまうかもしれませんが、子供の気持ちを考えて時間をかける覚悟を持ってください。そうしないと、再婚をしても家族がうまくいかなくなってしまい、結局心のすれ違いが増えてしまうからです。
独身同士の結婚より時間をかけるのはもちろん、どちらかだけに子供がいるケースよりも時間をかける。最初から、その心がけがあったほうが良いですね。
だから、「すぐに再婚したい」という人には、お互いに子連れの再婚は向いていないかもしれません。
しかし、そうではないでしょう?子供がいるからとか子供がいないからの条件で相手を好きになったわけではないはず。好きになった相手に、たまたま子供がいただけの話です。そして、それは相手も同じ。だからお互いの努力さえあれば、子供連れ同士での再婚もうまくいきます。その点は安心してください。
子連れ同士の再婚から幸せになった人も多い
時間をかけて少しずつ家庭を作っていこう
相手を愛する気持ちが確かならば、再婚までに時間がかかっても耐えられます。
しばらくは籍を入れずに、お互いの子供を交えて疑似的な家庭を体験するのも良いでしょう。本人同士だけの問題ではないため、どうしても子連れ同士の再婚は難しいように感じてしまいますが、実際に子連れ同士の再婚で幸せになった人はたくさんいますよ。せっかく新たに愛を注げる人を見つけたのですから、目の前の愛にこだわっていきましょう。