弁護士の年収やライフスタイルってどんな感じ?
所属している事務所の人数や業種などに寄る
アラサー弁護士の田中と申します。
今回は、弁護士の年収やライフスタイル、そして出会い方について書いてみたいと思います。
弁護士の年収については、所属している事務所の人数や業種,その弁護士の事務所内でのポジションなどによって大きく異なります。しかし,弁護士さんは概ね多忙であることは共通しています。
また,弁護士さんと結婚するのは学生時代からの付き合いや弁護士同士の結婚も多いですが,それ以外にもたくさんのチャンスがあります。どのような方法があるのか、これから解説していきます。
弁護士との出会い方、ライフスタイルと年収
弁護士の年収の相場
年収は業種によって、全然違います!
みなさん、弁護士といえばみんな稼げると思っていないでしょうか?
いくらくらいの年収を想定するかにもよりますが、弁護士なら誰でも稼げるわけではありません。もちろん業種の中でも幅はありますが、業種によって年収のボリュームゾーンが異なることは間違いありません。
年収が高い業種は?
まず、一般的に言えることは、企業法務を専門的に扱う事務所の弁護士の方が、個人の方がメインの依頼者である事務所の弁護士(町弁)より、年収が高いことは多いです。中でも、企業法務を扱う事務所のうち、いわゆる四大事務所と言われる事務所にて勤務する弁護士や、外資系の事務所にて勤務する弁護士は、一年目から1000万円を越えるのがスタンダードです。
(参考)四大法律事務所
- アンダーソン・毛利・友常法律事務所
- 長島・大野・常松法律事務所
- 西村あさひ法律事務所
- 森・濱田松本法律事務所
業種以外の要素は?
業種以外の要素としては,事務所の規模やその弁護士さんのポジションなどがあげられます。
中規模~大規模の事務所(弁護士が10人以上の事務所)
大まかに分けると,アソシエイト弁護士とパートナー弁護士に分けられます。この2つの違いとしては,アソシエイトは,いわゆる勤務弁護士で,事務所から決まった給料をもらっている若手~中堅の弁護士です。
これに対して,パートナー弁護士は,いわゆる経営弁護士で,アソシエイトとは異なり,事務所の経費を負担することになる代わりに,アソシエイトより高額の収入が入ってきます。もっとも,パートナーは経営者であることから,事務所の経営次第で収入額が変動することがあり,アソシエイトよりは不安定な収入状況とはいえます。
個人事務所(弁護士が1人の事務所)
代表弁護士が社長のようなもので,経費負担は全て自分でする代わりに,収入も全て自分のものとなるため,中堅・大手の事務所の若手よりも稼ぐケースも珍しくありません。もっとも,1人で働いている以上,リスクも多く,仕事が減ったりすると一気に経営状態が苦しくなっていくこともあります。
30代~40代くらいの相場は1000~3000万円くらい
したがって,弁護士の収入が気になる人は,どのような事務所でどのような仕事を中心に行っているかを尋ねてみて,この記事で紹介した要素に照らし合わせて概ねの予想をしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに,事務所の規模や業種によって大きく異なりますが,30代~40代くらいの概ねの相場としては,1000~3000万円くらいでイメージしていただけるといいのではないかと思います。
弁護士のライフスタイル
勤務時間
弁護士は、一般に激務であることが多いです。いわゆる四大事務所と呼ばれる事務所や、外資系事務所といったいわゆる渉外事務所は、終電がなくなるまで働くことはざらにあり、四大事務所においてはAM3時まで働くことも珍しいことではありません!
そのため、出勤時間が10時前後のことも多いといっても、少なくとも平日に一緒に過ごせる時間は少なく、家事などの協力を求めることは難しいと覚悟していた方がいいかもしれません。
休暇のとりやすさ
これは所属している事務所の弁護士の人数によって大きく左右されます。まず、人数の問題でいえば、人数が少なければ少ないほど、代替人員がいないということで、休むことは難しくなってきます。
では逆に、人数が多ければ必ず休暇が取りやすいかというと、必ずしもそうではありません。たとえば、いわゆる四大事務所や外資系事務所は、弁護士間の出世競争が激しく、一定期間内に一定の結果を出せなければ肩たたきにあうことも少なくありません。そのため、休みもとらずに必死に働いている弁護士も少なくなく、事実上休みがとりづらいといったこともあります。
しかし、そうはいっても、弁護士は期限を守りさえすればなんとかなるという側面もあるので、一般的に言えば、スケジュール調整はしやすい方なのかもしれません(有給休暇制度の有無は事務所によります)。
土日の過ごし方
土日については、これも業種や規模によって異なりますが、まず、一般的に若いうちは土曜か日曜のどちらかは仕事のために出勤するということも珍しいことではありません。また、企業法務をメインで取り扱う事務所では、企業のクライアントの接待のためにゴルフに行ったりすることも珍しいことではありません。
さらに、年次が上がっていても、パートナーになると、仕事が増えたり、自身の責任でクライアントにいい仕事を提供することで関係を維持していく必要性も高まっていくので、土日にも仕事をすることはそれほど珍しいことではありません。
したがって、土日を両日ともフルで休める週ばかりではないということは覚悟しておいた方がいいかもしれません。
弁護士との出会い方
学生時代からの知り合いや弁護士同士が多い
弁護士と結婚するパターンで多いのは,学生時代からの知り合いや弁護士同士というものが多いです。しかし,そういった環境にない方が弁護士と結婚するチャンスを得やすい場としては以下のような方法があります。
法律事務所での出会い
弁護士は,秘書や事務員と結婚することが意外と多いです,そして,事務員や秘書さんは弁護士会を通した募集や派遣での勤務,事務所での直接雇用など,様々なルートがあります。気になった方はぜひ調べてみてくださいね!
合コン
既に職があり転職も難しい方などは,合コンもいい方法です。ただ,弁護士は忙しく合コンに行かない人も少なくはありません,そこで,おすすめなのが,司法試験直後の元受験生か,司法試験合格後に全員が行くことになっている司法修習の間の修習生との合コンです。
この段階の元受験生や修習生は合コンに積極的なので,是非ともアンテナをはってみてください!
弁護士との結婚は幸せなの?
弁護士と結婚するのが幸せかどうかというと、そこは微妙なところです。仕事柄多忙のため離婚するケースも多いですし、不倫訴訟や離婚訴訟の話も聞きなれているので離婚がカジュアルなのです。僕の知り合いもバツ2バツ3がおります。
テレビの中ではおしゃれでセレブ風な弁護士を見る機会は多いかもしれません。しかし、学生時代を勉強に費やしているため、テストの成績はいいけれど非常に堅い人もおります。まったくオシャレじゃない弁護士も多いです。男性弁護士はモテると仕事ということは知っております。「先生」と呼ばれているし偉そうに女性に接する人も多いかもしれません。
司法制度が変わって弁護士は昔より増えました。しかし、皆さんの周りで弁護士にお願いしたという話はあまり聞かないでしょう。仕事の数は増えないのに弁護士だけ増えて弁護士の年収は下がってきています。結婚は一生の問題ですし、弁護士は決して将来安定な高収入な仕事ではないと覚えておいてください。
弁護士にも出会えるかもしれない程度で
弁護士に狙いを定めてというよりも、弁護士や司法修習生にも出会えたらぐらいで出会い探しをするのがいいと思います。医者と並んで高収入として思い浮かべやすい仕事ですが、そんなに安泰でもなく、楽しくのんびり過ごせるデートができる訳でもありません。弁護士は不正をしないというより法を破らないラインを知っている専門家です。
司法修習生は弁護士試験合格後の研修生のようなもので1年間国からお金をもらっています。公務員ではない微妙なポジションで、結婚相談所等に「弁護士です」といって登録できるわけでもないのでこの期間は合コンに参加したりマッチングサイトに登録をして婚活したりする方は多いですね。
アメリカ発の老舗マッチングサイト「マッチドットコム」とか登録している人は聞いたことがあります。
まとめ
弁護士の年収、ライフスタイルを把握しておきましょう
いかがでしたでしょうか?
弁護士の年収、ライフスタイルや出会うチャンスを紹介してきましたが、記事を読む前のイメージと合っていましたか?それともイメージとは異なりましたか?
是非ともここでの知識を活かしてください。過剰な期待はせずもし、弁護士に出会えたらいいなぐらいだと幸いです。