受け身男性のデメリット
「婚活」というルールの中では不利になります
大前提として恋愛にルールはありません。男性が必ず引っ張っていき女性は一歩先を歩く、みたいな価値観が古いということは言うまでもないでしょう。
女性が男性をリードしてぐんぐん引っ張っていくカップルだってありますし、それでうまくいき円満な結婚生活を送っている夫婦もたくさんあります。
もちろん逆に、古い価値観で全て男性が決めて女性は従うだけ(リードではなく従わせる)という戦前のような関係のカップルも絶対にダメとは限りません。
それぞれのカップルにはそれぞれ適切な関係で付き合っている、と言ってしまうとそれで終わってしまいます、ここでは婚活一般としての話をしたいと思います。
婚活では、特にお見合いや結婚相談所などフォーマルなものになればなるほど、男性がリードすることが求められます。
いや、そういうことができないから彼女ができなくて結婚相談所などに入って婚活しているのでは?と思うかもしれませんが、婚活の場ではリアルの自由恋愛の場よりもぐいぐい引っ張っていくタイプの女性は少ないでしょうし、人によってやり方を変えていては婚活事業としてうまくいきません。
リードできない男に対しても婚活の場では無理やりでもリードさせるのです。普通の男性よりもはるかにぎこちないかもしれませんが、そうさせることで婚活している自覚を促します。
女性もその努力を買ってあげて、その他の条件面(収入、職業など)を評価して結婚するというのが婚活です。
どんどんリードして完璧なエスコートができる男性はそもそも婚活しなくても相手は見つかるわけで、そこまでの期待はしないようにしてください。しかし、全く受け身では話にならない「地雷物件」であり以下の特徴からその男性がダメかどうか判断してください。
受け身な男性に共通する6つの特徴
1.会う予定が決められない
Orifejus once again / gagilas
仲人が合う段取りをつける昔からのお見合いは別ですが、婚活サイトや大手結婚情報サービスではマッチングが成立し、連絡先が交換された後は各自で会う段取りをつけることが必要です。
「各自で」とありますが実際は男性が女性の要望を聞きながら時間と場所を決めます。受け身男性はそれができません。「どうしましょう。いつがいいですか」と聞きながら「この日、この時間」と決断できない優柔不断さを見せてしまいます。
お見合いであっても仲人が決めるのは最初の一回だけで、そこで交際が成立すれば以後は同じ流れになります。決められない、リードできない受け身男性では交際そのものを継続することが難しくなります。
なお、全く女性側の意見も聞かずに「○月△日、□時に▲▲▲▲▲というお店で」などと指定してくる男性はリードではなく独善です。ひょっとすると受け身だけれどもどうしたら良いのかわからないため無理やり決めてしまう人かもしれませんね。
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2.入る店が決まらない
Lots of Interesting Faces / Tobyotter
2人で会うときに、特に初回や2回目で一番困るのは入るお店が決まらずにウロウロすることです。
あらかじめ予約できればそれに越したことはありませんが、いきなり数千円のディナーということもないでしょうから、まずはお茶かランチ、そうすると予約できない(受け付けていない)お店で会うこともあります。
実際にお店に入ろうとしたときにいっぱいで待つことになります。数人であれば数分待てば入れるので問題ないですが、数十人の行列ができていて30分~1時間待ち、などの状態であればそこで待つという選択肢はなく他を探すことになります。
「店が決まらずにうろうろ」はこの状態で起こりやすく、結局散々女性を歩かせてしまい、やっと入ったお店でろくな会話もできなかった、当然この縁はダメになってしまいます。
受け身男性は予定していたお店がダメだった時の代替候補を考えていません。考えていたとしても全く反対方向に行く、あるいは電車に乗って1駅先に行くなどはNGです。当初の予定の近くで複数の候補を持っているのがリードできる男性です。
3.会話が弾まない
Staying Informed (Explore December 27, 2012) / Anne Worner
一方的にまくしたてる男性が良くないのはその通りですが、会話のキャッチボールができない、自分から何も話を振ってこないような男性はやはり受け身であるといえるでしょう。
とはいえ、その場を盛り上げられる人であればそもそも婚活をする必要はないでしょうから、ここは最低限の会話スキルがあればいいと妥協してください。
会話が続かない以上によろしくないのは、どんどん話の内容が変わってしまい、自分本位の内容にしてしまう男性です。
例えばこのコラムで例えれば「1」の会うための時間を決めるやり取りをしている際に、流れで男性の家族の誕生日の話になり(会う日が誕生日)、いつの間にかやり取りが男性の家族の話になっているようなケースです(家族の趣味とか好きな食べ物とか)。
本来の話の内容とは全く違うものが話されている状態は会話が弾んでいるとは言えません。受け身男性が何とか頑張ろうとすると相手の話を引き出すのではなく、自分のことを膨らまそうとしてしまうのですよね。
4.意見を求めてばかり
American Boy / Jesse Acosta
あなたはどう思いますか?と意見を聞くことは全く構わないのですが、1から10まであなたの意見を聞くようだと、自分で提案し決められない受け身男性の可能性があります。
その意見通りに計画してくれればまだ良いのですが、そういう人に限って聞いたにもかかわらず、最後は自分の要求を通すようなことをしてしまいがちです。ある程度リードできる男性は「1を聞いて10を知る」ではありませんが絶妙な落としどころを心得ています。
独善であってはなりませんが、あまり意見を求めすぎる男性は主体性がなく受け身なのかもしれませんね。
5.次回のデートの提案ができない
Reflecting on a long, young life / Johnny Silvercloud
これは重要です。会っているときに次回のデートにつなげる提案ができない男性は明らかに受け身だと思われます。
その場で日時、場所まで決める必要は必ずしもありませんが、いつくらいに、どこで、などを最低限決めておかないと、後日メールのやり取りをしていてもだんだんと疎遠になりそのままフェードアウトとなってしまいます。
女性のほうも婚活の最初段階では複数の男性と会うわけですから、次回の予定がよくわからない男性の優先順位はどんどん下がってしまいますよね。結局その時に次回を見通せない受け身男性では女性の心をつなぎとめておくことができません。
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6.そもそもメールなどが来ない
Two Men, Graffiti / kohlmann.sascha
最後、メールやLINEなどメッセージを送らない男性は明らかに受け身です。婚活パーティなどでカップリングしても、せっかく交換したメールアドレスにメールが来なければそれで終わってしまいます。
通常男性のほうから積極的に(しつこくない範囲で)メッセージを送り、女性をリードして会うまで持って行かないといけないわけですが、受け身男性だと「今日はありがとうございました」で終わってしまいます。
「今度会いませんか」「何が食べたいですか?」などをメールで聞けないとその時点で終わりということに受け身男性は気付いていないのです。
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受け身男性=ダメな男性というわけではないです
本当に好意があるならばあなたがリードしてもいいです!
ここまで「受け身の男性はダメだ」というニュアンスで書きましたが、もちろん受け身の「草食男子」であっても素晴らしい人は大勢います。
ただし、婚活というルールで戦う男性だと受け身の人は他の部分でも「?」という場合が少なくないから気を付けてくださいという話になります。
もし実際にお会いしてその男性が魅力的で価値がある、でも受け身だということであればあなたがリードしていけばよいのです。あくまで受け身かどうかは選考ポイントの1つにしかすぎません。
アクティブでスマートな男性は浮気をするかもしれませんが、受け身男性は浮気をすることはできないでしょう。この角度から考えると、受け身男性のほうが「大丈夫」ということですよね。
色々な角度から品定めできるのが婚活の良いところだと思います。