双方の親へ結婚の挨拶に行くなら知っておくべきマナー
結婚への最初の難関をクリアしよう!
すでにお互いの親たちに紹介し合っていたとしても、改めて結婚の挨拶をする場合には、緊張して当たり前。
そのようなときには、手順確認をしておくことをおすすめします。手順さえばっちり頭に入れておけば、ヘマを最小限に止めることができるでしょう。
予習復習をバッチリにして臨めば、「こんないい人と結婚すれば将来は安泰だ。」と、両家の親御さんたちから太鼓判を押してもらえるのではないでしょうか?
そこで今回は、双方の親たちへ結婚の挨拶をするときの手順についてご説明したいと思います。
お互いの親への結婚挨拶の手順はこれでバッチリ!
1.親に付き合っている人がいることを前もって報告しよう
未だに付き合っている人がいることを親に伝えていない。もしもそんな人がいるなら、いますぐにでも自分の親に、真剣にお付き合いしている人がいることを伝えるべきです。
また、結婚の挨拶をするギリギリになって、親に付き合っている人のことを初めて話す人もいますが、これも完璧にアウト。
いい歳になって自分の親から大目玉を頂戴したくない、もしくは親の寿命を縮めたくないのであれば、必ず余裕をもってお付き合いしている人のことを伝えるようにしましょう。
2.挨拶に行く日を決めよう
ちゃんと両方の親に真剣にお付き合いをしている人がいることを伝えたら、今度は結婚の挨拶に行く日を決めましょう。「休みの日ならお父さんもお母さんも家にいるし。」と、二人で勝手に決めるのはよくありません。
まずは親の予定を尋ねてみるべきでしょう。両親の予定が開いている日に結婚の挨拶をする了解を得るなら、二人とも常識のある大人とみなしてもらえるはずですよ。
3.結婚の挨拶に行くときの服を揃えよう
「カジュアルな格好で構わないから。」と、両親に言われたとしても絶対にそれを鵜呑みにしてはいけません。お互いの親に結婚の挨拶に行くのなら、男性はスーツ着用、女性はエレガントかつ清楚なワンピースがテッパンです。
もしもぴったりくる服装が自分のワードローブにないのであれば、結婚の挨拶のための衣装を事前に購入しておくようにしましょう。
4.ハズさない手土産を選ぼう
DIY Birthday Bows / Berries.com
お互いの家を訪問するときには、必ず手土産を持参するのが常識です。たとえパートナーのご両親と気心が知れている仲であったとしても、結婚の挨拶に行く際には手ぶらでは失礼に当たります。
手土産の予算的には、安すぎず高すぎずの3000円~5000円くらいまでのものがベストでしょう。
パートナーにどんな手土産が喜ばれるのかを事前に聞いておくか、デートの際などに一緒に手土産を選ぶなようにすれば、ハズさない手土産を選ぶことができるのではないでしょうか。
5.遠方へ結婚の挨拶に行く際には宿泊先を押さえておこう
日帰りできる距離ならば宿をとる必要はありませんが、日帰りではハードスケジュールすぎるというほど遠方の場合には、宿泊先を押さえておく必要があります。
もしかすると、彼氏彼女のご両親から実家に宿泊するように言われるかもしれません。しかしそのような場合には、きちんと宿泊先を予約していることを失礼のないように伝えましょう。
そうすれば、身持ちの堅い、しっかりした人だという良い印象を与えることに成功するかもしれませんよ。
6.彼女の家から結婚の挨拶に伺うのが基本!
最近ではどちらの家からでも、都合のいいほうから挨拶に伺うのをよしとするご家庭もあるようです。しかしながら、基本的には彼女の家から先に、結婚の挨拶に訪れるべきだということを覚えおきたいものです。
お嫁さんをもらう側として、男性がまず彼女の親に結婚の挨拶をするのは、物の道理からすれば当然のことなのではないでしょうか。
もしも彼氏の親のほうから先に結婚の挨拶をしてしまったのであれば、女性側の親の立場がありません。そうなってしまうと、まるで「事後承諾」のような形になってしまう恐れがあります。
そのため、お互いの親のプライドを尊重したいのであれば、昔から行われてきたのと同様に、結婚の挨拶に行く順序を守ったほうがよいと言えるでしょう。
7.彼氏の家に結婚の挨拶に行こう
女性側の両親に対する結婚の挨拶を無事に済ませた後は、男性側の両親への挨拶を行いましょう。
結婚報告の50%はやり遂げたことになるため、少しは気が楽なのではないでしょうか?とは言っても、まだまだ気を抜くことは許されません。
男性の家に結婚の挨拶に行く時間帯に気をつけるなど、ごくごく小さなことにも注意を払う必要があります。できることなら食事の面倒などを掛けないように、昼時や夕食時は避けるのが賢明でしょう。
早朝や夜の時間帯なども避けるべきであるため、結婚の挨拶に伺う時間帯としては、午後2時から午後3時の間がふさわしいかもしれません。
しかしもっとも良いのは、女性の親、そして男性の親のもとへ結婚の挨拶に伺う場合には、相手の親の都合のよい時間帯に合わせることでしょう。
親に結婚の挨拶に行くのは結婚への通過儀礼
最大限に魅力的な自分を演出しよう
「ありのままの自分を知ってもらいたい。」と思うかもしれませんが、双方の親のもとへ結婚の挨拶に伺う場合には、ウソの自分でもいいので「きちん」とした人であることを印象付けるようにしましょう。
自分らしく振舞うのは、この際脇に置いておくべきでしょう。あらん限りの魅力を振り絞ってベストな自分を演出すれば、結婚の許しをもらうことができるに違いありません。
親が結婚に反対していたとしても、結婚への挨拶は行うべきです。そのようなケースでは、二人の結婚を認めてもらえるように、誠実さと真摯さが伝わるような挨拶をするようにしましょう。
結婚の挨拶なんていまどき古臭いと思う人だって中にはいるでしょうが、これは結婚への通過儀礼のようなもの。しっかり手順を頭に入れて、準備万全で臨むようにしたいですね。