バツイチという要素をポジティブに変える
前向きにその理由を説明できることが重要です
どうしても、男女共ですが結婚をする場合は「初婚」ということにこだわりがある人が多いのは事実です。アンケートとっても、「初婚でなければいけない」とう割合も高く、最初から「選考の対象外」とされてしまっているケースもあります。
加えて、「子持ち」と言う要素が加わりますので、いきなり女性側は自分が産んでいない子供を育てることになってしまいます。どのくらい、その子に慣れているのでしょうか。逆に、子供のほうも知らない女性がいきなり「お母さん」としてくるわけですので、拒否感やストレスなども大きくなってしまいます。
いきなり紹介するのではなく、男性が間に立ち、時間をかけて両方の隙間を埋めていくことが重要です。過去の経緯も鑑みて、慌てずに落ち着いて、かつ、機微を逃さない姿勢で婚活していくことが大切です。
それを前提に、バツイチ子持ちでも婚活を成功させて、結婚に至るテクニックについて考えていきたいと思います。
結婚するための7つの技
1.バツイチになった理由を正直に話す
Man / kohlmann.sascha
まず、相手が最も疑っているのが、「バツイチ」=「その人に問題があるのでは?」ということだと言えます。ここは、隠さずに正直に理由を伝えましょう。
前妻と死別してしまった場合は、説明はしやすいと思います。問題はそれ以外の離婚したケースです。ご存知のように、離婚原因の1位は性格の不一致です。どちらに問題があったのか、新しく結婚したい女性は知っていません。
100%前妻が悪い、ということにしてしまいがちですが(嘘も方便ですが・・・)、却って信頼されません。ある程度、自分にも非があり、こうなってしまったが深く反省し、繰り返すことはないということを強く、根気よく訴えたほうが相手に響きます。
2.子供の育児を積極的にする姿を見せる
子供がいますので、その子供に対して素晴らしいお父さんであることを、機会があれば積極的にアピールしましょう。父親として問題があるということをイメージさせてしまうと、絶対にうまくいきません。
親として十分に責任を果たすことができる人間が自分であり、結婚後も変わらないということをアピールすることが大切です。
3.前妻との関係を整理して説明する
Opposites / pjan vandaele
死別ではない場合、前妻との関係が焦点になります。慰謝料が発生しているのか、その支払額、今でも会うことがあるのか、前妻の家族と自分との関係など、包み隠さず話しておいたほうが賢明です。
例えば、前妻の父親が会社の上司だった、前妻と今でも同じ会社に勤務している(職場結婚だった)といった場合では、離婚してからも何らかの形で関係が続くことになります。そうしたことを伝えないと、何かの時にばれて、関係がこじれてしまう可能性があります。ここでもやはり、誠実さが大切です。
4.変な癖がないことを示す
三社祭 浅草、東京。Sanja Matsuri / Ari Helminen
これも誠実さと関係していますが、離婚した経験のある男性を見る女性の目は、厳しいものになっています。
金遣いが荒い、ギャンブル依存症、大酒のみ、DV・・・、ネガティブな要素をどうしても想起してしまいがちです。そういう要素がないことを積極的にアピールしましょう。
万が一、それらが原因だったのあれば、例え再婚しても同じことを繰り返してしまう可能性が高いです。その癖の克服をまず優先させてください。
5.経済力があることをアピールする
Smiling businessman / citirecruitment
子供を育てているわけですから、ある程度の収入があると思われます。経済力は女性が男性に求める結婚条件の中でも、かなり上位に来る項目です。
実際の収入はどうかわかりませんが、バツイチで婚活をする際には、ご自身の経済力が大きなポイントになります。言い方は良くないですが、経済力で女性を釣らないと、他のマイナス要素を払拭することができません。
自分は年収どのくらいあるのかをしっかりと把握してください。年収によって婚活のやり方や、入会する結婚相談所なども変わってきます。これは改善が難しいので、今ある自分をどう受け入れて、「市場」をどこに求めるのか、ということになります。
6.結婚相談所選びに意識する
Businessmen shaking hands / reynermedia
色々なタイプの結婚相談所が存在しています。大手の結婚情報サービスなどでは会員数は多いのですが、登録項目、あるいは検索項目に離婚歴の有無や、子供の有無の欄があり、嘘はつけません。
実際は、これらに該当する人を希望しない人が多数です。逆に考えると、「それでもいい」という人も見つけやすいのですが、地方などではほとんど存在しないこともあり、効率的ではないかもしれません。
結婚相談所の中には「再婚専門」「再婚者向けコース」などを持っているところがあり、こうしたところでは、経験豊富な専任アドバイザーなどが独自のルートで、相手を紹介してくれるかもしれません。
そうした専門分野に特化した結婚相談所を使って、婚活をするというのもバツイチでも結婚するための近道になります。当然、そこに登録している人は、バツイチ(or子持ち)であってもOKな人たちですので、それが理由で断られるということはありません。
7.基本的なことですが愛情と熱意
Family Photo, Fall 2009 / Annie Mueller
これは言うまでもないことですが、結婚するわけですので相手の女性に対して、愛情と熱意を持つことが大切です。愛があれば、不利な条件を覆して結婚できた例はたくさんあります。「恋は盲目」状態を好意的に捉えて、相手の女性を自分の虜にしましょう。
バツイチということは、少なくとも結婚できたわけですよね。結婚相談所や婚活市場で苦しんでいるのは、どうやっても結婚まで持ち込めない男性たちです。
こうした男性たちよりも、婚活のスキルや経験、実績は確実にあるのですから、自信をもって行動してください。少なくとも、過去にあなたを愛してくれた女性がいたわけです。
当たり前のことも含めて、以上の7つのテクニック、ポイントを意識することによって、この状態でも結婚につなげることができると思います。
2回目を繰り返さないためにできること
お子さんと新しい妻への責任をもってください
死別などやむを得ない場合は除いて、離婚によってバツイチ子持ちになってしまった原因は、女性側に100%あるということは稀だと思います。どんな関係であれ、どちらかが100%悪いというものではなく、協力し合ってより良い関係を構築していくのが、夫婦であると思います。
まして、お子さんがいらっしゃるのですから、責任は2人だけにはとどまらないことになります。悲しい思いをさせないためにも、次の結婚は成功させるという、強い意志と覚悟が必要になると言えます。
最近の結婚相談所などでは、再婚の不安や疑問に対して、カウンセラーがアドバイスするところもあると聞きます。ご自身一人で考えるのが大変なようでしたら、それらを活用するのも1つの方法だと思います。
ともかく、次の夫婦関係が上手に行って、幸せな家庭を築くことができれば、これまでの不利な環境からリベンジできます。あきらめずに、この状況を跳ね返すような活躍と、自信を取り戻すことを期待します。