その告白、本当に今がベストタイミング?
告白は最後の仕上げに過ぎない
告白したい相手がいること、素晴らしいですよね。相手のことばかりが頭に浮かび、ずっと自分のそばにいてほしいと願い、胸がときめいていてもたってもいられない…。
でも、そんな時こそ頭をクールに。気持ちはわかりますが、自分の気持ちでいっぱいな時は、成功のハードルを自ら高くするようなものです。
告白は、それだけで関係を変えてしまうインパクトがあるだけに、最後の仕上げくらいに捉えた方がよいでしょう。特に社会人の告白は、社内外の人間関係のトラブル等のリスクをはらんでいるだけにタイミングも難しいもの。
そんなリスクをとってでも告白したい相手です。できればOKしてもらいたいですよね。
社会人にとって告白に良いタイミングとは?ここでは、絶好のタイミングを自分で見極め、作り出すという切り口であなたに提案したいと思います。
見極め、作り出す!告白が成功する7つのタイミング
1.あなたが相手を思いやれているとき
自分の気持ちでいっぱいのときは、相手不在の告白になりがちです。二人の温度差を無視して「好きです。付き合ってください」と言っても、相手の重荷になる可能性大。
学生時代はそれなりに成功することもありますが、社会人になったら相手を思いやる余裕が欲しいところ。
あなたが、
- 告白しないと自分が苦しい
- とにかく気持ちを伝えたい
- 玉砕覚悟
という状況のときは辛くてもグッと堪えましょう。
「あなたが、相手を思いやれているか状況か?」今がベストタイミングかを見極める「きわめて」重要なポイントです。
2.プチ告白の積み重ねで親密さが増したとき
プチ告白とは、「好きです。付き合って下さい」ではなくもっとライトな自己開示のこと。たとえばこんな感じです。
「この間実はちょっと参ったことがあってさ。そんなときに限って◯◯さんが屈託無くお菓子くれたりするから天使に見えたよ」
「部長がプレゼンする日、のど飴買ってきてたでしょ。ああいう気遣い、さすがだなって密かに尊敬してるんだ」
いかがでしょう。普通の告白より受け入れやすくはないでしょうか。
そもそも恋愛において、「告白」と「交際の申し込み」をごっちゃにしている人が多いのですが、はっきり区別するのが成功のコツ。
プチ告白は何の申し込みもしていないので、相手に返事をさせる負担をかけません。交際の申し込みは、プチ告白の積み重ねで親密さを増したタイミングで行いましょう。
3.仕事で彼女のミスをカバーしたとき
あなたが彼女にいいところを見せた時は、関係を一歩進める絶好のチャンス。社会人だからこそ見つけやすいタイミングです。
彼女が何かミスした時、トラブルにあった時は、あくまでもビジネスマンとしてしっかりカバーしてください。職務上カバーしきれない場合も、小さいことで良いので手助けすること。
ただし、「カバーしてあげたんだから付き合って」というのはいただけません。彼女の中であなたの株が上がっている間に、1、2で彼女の心が温まってから告白してみましょう。
4.彼女が落ち込んでいるとき
女性の心に隙ができやすく、誘いを受け入れやすいタイミングです。そこにつけ込むわけではありませんが、成功しやすいタイミングの一つ。
さらに、普段からプチ告白で親密さを増していれば、彼女もあなたに心を開きやすくなっているはず。あなたの前で弱さを見せた時は、特に良いタイミングと言えます。
ただ、落ち込んでいる真っ最中にいきなり告白するのはNG。ここでも、彼女の気持ちを主体に考えることが重要です。少し気持ちが和んだ頃を見計らって伝えてみましょう。
5.仕事がひと段落した時
忙しい時は「後にして!」と言われるのがオチです。多忙な時は普段より心理的負荷を感じやすく、あなたの告白を「重い」と思うことも。また、配慮のないタイミングは、あなたの社会人としての資質も疑われかねません。
しかし、一つのプロジェクトがひと段落した時は、心理的にも肉体的にも開放感があり、心に余裕が生まれています。相手をねぎらい、聞き役に徹した後、プチ告白で気持ちのギャップを埋めていきましょう。交際の申し込みはその後です。
6.恋人のビジョンを見せたあと
ちょっと高度ですが、プライベートな関係にシフトするキッカケを作るのが、会話や態度で未来のビジョンを見せること。一緒に過ごす日々を彼女に想像させることです。
「帰りに古書店によってくよ。前から探してた本があるらしくて。昔の本が好きでたまに覗きに行くんだ。」
「川の近くで育ったからか窓から水辺が見えると落ち着くというか。自然がそばにある生活っていいよね」
「その店、ケーキがあんまり美味しそうでさ。大の男が1つだけ買うのもなんだから、代表で買いに来ましたみたいな顔して2つ買っちゃった。いや、ほんとにうまいんだよ。」
「この間はありがとう。お礼っていうのもなんだけど、ここは奢らせてよ。」
こうした感性、味覚、行動パターン等を匂わせる発言やふるまいが、あなたと恋人になったときの日常を想像させるのです。相手が具体的に二人の未来をイメージしたとき、心の距離は実際に近づいています。
7.フラれてもへこたれず口説いたら、まんざらでもないとき
たとえ一度は断られても、へこたれずに口説くことが肝心。あっさり引き下がり、次の人を追いかけるなんてことはもってのほか。女性社員のネットワークを甘く見てはいけません。
とはいえ、食いさがったり、粘ったりするのは相手が重くなるのでご法度です。あくまで「へこたれない」明るさ、タフさをもつことです。
そんなあなたの態度に、相手の印象が変わることは十分ありえます。ちょっと反応が変わったなと感じたら、プチ告白で一押し、二押ししてみましょう。
どんな時も自分の思いだけで突っ走らないこと
タフさ、思いやり、情熱を武器に
7つのタイミングはそれぞれ単独でも効果的ですが、成功を後押しするすべての基本は「相手主体」に考えること。そして、この人は私のことを本当に思ってくれている、と心を動かすのは、思いやりと情熱、そしてタフさです。
出会ってすぐに「好きです。付き合ってください」にジャンプして良いのは学生まで。社会人のあなたはタフに、そして思いやりと情熱を持って告白に臨んでくださいね。成功をお祈りします!