大手結婚相談所と個人経営の中小規模結婚相談所の違い
大手だから会える会員が多いということはありません
結婚相談所は大手だから会員が多くてたくさん会えるということはありません。
連盟という会員データベースを共有する仕組みがあります。会員が入会すると結婚相談所連盟のデータベースに会員のプロフィールを登録し、それを見た異性から申込されたり、自分で探して申込んだりするのです。
連盟は10ぐらいあります。IBJ・コネクトシップ・JBA・良縁ネット・TMS等が有名です。
同じ連盟に加盟しているのならば、大手結婚相談所でも個人が運営する小さな結婚相談所でも会える会員数に違いはありません。
大手結婚相談所の特徴
担当者の社員研修もあり、お客様センターもあるので安心
大手の結婚相談所の仲人・担当者はみんな社員です。実際に婚活サポートをする前に、研修もしていますし、会社組織でやっているので個々の担当者の上には上司もいます。
婚活は担当者との相性も大事です。大手ならば1店舗に複数の仲人が在籍しているので、もし担当者と相性がよくない場合は担当者の交換をお願いすることもできます。
上場企業もありますし、問題が多い人を採用することはないので、サービスレベルは一定に保たれています。
便利な場所に店舗がある
大手の結婚相談所は、東京なら銀座、新宿、名古屋なら名駅、栄、大阪なら梅田と便利な場所に店舗があります。通勤途中に立ち寄ることもできて便利でしょう。
結婚相談所は入りにくいと感じる方が多いため、同じフロアに他のテナントがないなどこっそり来店できるようになっています。
結婚相談所は料金も高く、気軽に入会する方はあまりおりません。入会を検討している方は、いろんな結婚相談所の話を聞きに行くことが多いです。
なお、大手結婚相談所は入会前相談の担当者と、入会後の担当者は別であることがほとんどです。説明してくれた人が印象がよくて入会してもその方が担当するわけではありません。
大手結婚相談所の料金は二極化
一等地に店舗があることが多いため、大手の結婚相談所の料金は高めです。
しかし、近年店舗の家賃を節約しているリーズナブルな大手結婚相談所も登場しました。リクルートが運営するゼクシィ縁結びエージェントは、結婚式場案内のゼクシィと同じ店舗で始まった結婚相談所でした。入会金3万円でゼクシィ縁結びエージェントはリーズナブルです。
エン・ジャパングループが運営しているエン婚活エージェントは店舗がなく、登録も相談も全てオンラインで完結し、さらにリーズナブルで登録料10,780円、月会費14,300円です。
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個人が運営している中小規模結婚相談所の特徴
結婚相談所開業は簡単にできるので個人型はサービスレベルがピンキリ
結婚相談所は資格がなくても、未経験でも始めることができます。退職して始める方もいれば、副業でやっている方もいます。
個人が運営している中小規模の結婚相談所の多くは、結婚相談所の売り上げだけで生計を立てているわけではないようで、ほとんどが会員5人以下のようです。
大手の結婚相談所が担当者1名で何十人もの会員を受け持つのに対し、会員が少ないのが特徴です。
ただし、パート感覚や老後の暇つぶし感覚で運営していれば会員が少ないからと言って、手厚いサポートではないかもしれません。
個人が運営している結婚相談所のレベルはピンキリですが、大手の結婚相談所よりアドバイスの質が劣るところの方が実は多いのです。プロフィール作成も、1年で10人以下の仲人より、1年で何十人のプロフィールをつくっている方の方が経験数も多く、異性に受けがいいプロフィールの傾向もつかんでいます。
例えば、コロナ禍の時に、パソコンが苦手だからといってオンラインお見合いをなかなか導入しない個人運営の仲人もいました。大手であればzoomの練習もするので、一斉にオンラインお見合いに対応していました。
ターゲットを明確にして差別化している中小結婚相談所もある
医療業界向け、SE向け、ぽっちゃり向けといったターゲットを明確にしている結婚相談所があります。
大手の結婚相談所でももちろん看護師の会員もいます。「お仕事は看護師だそうです」だけのプロフィールより「訪問看護の看護師をなさっており、夜勤はなく土日はお休みだそうです」と紹介されているプロフィールの方が会ってみたいなと思う人が増えます。
看護師の婚活に必要なサポートが得意ならば、そうした結婚相談所を利用するのはよいかもしれません。担当者も元医療業界出身であればより業界の事情には詳しいでしょう。
有名なのはオタク向けの結婚相談所「とら婚」です。アドバイザーも全てオタクだそうです。婚活のプロフィールにどこまでオタク趣味を書くのか、服装面のアドバイスなども行っているそうです。
創業4年で成婚者が400名もいるそうです。すごいですね。
大手が出店しない郊外・地方にある地域密着結婚相談所
大手の結婚相談所が店舗を構えるのは、都会と地方でも政令指定都市など規模が大きな街です。
なので、地方に住んでいると大手結婚相談所が近くにない場合もあるでしょう。
遠くの大手結婚相談所に入会されるよりも地元密着の中小規模の結婚相談所を利用したほうがよいかもしれません。地元の結婚相談所同士のつながりで、近隣の会員を紹介してくれるかもしれません。
地方にある結婚相談所はほとんどが複数の結婚相談所連盟に加盟していることが多いです。都会ならIBJだけでも相手は探せるのかもしれませんが、地方になると加盟している連盟が1つだけでは近くに住んでいる会員がほとんどいないかもしれないためです。
中小規模の結婚相談所だからこその手厚いサポートを提供している結婚相談所
ホームページなどを見ると、中小規模の結婚相談所は「手厚いサポート」「アットホーム」と書いてあると思います。
でも会員目線で本当に手厚いサポートかどうかはわかりませんので、具体的に何をやっているのか聞きましょう。大手ではなかなかやっていない手厚いサポートの事例として
- 洋服選びに付き添いお見合い用の服を選ぶ
- 婚活の写真撮影に付き添い写真選びも一緒に行う
- LINEで相談ができる
- お見合いに同席してくれる
- 自分を「お気に入り」に登録してくれた人がいたら教えてくれる
こうしたことではないでしょうか。
大手の結婚相談所であれば、クレームの原因にもなりますし身だしなみ・服装に問題があってお断りされている人でもあまり身だしなみ・服装のことはほとんど指摘しません。
もし、身だしなみや服装面のアドバイスをして欲しいのなら、おしゃれで婚活世代に近い年齢の仲人がいる結婚相談所を選ぶとよいでしょう。
過剰な干渉を好まないのなら大手結婚相談所
婚活の助言は、時によって傷つきます。不要な人にとっては余計なお世話なのです。
アドバイスが干渉しすぎと感じるか、ありがたいと感じるのかそこは人によって異なると思います。あまり干渉されすぎるのは好まない場合は、大手結婚相談所がオススメです。
値段で迷うのならば、まずはエン婚活エージェントの様に安い結婚相談所に試しに入会してみてはいかがでしょうか。そこでよいご縁があるかもしれませんし、そこでサービスに物足りなさを感じたら、必要なサポートを提供している結婚相談所に乗り換えするのがおすすめです。
自分に必要なサポートが何かわからないまま「なんとなく大手だから安心かも」「高いからいい所かも」と思って結婚相談所を決めないほうがよいでしょう。