告白して女性からOKをもらう秘訣
『影響力の武器』なぜ、人は動かされるのか？
あなたはロバート・B・チャルディーニの『影響力の武器』をご存じだろうか？
超有名な本なので大型書店に行けば必ず売っているであろう450ページ以上の分厚い本だ。定価は2,800円もする。読了するまでどのくらいの日数を要するのか、いつまでたっても読み進まない感覚は途中で嫌になる。しかもこの本は1度読んだくらいでは到底理解できない奥深さがある。私は何回も読むことで本の良さを引き出している。
ちなみに『影響力の武器』は『影響力の正体』というタイトルでも販売している。こちらはAmazonのkindle版があるので本の分厚さは気にならない。
なぜ今回『影響力の武器』を取り上げたかというとこの本は「承諾」についての人間心理のメカニズムを解明しているからだ。それが婚活において女の首を縦にふらすという苦労をいとも簡単に突破してくれる魔法になるからである。
本書では６つの魔法を紹介しているが、今回は3つのみ取り上げてみた。（他を知りたい方は書籍を参照）
- 「返報性の魔法」
- 「一貫性の魔法」
- 「好意の魔法」
おそらくこの3つがあれば十分だ。さぁ本題に入ろう。
婚活で出会った女性に告白してOKを得る３ヶ条
１）返報性の魔法
返報性の魔法は恐ろしいほどの力があり、相手がこちらの負い目を感じていなければまず断るであろう頼み事をしても、たいてい「YES」と言わせてしまうのです。
と文中には書いてある。どういうことなのか？『人は恩義を売られると返せずにはいられなくなる』ということらしい。人間とはそういう心理をもつものだ。これが返報性の魔力の正体だ。
例えば、あなたがお見合いの場でお茶代を気前よくご馳走したとしよう。この時点でその女は「ご馳走された」恩義を感じているので男の要求を無下に断ることはできない。
例えば、あなたが2回目のデートの際に手土産を持っていくとしよう。高価なものは不要だ。1,000円程度の「近所の和菓子」でいいだろう。これを渡した時点で女はあなたに恩義を感じるようになる。よってあなたの要求を無下に断ることはできない。
このようにちょっとした恩義を売る。さすれば相手は恩義を返さないわけにはいかない心理が働くという。これが“返報性”という名前の所以だ。
私の事例
私も振り返るとこんなことがあった。数年前、知り合ったばかりの女がいた。2回目に会った日がたまたま彼女の誕生日1週間前だった。前祝ということで「どんなプレゼントが欲しい？」と聞くと彼女は「なんでも良いよ！」というので“下着”をプレゼントした。その1週間後にどうなったかは想像がつくだろう。
返報性の魔法を使ってみよう。効果は抜群だ！悪用はしないでほしい。
２）一貫性の魔法
最後に断るより、最初に断るほうが簡単だ
とレオナルド・ダ・ビィンチをして言っているように一貫性の魔法から逃れることは何人たりともできない。人は自分自身の行動、発言、態度、信念、価値観などにたいして一貫したものとしたい心理が働いているのだ。
簡単に説明すると、人は一度「YES」言うと「NO」を言い難くなるのだ。これは商談の手ごわい相手だろうが、目の前にいる美しい女であろうが同じだ。とにかく一度「YES」を引き出された相手はもう「NO」は言えなくなる心理が働く魔法なのである。
これを女とお見合いやデートの場で使うには、とにかく「NO」を言わさないこと。思わせないことだ。もし女の頭の中に「NO」が浮かんが瞬間にそれ以降は「NO」のイメージが頭から離れなくなる。どんな些細なことでも構わないし、本題から外れた話題でも良いので「YES」しかイメージできない話題をもちかけることだ。
事例）ドライブに行く先を決めるとき
例えば、今日が快晴でドライブ予定の日だったとしよう。
男：「今日はいい天気だよね！」
女：「うん。いい天気ね」
男：「湘南方面の海と那須方面の山ならどちらへ行きたい？」
女：「う～海かな～」
男：「OK！今日の天気じゃ海は気持ちいいだろうね！」
女：「うん。そうですよね！」
例え話なので単純だが、上記の流れは1分くらいの会話だが、女から“２つのYES”を引き出している。こうすることで女の頭の中には「YES」のマインドに変わっていくのだ。一貫性の魔法は恐ろしい。
３）好意の魔法
人は自分に似た人に好意を抱くという心理が働く。考え方や性格、家庭環境、ライフスタイルなど、いずれが似ていても魔法は効力を発揮するのだ。
であれば、あなたが婚活の場で行うことは簡単だろう。つまり女の真似をすればいいのだ。その女の話し方や雰囲気、姿勢をできるだけ真似をする。そうするといい結果につながりやすい。こんな単純なことを見過ごしてしまうとまとまる話もまとまらなくなる。
共通点を探すことも効果的
また、共通点を探すこともとても効果的だ。出身地が同じ、実は同学年、自分も相手も長男（長女）、という事実を知っただけで、妙に親近感を持ったことはないだろうか？
共通点は多いほど良い。そのため、持っている物、最近興味のあるもの、テレビの視聴の仕方、スマホの機種、家族構成など、なんでも良い。ポイントは少し強引でも共通点に持っていくとうことだ。
例えば、最近見たテレビ番組は何か？という話題で、最近は忙しくて見ていない、という答えの場合に話が途絶えることがある。そういったときに、「俺も、最近はテレビ見る時間なくてさー、同じだね！」と言ってみては、いかがだろうか？テレビを見ていない、という事実も立派な共通点なのである。
告白する前に、3つの魔法を掛け算的に使え！
3つかけ合わさった時に最大の魔力を発揮
さてここからが本題だ。
この3つの魔法を一つひとつでも素晴らしい威力を発揮するが、3つかけ合わさった時に最大の魔力を発揮できる。どういうことか？3つは足し算ではなく掛け算として考える。
現在のあなたが持つ書く魔法のパワーを1と仮定しよう。これを掛け算すると。以下に公式になる。
返報性の魔法（1）×一貫性の魔法（1）×好意の魔法（1）＝1
公式は掛け算だから、各魔法を2倍や3倍にパワーアップしなくても効力は増す。仮に0.1の積み上げの場合は
返報性の魔法（1.1）×一貫性の魔法（1.1）×好意の魔法（1.1）＝1.331
と掛け算だから複利的に魔力が増すのである。
ぜひ「返報性の魔法」「一貫性の魔法」「好意の魔法」を同時に使ってみよう。あなたの目の前には首を縦に振る女が現れるであろう。