結婚相談所は結婚させてくれるところじゃありません
婚活セミナー講師が結婚できない人の特徴を解説します
はじめまして。私は恋愛コンサルタントとして活動し、大手結婚相談所でも婚活セミナー講師を行っております。
私自身は結婚相談所を運営しているわけじゃないのですが、結婚相談所に登録していてうまくいかない方については会員からも結婚相談所側の方からも様々な話を聞きます。
そこで今回は、結婚相談所に登録しても結婚できない人の特徴を解説します。多くの方は「若くない女性は結婚できないんでしょ」「収入が高くない男性は結婚できないでしょ」と思われがち。
でも20代で登録したのに結婚できない女性がいたり、50代で半年で成婚退会する女性がいるのも事実です。年収が高いのにずっと結婚できずに10年以上婚活を続けている男性もいて、結婚できるかどうかの差を分けるのは年齢や年収ではありません。
結婚相談所に登録しても結婚できない人7つの特徴
登録して婚活しているつもりになり活動しない人
大前提ですが、結婚相談所は登録すれば結婚できるわけじゃありません。登録するまでも独身証明書を取り寄せたり、写真撮影したりけっこう手間はかかります。
手間をかけお金を払って登録して、それで婚活しているつもりになってしまう方がおります。
婚活実態調査2018(リクルートブライダル総研調べ)によると、結婚相談所に登録したけれども結婚していない方の活動頻度を調べると21.8%は半年に1日以下なのです。
動いていないのですから結婚できるわけがないですよね。
結婚相談所に登録するのは、ゴールではなくてスタート地点に立っただけなのです。
お客様感覚で「ありのままの自分」を受け入れてもらおうとしている
結婚相談所の方にお聞きすると、結婚相談所は登録して人気がある男女は登録後すぐに申込が3桁に達することもあるそうです。その中で実際にお見合する方を選んでいくそうです。そして、人気がある方はあっという間に卒業していっちゃうそうですよ。
婚活は「お客様感覚」になってしまってはいけません。買い物ならば、買えるかどうか予算と相談するだけですが、結婚は相手にも意思があるのです。
結婚相談所に登録しても結婚できない方は、相手の立場にたって結婚するメリットを伝えるという意識がなく、自分の希望ばかり言う方です。
考えてみて欲しいのです。みんな週5で働いています。休みの日だって家の中の事や趣味とかやりたいことはあり、限られた時間の中で婚活をなさっているのです。「会ってみてから考えよう」ではなくて、会うかどうかの時点で選別されるのです。
同じぐらいの年収、同じぐらいの学歴だったら実家暮らしと一人暮らしの方をどちらを選びますか?喫煙者と禁煙者ならどちらを選びますか?写真が笑顔の方と、真顔の方ならばどちらに会ってみたいでしょうか?
お金を出してお客様感覚になって、自分が選ばれる側ということを忘れてしまう方はなかなか結婚が難しいでしょう。
学生時代から服装が変わっていない人
男女ともに、なかなか婚活が苦戦する方は外見の印象がよくないです。別に顔立ちやスタイル・体型のことを申し上げているわけではありません。
服を買うお店、髪型が20代かわ変わっていなくて、幼いのにおばさん・おじさんなのです。
学生であれば、パーカーで参加したコンパで恋人ができることもあるでしょう。でも30代40代が初対面の人に会うのにパーカーとか、ビーズが付いたニット、チェックのシャツではだらしないとしか思われないでしょう。
女性であれば、「ナチュラルメイク」と「手抜きメイク」を勘違いしている方も多いです。28歳以上ならば、メイクは習った方がいいでしょう。
若い時から同じアイメイクで気合をいれるほど時代遅れであったり、「きちんとしよう」と思ってファンデーションを塗りすぎている方が多いです。ナチュラルメイクはコンシーラーを使ってクマやほうれい線を消し、ファンデーションはごく薄くするのが鉄則です。
結婚相談所でも外見・服装・メイクの指摘はしません。クレームになるからです。もし、ご自分の外見が心配な方は「結婚したいのでアドバイスをください。私の外見ってどこか直した方がいいですか?」と担当者に聞いてみましょう。
親と一緒に婚活をしている人は結婚できない
親向けに婚活相談を行っている結婚相談所も多いです。親に言われて婚活を始めるのはよくあることなのですが、親離れができなさすぎる方は結婚できません。
親にデートプラン相談している男性、お見合い写真撮影に親同伴で来る40代、結婚すべきかどうか親が気に入るかどうかで決めるアラフォー等、結婚相談所には親離れができない方が大勢おります。
二世帯住宅を建てて婚活している方もおりました。それはもうその家に住むという前提ですよね。
仮にご結婚したとしても、実家依存度が高すぎると結婚生活はうまくいきにくいでしょう。
精神的に経済的に親からの自立は必須です。もしも、ご縁があったとしても、結婚式をどうするか、結婚してから家を買うかどうか、様々な決断の場面で自分より先に親に相談する相手と信頼関係を築いていけますか?
相手の悪い面ばかり探す人は結婚できない
婚活するほど、相手に対しての条件が増える方がおります。初めは年収400万円、大卒という条件で探していたとします。
条件には会うけれども、会ってみて仕事の愚痴が多かったとします。
「仕事の愚痴を言わない人がいいな。話してて楽しくない」
年収400万円、大卒、仕事の愚痴を言わない人と条件がプラスされました。その条件に合う人とお見合いしました。2回目に会ってみることにして、連絡先交換をしたのですが、その相手からたくさんLINEが届きます。
「LINEで自然にやり取りができる人がいいな」
とまた条件が増えました。婚活するほど条件が増えていき、どんどん幸せのハードルを自分で高くする方は結婚が難しいでしょう。
いくつもの結婚相談所に登録している人
結婚相談所との相性はあります。だから1社登録してうまくいかなくてというのは分かるのですが
「あそこの結婚相談所はダメだった」
と相談所だけ悪く言う方はうまくいかないでしょう。出会いは買えても、魅力は買えないのです。ご結婚に至らなかった自分の活動を振り返って何かしら反省して、改善しないといけません。
結婚相談所は学習塾みたいな存在で、学習塾に入ったからと言って希望校に合格できるわけじゃないですよね。相談所に登録しても、自分を成長させるために努力しない方は結婚できないでしょう。
確かにおすすめしない悪徳結婚相談所もあることは事実ですが、おおくの結婚相談所は会員様全員の成婚を願って熱心に仕事をしている方が多いです。
自分の相場を知らなすぎる人は結婚できない
あちこちの結婚相談所の方からお聞きする話ですが、医者と結婚したいアラフォー女性がいるそうです。あるアラフォー女性は自分は年収300万円ぐらいの事務職。年下で年収2000万円の医者にだけ申込をしておりました。
他の人にも会ってみてはというアドバイスをしても「妥協してまで結婚したいわけじゃない」と振り切っていたとか。
あとアラフィフ以上で子どもが欲しいという婚活おじさんもあちこちにいるようです。自分のことは棚に上げ「子どもが産める30代半ば以下の女性と結婚したい」というのです。男は何歳でも結婚できて子どもを授かることができると思っているのです。
ドナルド・トランプじゃあるまいし。
不思議なのですが、この自分の市場価値を知らない方は「結婚できない」と思っておりません。「結婚しようと思ったんだけど、したいと思える人が居ないからしなかった」「自分さえ覚悟を決めれば結婚できた人もいたけど、その時は見送ったんだ」と思っていることが多いです。
自分と向き合う勇気がある方は結婚できます
結婚相談所をうまく活用してください
結婚相談所は結婚の意思が明確な方ばかりが登録していて、うまく活用すれば1年以内に結婚できる素晴らしい仕組みです。
しつこいですが、登録すれば結婚できるわけじゃありません。